■ | 解約金も変更 |
いちねん割引は、1年間の利用を前提とした割引サービスのため、契約満了時期に満たない場合にいちねん割引を解約したり、携帯電話の契約を解約・休止した場合、解約金を請求されてしまいます。
現いちねん割引では、movaの場合1年未満3150円・5年未満1050円、FOMAの場合1年未満4830円・5年未満1680円、5年以上は解約金なしだったのが、新いちねん割引では一律3150円となります。
■解約金比較 | ※金額は税込 |
|
5年以上の長期契約ユーザーは割引率が高くなった反面、解約金が課されることになったわけです。1年以上のユーザーの場合、解約金は値上がりしています。
新いちねん割引の割引率や解約金によって、長期継続ユーザーの解約を妨げようとするのがNTTドコモの狙いと思われます。もちろん、来年度に開始される予定の番号ポータビリティー制度(現在の携帯電話番号を他社に乗り替えたときにも利用できる制度)を睨んでのことでしょう。
■ | 新料金プランに変更する必要あり |
実は、新いちねん割引と共に、NTTドコモの料金プラン・通話料金が大きく変わります。これについては別ガイド記事でご紹介しますので割愛しますが、新いちねん割引は、新料金プランを契約しているユーザーのみ適用されるので注意が必要です。
すなわち、新いちねん割引を契約したければ、現在の料金プランから新料金プランへ変更しないといけないことになります。新料金プランは現在の料金プランと比べ、必ずしもお得とは言えない部分もあり、十分吟味してから変更すべきでしょう。
新料金プランに変更しない場合、現在のいちねん割引が適用されます。また、いちねん割引に契約していない場合は、自動的に継続利用割引サービスが適用されます。
ちなみに、もっとも安い新料金プランで契約期間が10年超の場合、いちねん割引+家族割引を契約すると、基本料金1890円(無料通話分1000円)で利用できるようになります。