貯蓄

「コロナ疲れ」に負けない!削ってはいけない出費4つ

連日、新型コロナウイルスのニュースを耳にして、不安とストレスを感じる“コロナ疲れ”になっていませんか? 先行き不安になると、「出費をとにかく抑えてお金を貯め込まねば」と感じることも。でも、こういうときこそ削ってはいけない出費もあります。そんな出費を4つお伝えします。

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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心身の健康を少しでも保つための出費は大切

コロナ関連の不安なニュースが、次々と目に飛び込んできます。身の安全を考えて行動することはもちろん最優先ですが、気分が沈み、心身ともに、いわゆる“コロナ疲れ”になっている方も多いかもしれません。
 
先の見通しが立たず、不安が高まると、あらゆる出費を我慢してお金を貯め込むようになるでしょう。楽しくお金を使えない空気にもなります。でも、それでお金は貯まっても、不安がすっきりすることなく、ストレスはどんどん増えるばかり。
 
そして、ストレス解消で散財してしまったり、むやみに外に出かけて感染する可能性が高まったりしたら、元も子もありません。みんなが出費を抑えすぎると、経済停滞にもつながってしまいます。
 
我慢しすぎは逆効果。自分にとって大切な出費は惜しまずにいきましょう。

我慢しすぎに要注意。自分にとって大切な出費は惜しまずにいきましょう!


そこで今回は、“コロナ疲れ”に負けないために、削らないほうがいい4つの出費についてお伝えします。
 

1. 「推し」への出費

「推し」といっても、アーティストやアイドル、アニメだけでなく、スポーツ、趣味、偏愛していること、ずっと続けていることなど、何かしら「推しているもの」はないでしょうか。
 
今は、公演や試合の中止・延期、閉館、人が集まることの自粛などにより、思う存分楽しめていないことも多いでしょう。でも、例えばDVDやネット配信、関連グッズの購入やファンクラブ入会など、家にいながらも何かしらの出費で応援できることがあるかもしれません。
 
楽しみながら、いつか本格的に再開できる日を待つというのも心の安定につながると思います。
 

2. お気に入りのお店への出費 

飲食店やカフェ、インテリアショップ、フラワーショップ、美容院、ネイルサロンなど、お気に入りのお店はあるでしょうか。外出の自粛や在宅勤務などにより、それらの出費が減っていると思います。
 
ところが、「1」の“推し”も同じですが、多くの人に愛されているお店でも、収入が激減すれば存続できません。ある日突然お店が閉まり、「それだったら、もっと通ったのに……」と思っても後の祭り。そうなる前に、できる範囲で楽しみつつ、応援していきたいですよね。
 
飲食店ならテイクアウトを利用したり、美容系サロンなら商品を買ったりというのも一つの手です。お店に行く機会があれば、少し多めに、もしくは高めのものを購入するのも一案です。
 
ちなみに筆者は、長年お世話になっている美容院で、少しお高めのトリートメントを購入しました。自己満足かもしれませんが、よいのです。満足感が高まる出費によって、また仕事をがんばれるような気がします。
 

3. 家の中が快適になる出費

家にいる時間が増えていますよね。その分、家の中でいかに快適に過ごせるかが重要。在宅勤務なら、仕事の質にも大きく影響するでしょう。そのため、家の中が快適になる出費は惜しまないようにしたいところです。
 
自炊の回数が増えれば、洗い物が増えます。食器洗浄機をこの機会に検討するのもおすすめ。ボタン一つで掃除ができるロボット掃除機があれば、掃除の手間が省けます。「こんなにみんな家にいるのに、なんで自分ばかり掃除しているの!」なんていう怒りも防げます。
 
花を買って家に飾ったり、アロマを炊いたりと、気持ちが落ち着かない今こそ、ちょっとした癒しを取り入れましょう。
 

4. 自分の価値を高める出費

勉強会や出張、旅行など、外に出て学び、経験する機会が減っている今。「自分の価値を自分で高められるかどうか」で、今後大きな差がつきそうです。
 
スマホのニュースが気になって手放せなくなってしまいがちですが、本を読む、雑誌を読む、WEB記事を読むといった能動的なインプットも大切にしたいところ。先日取材した方は、「在宅勤務により時間が少しできたので、ずっとやってみたかったスカイプの英会話にチャレンジしている」と言っていました。
 
その他、ブログに文章を書く、SNSに写真をアップする、新しい料理や裁縫にチャレンジするといったアウトプットもいいですね。
 
いつかまた自由な世の中になったときに、この時期に身につけたことがきっと、大きく花開くのではないでしょうか。

先が誰にもわからない状況となり、無駄な出費を減らして貯蓄をしっかりすることももちろん大切。でも、心身の健康を保つための出費も大切です。“コロナ疲れ”を少しでも癒しながら、よいお金を使って経済活動に参加しつつ、みんなでこの状況をなんとか乗りきっていけることを切に願います。

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