不倫する芸能人を“叩く”人の心理とは?

不倫を叩く人

芸能人の不倫ニュースが次から次へと発覚しては、非難の声が飛び交っている現在、一旦、この状況を冷静に見てみる必要もあるのかもしれません。

もちろん不倫はパートナーを傷つける行為なので、そもそもしてはいけないことですし、人気商売である芸能人である以上、世間から叩かれるというのは、避けられないことかもしれません。

ただ、多くの人が、そんな不倫ニュースに対して、「そうなんだ? でも、自分には関係ないこと」と、他人事として傍観するなかで、わざわざネットに文句を書き込んだり、テレビ局やスポンサーに電話をかけて文句を言ったりする人も存在します。他人の不倫に対して、自分のことのように怒り、攻撃をする人の心理には、どういったものがあるのでしょうか?

 

芸能人の不倫ニュースを叩く心理

芸能人の不倫に対して文句を言う人の心理には、主にこういったものがあります。

1. 正義感から言っている
2. 自分の経験とダブらせている
3. 心のどこかで、羨ましいと思っている
4. 自分の意見、感想を人に聞いてもらいたい
5. ストレス解消をしている

1つずつ解説していきます。

 

1. 正義感から言っている

「不倫をされた奥さん(旦那さん)が可哀想!」と同情する人は、もちろんいます。浮気した人の文句を言うことで、その配偶者を慰めたいという気持ちもあるのかもしれません。

ただ、もし浮気された側の妻(夫)が相手のことを許しているのだとしたら、どうでしょうか? それでも叩く必要はあるのでしょうか。その場合は、浮気された側からしてみても、「余計なお世話」と思ってしまうかもしれません。

さらに言えば、浮気をした芸能人が世間に叩かれ、仕事がなくなり、被害者である妻(夫)までも生活が困窮してしまったら、本当に「私は、不倫をされた奥さん(旦那さん)のために、言っているんだ!」と言えるのでしょうか?

また、子供もそれなりに大きければ、お父さん(お母さん)が世間に叩かれていることにも気付きます。それによって、むしろ苦しめてしまうこともあります。

それでも、そこに「正義」はあるのでしょうか? そうなってくると、その「正義」の在り方に、疑問は出てくるものではないでしょうか。

 

2. 自分の経験とダブらせている

自分がパートナーに不倫をされた経験や、自分の周りにいる人が浮気をされた経験とダブらせて、その不倫をした芸能人を怒る人もいます。

気持ちは分かりますが、あなたやあなたの周りの人にひどいことをしたのは、その芸能人ではありません。その人を叩いたところで、あなた自身の問題は解決されないことに気付いた方がいいでしょう。

もちろん「私がされたことを思い出してしまうから、その芸能人のことはテレビで観たくない!」という心理であれば、理解できます。ただ、それはあくまでも個人的な事情であるということは認識した方がいいでしょう。

 

3. 心のどこかで、羨ましいと思っている

なかには、不倫をした芸能人に対して「羨ましい」という嫉妬心から叩く人もいます。不倫する人を擁護する気はさらさらないのですが、実際に、心が躍るくらい好みのタイプの異性と恋のチャンスがある時に、踏みとどまれる既婚者というのはどれだけいるのか、ですよね。

「自分にはそんな経験がないから、無関係」なんて思っている人でも、いざ、自分がそんな状態になった時に、一線を越えずにいられるのか。

結局、「パートナーや子供に悪いから」という理由だけでは踏みとどまれないことも多く、「自分は不倫をしないような人間でありたい」という“自分のため”でもないと、意外と難しいところはあるでしょう。

つまり、常に“理想とする自分像”を抱き、自分の弱さ(欲望)と闘っていて、それに負けない自信がある人であれば、不倫をしている人に対して「まだまだ未熟だな」と思っても当然でしょうが、日頃から「バレなきゃ、悪いことをしても構わない」くらいの感覚の人の場合は、どちらかというと、チャンスがあれば自分だって不倫をしてしまう危うさがあり、だからこそ、「不倫をするなんて、ズルイ!」という心理から叩くところもあるといえるのです。

 

4. 自分の意見、感想を、人に聞いてもらいたい

その不倫をした芸能人をずっと応援し続けてきたファンにとっては、期待を裏切られたショックがあったり、逆に、浮気された妻(夫)も芸能人である場合は、そのファンにとっては、「なんで彼女(彼)を苦しめるんだ?」と怒りを抱いたりすることはあるでしょう。その沸き上がる思いを、人に知ってもらいたいと思う気持ちは、理解できます。

でも、なかには、ただただ自分の意見、感想を人に聞いてもらいたくて、芸能人の不倫を叩く人もいます。そこにあるのは、どちらかというと、承認欲求です。そういう人にとっては、その“不倫をした芸能人そのもの”よりも、「自分の意見が人に受け入れられるのか」の方が、重要かもしれません。

 

5. ストレス解消をしている

日頃のうっぷんを、誰かを叩くことでスッキリしたい人は存在します。そういう人にとっては、その不倫が自分とは全く関係ないことであろうが、真実が曲げられた情報であろうが、ただただ文句を言うことに喜びを感じることもあるでしょう。

 

不倫バッシングをどう受け止めるのか

婚外恋愛は、配偶者の同意なしにはしてはいけないものではありますが、もし同意があるなら、夫婦間の話なので部外者がどうこう言う筋合いはありませんし、バッシングしている人たちは、必ずしも正義感だけで言っているわけではないところもあるかもしれません。

読み手の方は、不倫バッシングに対して、「これが世論だ」で片づけないで、もう少し冷静に「どんな人がどんな心境でバッシングしているのか」も見てみるといいかもしれませんね。
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