貯蓄はリラックスしながらできる
「貯蓄」というと、好きなものを我慢して、安く買って、ポイントを貯めて、割引クーポンを使って……と、節約をがんばらねばならないと思っていませんか?いえいえ、決してそうではありません。がんばりすぎると逆にストレスが溜まって、そのストレス発散のために思いきりムダ遣いをしたくなり、貯蓄からどんどん遠のいてしまうのです。心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
家にいながら、のんびりリラックスし自分自身をケアするように、お金を貯めていくことは可能です。無理なくできて、しかも貯蓄すること自体を楽しみつつ未来の自分を豊かにしていく方法、ぜひはじめてみてください。
まずは「先に貯める」をはじめる
貯蓄というと、「出費を抑えること」を真っ先に考えがちですが、まずは「貯めること」を先にはじめましょう。お給料がでたら真っ先に貯めてしまい、残ったお金は自由に使ってOK、とするのです。貯める金額は、まずは手取り月収の1割以上を目安にしてみましょう。
家にいながら「おこもり貯蓄」としてできる方法は、いくつかあります。ネットバンキングを使っていれば、自動積立定期預金に申し込みをします。毎月1万円でも設定しておけば、気づけば1年で勝手に10万円以上のお金が貯まります。
ネット銀行をはじめていない人は、はじめるのも手。一部のネット銀行では、大手銀行などから毎月決まった日に決まった金額を無料で移してくれる「自動入金サービス」があるので、ネット銀行を貯蓄専用口座に設定し、給与振込口座から毎月チャリンチャリンと自動的に積み立てていくこともできます。
いずれも、スマホやタブレットからできます。顔に保湿パックでもしながら、ソファやベッドでゴロゴロしつつ、はじめてみてください。
クレンジングをするように、ムダな出費をそぎ落とす
毎月お金が貯まる仕組みが整ったら、次はムダを減らす番。お肌から汚れを落とすようなイメージで、自分のムダな出費をそぎ落としていきましょう。クレンジングや洗顔をしてお肌の汚れを落とさないと、どれだけいい化粧水や美容液をつけても、なかなか効果を発揮できないのと似ているかもしれません。ムダな出費をそぎ落としてこそ、自由に使えるお金がしっかり残り、有効に使えるのです。
まず、スマホでネットバンキングにアクセスして、ここ1、2カ月の入出金情報を見てみましょう。「これはいったい何?」というナゾの出費はないでしょうか。ずっと忘れていた、ずいぶん昔に入ったネットサービス代が引き落とされていた、なんてことがあるかもしれません。
ムダな出費はどんどんやめていきましょう。「クレジットカードの引き落とし額がやたら多い」と感じれば、クレジットカードの利用明細書にアクセスを。こちらでも、ナゾの出費はないでしょうか。
また、Amazonや楽天などのECサイトの購入履歴も、ぜひチェックしてみてください。「これは欲しかった」「これは必要だった」「これは大事に使っている」と、すべて思えるならよいのですが、そうでないケースが多々あるはず。「不要だった」「勢いで買ってしまった」「そもそもこれは、なぜ買ったの?」というものもあるでしょう。
それらは、お肌の汚れと同じようなもので、自分にとって不要なもの。今後は買わないように注意。月々支払っているもので不要なものなら解約を。それだけで、毎月のムダをいっきにそぎ落とすことができます。
QRコード決済のムダがないかもチェック
また、最近特に利用の機会が増えているQRコード決済はありませんか? お財布がなくても買い物ができて便利ですし、ポイント還元目当てに、不要なものをどんどん買っている可能性アリ。ここ半年分の利用履歴を見てみましょう。「ドラッグストアでたくさん買っている」「コンビニによく寄るようになった」と気づくかもしれません。QRコード決済の手軽さやポイント還元は魅力的ですが、ムダに出費が増えていたらむしろ損をしているかも。ポイントにつられないよう、今後はお店に寄ることや、ネットショップを見る時間を減らしてみるのも手。そんな作戦を、ゆっくりくつろぎながら立ててみましょう。
自分自身とゆっくり向き合って、よりよい方向へ
これらすべて、ルームウエアを着て顔に保湿パックをしながらでも、お風呂でスマホ(防水ケースなどを付けて)を使っている人ならお風呂に入りながらでもできます。家でリラックスしつつ、自分本来の姿を見つめ、よりよい方向へと自分で導いていく。まさに「おこもり貯蓄」です。
忙しい日々が続き、いつの間にか不要な出費に囲まれているかもしれないので、定期的なメンテナンスが大事!
貯蓄というと、がんばったり、無理をしたりというマイナスイメージが伴いがちですが、こんな「おこもり貯蓄」なら今週末のリラックスタイムに取り入れられそう。寒い冬の季節に、ぜひ試してみてください。
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