2019年色つきリップ事情
ひと昔前までは、校則などでメイクできない中高生のオシャレのお供だった「色つきリップ」。それが、近年進化を遂げ、大人の女性たちからの支持も集めています。その理由は、色つきリップの高機能ぶりにあるといえます。色に関しては、ピンクやオレンジといった定番カラーのほか、最近では口紅と見間違うほど鮮やかに発色する赤やヌーディなベージュ系なども販売されています。
ベージュは、目元を強調したメイクに合わせることができるほか、赤やオレンジ等の鮮やかな口紅の発色を和らげるのにも効果的。鮮やかな発色の色つきリップなら、唇の色を補正することができる上、ランチの後、鏡を見ずに手早く塗ってそのままオフィスに戻ることができるのもメリットです。
さらに、ボリュームやツヤを出してくれるものまでありますから、様々な色やテクスチャーから誰もがお気に入りの1本を見つけられるはず。今回は、美容ライターである私が今季おすすめしたい選りすぐりの5本をご紹介します。
1. 現在2本目! チークにも使える赤リップ
コレス ナチュラル プロダクトの「リップバームスティック」(税抜1300円)。コレスは、アテネ最古の薬局から始まったナチュラルコスメブランドで、世界30カ国で愛されています。こちらのリップは、チークとしても使えるためポーチに入れておくとかなり重宝します。1番人気のカラーは「ワイルドベリー」。肌になじみながら自然な血色感を出してくれるベリー系レッドです。バームタイプなので密着力や保湿力が高く、ジュワッと色づいて唇や頬を染め上げ、適度なツヤも出ます。
2. ケイトで見つかる! 自分に似合う赤リップ
ケイトの「CCパーソナルリップクリーム」(税抜500円)。人それぞれの生まれ持った肌・髪・瞳などの色から春夏秋冬の4タイプに分類するパーソナルカラー診断を意識した商品で、4色の中から自分に似合う赤リップを見つけることができます。公式オンラインでは、「CCパーソナルRED診断」で自分に似合う赤リップをその場で診断できます。プロのパーソナルカラー診断の結果、春タイプに該当するものの、夏タイプが得意とするカラーも似合うと診断された私。公式オンラインの診断は利用せずに、好みの「SUMMER MODE RED」を選びました。青みのある明るい赤で、顔色がパッと明るくなりながらも派手にはならず、カジュアルにも纏えるカラーです。
こちらのリップには、唇の縦じわを補正する効果や血色をアップさせる効果、リップベース効果、UVカット効果(SPF11/PA+)まであります。今回ご紹介する商品の中で、最も安価ながら多機能ぶりはダントツです!
3. みずみずしいツヤが秀逸なアプリコットリップ
DHCの人気商品「ピュアカラー リップクリーム」(税抜1000円)は、透明感あふれる発色で、色はそれほど濃くつきません。穏やかなアプリコット系カラーの「AP103」は、唇の赤みが少ない人なら落ち着いた雰囲気に、唇の赤みが強い人ならヘルシーな雰囲気に仕上がります。唇を乾燥から守り、さりげないボリュームと唇の色補正も叶えてくれます。
4. 色持ちがよく、うるおいが続くコーラル系リップ
色持ちがいい色つきリップといえば、ロート製薬の「リップザカラー」(税抜600円 ※編集部調べ)。色つきリップには珍しいティントタイプなので、つけたての発色が続きます。UVカット効果(SPF26/PA+++)もあります。また、スクワラン、アルガンオイルなど5種のトリートメントオイルを配合しているというだけあって保湿力も高く、塗っている間中、唇を潤いで満たしてくれます。
こちらの「ピンクコーラル」は、大人の女性が纏やすい黄みを帯びたピンク。肌に溶け込みながら明るくフェミニンな雰囲気に仕上がります。
5. 口元に抜け感を出すヌードリップ
キールズの「バタースティック リップ トリートメント」(税抜2200円)。ココナッツオイルやレモンバターを配合した濃厚なテクスチャー。唇に吸い付くようにのびていき、カサつきがちな唇もしっとりとした潤いで包み込みます。使い続けることで、徐々に唇に柔軟性が出てきます。UVカット効果(SPF30)があるのも嬉しいポイントです。こちらの「ヌード」は、ベージュ系ながら顔色が悪く見えない優秀カラー。目元にポイントを置いたメイクに合わせるほか、赤やオレンジといった鮮やかな口紅の発色を抑えるためにベースとして仕込むのもおすすめです。
今回は、美容ライターがおすすめしたい今季の色つきリップ5本をご紹介しました。気になる商品があればこの機会にぜひお試しください。