うっかり連続して3時間話してしまったとすると、超過分の15分について315円が請求されてしまいます。無料だと思ってかけていたのに、料金がかかってしまっては元も子もありません。長電話をする人は、通話時間に気を付けてください。
ちなみに、例えば、通話時間が2時間になったところで一度通話を切断し、再度かけ直した場合は、0分からのカウントになりますから、さらに2時間44分は無料で話せます。長電話をする人は、2時間おきに通話を切断するなどの注意が必要です。
長電話をしないユーザーは「自分には関係ない」と思って油断をし、気が付かない間に料金が発生してしまう可能性もあるわけです。2時間45分以上の通話をするユーザーにとっては、途中で一度切断しなければならず、使い勝手が良くありません。ユーザーにとってみれば、全面的に満足ができる料金体系とは言えないと思います。
このような料金体系にするならば、ユーザーの設定で、2時間45分に近くなったら「通話が自動的に切断される」「アナウンスを入れる」「何もしない」などの処理がせめて選べるようにして欲しかったところです。
もっとも、何らかの制限なしに「かけ放題」にしてしまうと、盗聴など通話目的以外で利用される可能性もあり、貴重なリソースを一部のユーザーに無駄遣いされる恐れが出てきます。インターネットでも「使い放題」が常識になりつつありますが、その弊害もいろいろ出てきています。この辺のバランスが難しいところだとは思いますが、ユーザーが使いやすいサービスになるよう努力して頂きたく思います。
■ | ウィルコム以外への通話料も安い |
ウィルコム定額プランの場合、ウィルコムへの通話は無料ですが、固定電話や他社携帯電話へも有料で通話ができます。
通話料は全国一律、固定電話・050のIP電話へは21円/分(10.5円/30秒)、他社携帯電話へは26.25円/分(13.125円/30秒)です。ほぼ同額の基本料金のプランで比較すると、他社携帯と比べてお得です。
PHSの場合は、通話料金以外に接続料という料金が1通話毎にかかり、携帯電話と比べてデメリットになっていました。通話時間が短い通話だと価格的なメリットが低下するからです。ウィルコムでも通常の料金プランの場合1通話毎に接続料9.45円~12.6円+通話料がかかります。
ところが、ウィルコム定額プランの場合は接続料はかからず、通話料のみで通話ができます。今までのPHSの常識を覆した斬新な料金プランと言えます。