「資産運用」という言葉を聞くと、真っ先に思い浮かぶのが株主優待。一見、お得なこの制度。実は、思いもよらない落とし穴があります。そこで今回は、株主優待で「損」する人の共通点について解説します。
 
株主優待の思いもよらない落とし穴とは?

株主優待の思いもよらない落とし穴とは?

 

注意したい! 株主優待で損することも

「株主優待って何?」という方もいると思うので、少しだけ復習しましょう。株主優待は、配当金や売買差益(値上がり益)と並ぶ、株式投資で得られるリターンの1つです。投資先によっては、投資先の企業から贈り物を受け取れるのです。
 
株主優待で受け取れる贈り物は、ふるさと納税と同じように多岐にわたります。食品や金券、商品券、自社商品など、投資先の企業によって、幅広い優待を受け取ることができます。
 
とはいえ、「いろんな種類のプレゼントを受け取れる!」というと聞こえがよいのですが、株式投資にリスクはつきものです。投資先を間違えてしまうと、受け取る株主優待以上に損をしてしまうので注意が必要です。
 

株主優待で「損」する人の共通点とは?

中でもありがちなのが、「権利落ち日直前の株主優待銘柄に飛びついてしまう」方は、株主優待で損をしがちです。権利落ち日とは、株主優待を受け取る権利が確定する日のことです。
 
たとえば、「3月末の時点で株を持っていたら、株主優待を受け取ることができる」という会社があるとします。株主優待で損をする人は、3月下旬に入ってからこういう優待株に注目します。
 
ですが、権利落ち日直前の株主優待銘柄は、割高であるケースが大半です(1)。株主優待を受け取ったあとには、株価も下がります。「1000円の優待を受け取るために、1万円損をする」という方が後を断ちません。目の前にぶらさがったニンジンに惑わされると、落とし穴に落ちてしまうので気をつけましょう。
 

損をしないためにできること

よって、株主優待で損をしないための基本は、「1シーズン(≒3カ月)先に動く」ことです。「3カ月も待つなんてもどかしい!」と感じるかもしれませんが、お金を守るには仕方がありません。
 
この点を押さえるだけでも、かなり上手に株主優待を受け取ることができるでしょう。また、さらに精度を高めたい方は、以下の記事でも上手に株主優待を受け取るコツを解説しているので、本記事と併せて、ぜひご活用ください!
 
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【参考文献】
 
  1. 論文:野瀬義明, 2015, “株主優待実施企業の株式パフォーマンス”, 証券経済学会年報, 第49号別冊
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