ブレスエアー(R)敷布団NEO
綿の質が高い敷布団ならば「打ち直し」という方法で蘇りますが、これにはコストがかかります。汎用品は使い捨てて処分されることも多いです。
その点、今回紹介する寝具「ブレスエアー(R)敷布団NEO(シングル)」は、ヘタりにくく重さも変化しません。ヘタリが少ないので長く使える分コストパフォーマンスも高いのです。
睡眠に求められる性能を追求した新しい敷布団
三つ折りにできるので収納もカンタン。ベージュ色のパイル生地とメッシュ地のリバーシブル。冬はあったかい布で夏は通気性の良いメッシュ側で寝ることができる
「ブレスエアー」は敷布団の商品名と思われがちですが、繊維メーカーの老舗、東洋紡が開発したクッション材の名称です。もともとは介護用製品に使う材料として開発されました。この繊維状のクッション材を使って、さまざまなメーカーが「ブレスエアー」の名を冠した敷布団を販売しています。
ブレスエアーは高い通気性能や高反発素材といった敷布団のクッションにピッタリな特性をもっています。
快適な睡眠を得るために中綿に最先端の伸縮する素材を使った敷布団が「ブレスエアー(R)敷布団NEO」なのです。
繊維が中空なので従来の布団より軽量。私はときどき押し入れに収納しますが、三つ折りにできて軽いので上げ下げもラクです。
高反発で空気を通す新素材、ブレスエアー
おもしろい形状の「ブレスエアー」の繊維。最近はアート作品にも使われている
このぐにゃぐにゃしたカタチが隙間を生み出し空気が循環して湿りにくく、バネのように程よく伸縮します。
ヘタりにくいから、寿命が長い
ブレスエアーは中素材の不織布に覆われている
ブレスエアーは介護や医療用として開発された経緯があるため制菌性が高く、菌の増殖を抑制する効処理も施されていて、SEKマークも獲得しています(SEKマークとは、繊維製品新機能評価協議会が抗菌防臭加工品について、効果・耐久性・経口毒性・皮膚刺激性を審査し一定の基準をクリアした加工品に対して、その品質を保証するマークです)。
ブレスエアーを使った布団や枕などの寝具は病院や介護の施設ではもちろん、耐久性が求められる新幹線(N700系)などの車両のシートのクッション材としても広く使われています。今後は家具のジャンルでもソファーや椅子での採用が期待されている材料です。
硬さがちょうどいいから、寝心地もいい
ブレスエアー自体の隙間とメッシュの表面生地で通気性はバツグンによい
最初は「硬いかな」と感じるのが欠点ですが、慣れてくるとかえって心地よく感じます。硬すぎるのも問題ですが、柔らかすぎる敷布団は腰が沈んで負担がかかる場合も。
ブレスエアー(R)敷布団NEOは、布団の場所によってへこみ具合が変わらないので、寝返りをうっても姿勢が変わらないのです。体重を受ける力と押し返す力がバランスよくデザインされていると感じています。
いま使っている布団やベッドのマットレスがヘタるなど劣化して買い替えを考えている人は、体への負担を軽減する設計のブレスエアー(R)敷布団NEOを選択肢のひとつに入れて検討してみてください。
DATA
ディノス┃ブレスエアー(R)敷布団NEO(シングル)
サイズ:約98×200×厚さ5.5cm(三つ折り可)
重さ:6.1kg
素材:
・本体側地:〈パイル部〉綿100%、〈マチ部・裏面〉ポリエステル100%
・中素材:指定外繊維(ブレスエアー(R))
・中綿:ポリエステル100%(防ダニ・抗菌防臭綿)
※側地はファスナー開き仕様のため取り外して洗濯可(ネット使用)