節約/通信費の節約

増える架空請求被害!あなたはどう対処しますか? 「架空請求」がやってきた!!(3ページ目)

自分が使ってもいない料金を一方的に請求する「架空請求」。インターネットユーザーの多くもそのターゲットになっているようです。私の元にもやってきた架空請求。その全貌をお見せします!

執筆者:大串 明弘

つぎの証拠が封書のフォント。差出人の名前や書面のフォントは違うものもありますが、宛先の住所や氏名に使われているフォントはいずれも同一のものです。3通の内2通には右下に「重要」という朱色のスタンプが押してありました。


3通とも宛先のフォントが同じだった!

そして決定的なのが、電話番号です。千代田区の会社が03-XXXX-XX90、目黒区の会社が03-XXXX-XX92、渋谷区の会社が03-XXXX-XX93と連番になっていました。電話番号というのは、エリア毎に異なっており、区をまたがって連番になるということはまずありえません。そこで、これらの電話番号のNTT収容局を調べてみるといずれも「池袋局」であることがわかりました。これらの電話番号は豊島区内の電話番号だったのです。

これらの証拠から、3通の封書は同一人物によって作成され、送付されたと言えると思います。

 電話をしても通じない!

書面には、03で始まる電話番号と、担当者の名前と連絡先ということで携帯電話の番号が明記されていました。そこでこれらの電話番号に電話をしてみたところ(電話をするときは発信者番号を「非通知」にすることをお忘れなく)、固定電話の番号の2つは呼び出し音が鳴るも誰も出ず、1つは携帯電話に転送されていました。携帯電話に電話すると、1つは止められており、2つは電源が入っていないか電波が届かない理由で繋がりません。連絡先に明記された電話番号では、全く連絡が取れませんでした。

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