■ | ガイドの総評 |
2回に渡ってお届けした位置情報サービスですが、NTTドコモの「いまどこサービス」の他にも、他社のPHS網を利用した位置情報サービスが存在します。それらも基本的な仕組みはいまどこサービスとさほど変わらないため、特性もほぼ一緒と考えられます。
位置精度やサービス内容から言って、いまどこサービスは緊急性のない目的の場合やおおまかな位置がわかれば良い場合などに適していると言えます。1回の検索料金も安いので、1日に数回検索するような場合などでも安価で利用できるでしょう。
子供を犯罪から守るためには、いざというときに子供をできるだけ早く発見する必要があります。そのためには、できるたけ高い精度で位置を特定する必要があり、GPSと携帯電話の電波を利用するココセコムが最適と言えます。
万が一の時の現場急行サービスも心強いですし、オプション品やオプションサービスも充実してきています。防水ケースがあるのでいろいろなシーンで活用できそうです。
このように良いとこづくめのココセコムですが、改善して欲しい点もいくつかあります。
・「通報ボタン付端末」でないと、オプションサービスが利用できない。 ・「通報ボタン付端末」だと子供に持たせるには大きすぎる。 ・ペンダント型、時計型のように、自然に携帯できる端末にして欲しい。 ・バッテリーだけで充電ができない。(本体に接続しないと充電できない) ・iモードで位置情報を検索した場合、地図の操作がしづらい。 ・検索時間が1分ほど必要。もっと早くして欲しい。(対象が移動中の場合誤差が大きくなる) ・移動軌跡がわかるようにして欲しい。(より簡単に対象が発見できる) ・緊急時の通話機能を実現して欲しい。 ・複数の端末を同時に検索できるようにして欲しい。 |
このように「ないものねだり」をすればキリがありませんが、これらの機能を1日も早く実現していただき、犯罪抑制効果を高めてもらえたら、子供のセキュリティーも増すことでしょう。セコムさんに大いに期待したいところです。
関連サイト: | ◆『通信で子供を犯罪から守る方法1』 【ガイド記事】 |
◆ココセコム (株式会社セコム) |
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◆いまどこサービス (NTTドコモ) |