家具・インテリア

レトロ可愛い!カラフルなボールペン厳選7ブランド

近年、レトロでかわいい形や色のプラスチックを軸に使ったボールペンが続々と発売されています。定番の海外製品も含めポップなボディのボールペンブランドを7つ紹介します!

喜入 時生

執筆者:喜入 時生

インテリア・建築デザインガイド

プラスチックボールペン

プラスチックを主材にしたボールペンはカラフルでたのしい

日本のボールペンは、滑らかな書き味の油性の三菱鉛筆・ジェットストリーム、ジェルインクのゼブラ・サラサクリップ……、など書き味に関しては世界最高といわれるまで進化しました。

ボディ(軸)のデザインは、「握りやすく透明で中が見えて便利」「ラバーグリップが握りやすい」といった意見がある一方、「きれいな色や形のペンが欲しい」「ラバー部分が数年で劣化してベタついてきて取れてしまうのでラバーグリップが好きじゃない」といった志向の人も増えてきました。

メーカー側もそのニーズにこたえるようにデザイン性が高く、軸も長持ちして芯を替えれば長く使えるボールペンを次々と発表しています。海外メーカーに目を向けると、ボールペンは流行に流されることなく半世紀くらい基本仕様・デザインを変えずに販売している老舗メーカーも数多くあります。

ここではそんな背景を踏まえて「レトロかわいいボールペン」の中でも、コストパフォーマンスが高くプラスチックを主材にしたボールペンを新旧取り混ぜて7ブランド9種類紹介します。
 

BIC(ビック)フランス
4色ボールペン/クリックゴールド/オレンジEG

世界で最初にプラスチック軸のボールペンを発売したのがフランスのBIC社です。特にオレンジ色の軸の多色ボールペンは日本でも根強い人気があるので使っている人も多いのでは? BIC社の代表的な3点を紹介します。
ビックボールペン4色

BICの4色ボールペン。上の2本は太さ0.7で昔から日本で流通しているのでなじみ深い人も多いのでは。下はトリム部分にオレンジをあしらったブラックボディ。made in France.税抜350円

クリックゴールド。BICボールペン

ビック・クリックゴールド。現在はペールトーンから原色まで18色で展開しており1本150円(税抜)とリーズナブル。下のように2色を入れ違いにして使うのもたのしい

ビックボールペン4色ビッ。オレンジEG 

オレンジEG。1961年に発売されて以来キャップ式のボディデザインはそのままに書き味の向上が図られている。太さはFine(0.7)Medium(1.0)の2種類。税抜80円

 

PILOT(パイロット)日本
アクロ300

プラスチック製のポップな色のボールペン。このアクロ300が「軸が透けていないカラフルな樹脂製でラバーグリップ無し」のレトロ系ボールペンの先駆けです。先に紹介したBICのクリックゴールドによく似ていますが、インクには高性能な「アクロインキ」と呼ばれる低粘度の油性インクを採用しています。
アクロ300

2018年の発売時にはペールトーンのピンク、ブルーなど淡い色しかなかったが2019年春に一番上のオレンジ色などハードな原色系も5色追加された。税抜300円

 

BALLOGRAF(バログラフ)スウェーデン
エポカP

バログラフ社は北欧スウェーデンを代表するペンメーカーで創業は1945年という老舗です。日本ではあまりなじみのないブランドでしたが、日本での北欧デザインブームの波に乗って知られるようになりました。バログラフのなかでは比較的安価なプラスチック製の「エポカP」は軸がやや太めの8角形でしっかりとしたグリップ感が特徴です。さらにリフィルのインク容量も多く「筆記可能な継続距離=8km」が謳い文句になっています。
バログラフ ボールペン

上からイエロー、オレンジ、オフホワイト。このほかにも、ラベンダー、ミントグリーン、サーモンピンク、ターコイズなどとても発色の良い色がそろっている。税抜600円

 

ICO(イコ)ハンガリー
レトロペン

ハンガリー製のプラスチックと金属の組み合わせが楽しいデザインの油性ボールペンです。1970年代に流行ったこのペンは最近復刻されたのもの。ペン先を出すときはてっぺんを押し、引っ込める時はクリップに付いた小さなボタンを押す、という少し古めかしいメカニカルなノック式になっています。文具店よりも雑貨屋さんの文具コーナーでよく見かけるレトロかわいい系ボールペンを象徴するようなボールペンです。
ICOイコ社レトロペン

白く見える部分は実際はオフホワイトなのでレトロ感が高い。他に色はブラックもあり。写真は最近の製品だが製造時期によって若干デザインが異なる場合がある。税込638円~(実勢価格)

 

SAKURA(サクラクレパス)日本
レトリコボール04

レトリコボールはアクロ300と同じ価格で「レトロ感」を前面に押し出し、2019年秋にサクラクレパスが発売したプラスチックボディの油性ボールペンです。他のレトロ系ボールペンは明くポップな色調が多い中、あえてくすんだ渋い色でレトロ感を出しています。大きな特徴は12角形でさらにギザギザの掘り込みを入れたグリップ部。これは1970年代頃の製図用シャープペンシルなどで見られた仕上げでラバー無しグリップながらしっかりと本体をホールドできます。
サクラ レトリコ ボールペン

カラーはディープレッド、ディープブルー、ディープグリーン、クラウディブルー、チョコレートブラウン、ワインレッドの6色。ペン先はニードルチップ0.4の細字。税抜300円

 

OHTO(オート)日本
レイズ

オート(OHTO)社は日本を代表する筆記具メーカーです。他の内外の大手メーカーに比べると、やや知名度が低いかも? でも書きやすい良品を作っているためにコアなファンがいます。レトロなデザインでカラーバリエーション豊富なボールペン「レイズ(Rays)」の金属部分はステンレスのヘアーライン仕上げ。そしてパーカータイプのリフィルを内蔵しています。この性能・ルックスと書きやすさで税込300円以下というコスパの高さ。超オススメです。
OHTOボールペン

雑貨店でICOレトロペンやバログラフなどと並んでいることも多いため海外ブランドだと思っている人も多い。ペン先はニードルポイントで速乾ゲルボールペンと高性能。税抜250円

 

Parker(パーカー)イギリス(アメリカ、フランス)
ジョッター スペシャル 

パーカー社がジョッター(Jotter)という名のプラスチックを使ったボールペンを発売したのは1954年。以来、形状やシステムを変えることなく今日まで比較的カジュアルなボールペンとして世界で愛されています。高級なイメージもあるパーカーですが輸入品の新品で800円前後、少し価値のあるヴィンテージでも1500~2000円程度で流通しています。パーカーはポップでビビッドな色のジョッターを気まぐれ的に限定発売することもあるので要チェックです。
Parker パーカー ジョッター jotter 

樹脂製のジョッターは年代よって製造国が違う。黒色は上が1985年くらいの米国製で下は2016年のフランス製。赤色は1990年代の英国製で黄色は2010年代のフランス製。どれも800円程度で入手したもの。時代が違っても替え芯の互換性が確保されているのはサスガだ

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