節約/通信費の節約

位置情報サービスのサービス内容・料金を比較 通信で子供を犯罪から守る方法2

いたずら・誘拐など子供を対象にした犯罪が増加する中、「位置情報サービス」は子供を守る力強い味方となってくれます。今回はいくつかのサービスの内容・料金などを徹底比較します!

執筆者:大串 明弘

子供を対象にした犯罪が増加する中、「位置情報サービス」が進化しています。GPSや無線通信(携帯電話・PHSなど)の普及や技術向上に伴い、それらのサービスを利用した位置情報サービスは、より便利で利用価値があるものへと急速に進化しています。

『通信で子供を犯罪から守る方法1』で紹介した時から半年ぐらいになりますが、その間も新しいサービスが登場し、ますます利用価値を高めています。

スパイ映画に出てくるような位置情報を取得するサービスもお金を積めば手に入れられたわけですが、すばらしいサービスでも気軽に利用できる料金体系でなければ意味がありません。

今回は、NTTドコモの「いまどこサービス(P-doco)」とセコムの「ココセコム・人向けサービス」について、サービス内容と料金などを徹底比較してみます!

 位置精度はココセコムの圧勝

『通信で子供を犯罪から守る方法1』でご紹介したとおり、最も重要な比較要素といえる「位置精度」(どれくらいの精度で位置を特定できるか)は、ココセコムの圧勝でした。

「いまどこサービス」はPHSの基地局が多くあるエリア、すなわち都心部や住宅地などならば50~100m程の誤差で位置がわかります。ただし、いまどこサービスの場合は、位置を点ではなく円で表すため、実際に対象(端末を持った人)を見つけるとなるとどこからどのようにさがして良いのかわからないという大きなデメリットがあります。

一方、「ココセコム」はGPS情報をauの通信網を利用して送信するため、建物などの障害物が少ない郊外へ行けば行くほど精度が高くなる(auのcdmaOneエリア内である必要はあります)ということができ、私が前回行った実験でも、見通しの良い田んぼの中に対象がいた時に誤差が約3mという最も良い結果を得ることができました。

誘拐やいたずらなどの被害に遭った時に、人気の無い所にいる場合や、車両で移動させられる場合が多いことを考えると、犯罪防止目的にはココセコムが向いていると言えます。

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