今回は趣向を変えて、フリーソフトを「使わない」人にフォーカスしてみます。というのも私自身が先日、雑誌の取材を受けたとき記者の方が

「フリーソフトって最近、使わないですよね、普通は。フリーソフトの意味を知らない人も多いし、知っていたとしてもWinnyなど違法行為に使うものという認識で、使うべきではないものだと思ってる人が多いですよね」

とおっしゃっており、私自身も「確かにそうかもな」と思うところが大きか
ったからです。そこで、私の知人を中心に無作為に聞き込みを行ない、フリーソフトを使わないと答えた人100人に対してその理由を挙げてもらいました。

そのなかで最も多かった回答の上位5つを、ランキング形式でお届けします!!

100人に聞きました。「フリーソフトを使わない理由はなんです?」

では、第5位の発表です。

第5位:以前にフリーソフトを使って酷い目に遇って懲りたから(11票)

ト、トラウマですか……。この理由を挙げてくれた人のほとんどは、早い時期
(それこそWindows95が発売される前)からPCを使ってきた経歴を持っていました。つまり以前は、フリーソフトのヘビーユーザだった人もいるのです。しかし当時は今よりさらにインターネット上には玉石混淆のフリーソフトが公開されていたようです。つまり、開発者の技術力が覚束ないために品質に問題あるソフトも数多く出回っていたということですね。

特に当時は、レジストリに改変を加えることにさほど違和感や危機感を感じていないというか、わりと安易にレジストリの変更を行なう仕様でプログラミングする風潮があった気がします。そのためバグのあるソフトをインストールしたときにレジストリをはじめPCの設定をおかしく変更されてしまい、かつ元に戻せずPCやデータが破壊される、故障するといった憂き目に遇った人も少なくないようです。そこまでいかなくとも、操作が煩雑で思うように動いてくれない、すぐフリーズする、などで相当にストレスを感じ、「もう、フリーソフトなんてこりごりだ!」という結論に至ってしまったという例は、枚挙に暇がありません。

その意味では、現在はフリーソフト全体のクオリティが上がったというか、あまりにも正しく作動しないソフトを公開するのはタブー、といった暗黙の了解が成立している感はあります。

さらに、フリーソフトのロングテール現象とでも言うべきでしょうか、一部の優れたソフトに人気が集中する傾向があり、人々に支持されないソフトが自然に淘汰される(インターネット上での口コミが広がらず、ダウンロード者数が伸びない)という健全な抑止力が働いているのもユーザーにとっては有り難い世相といえるのではないでしょうか。

では次の順位に移りましょう。

第4位:PCにあまり多くのソフトをインストールしたくないから(16票)

この回答をしてくれた人にさらに突っ込んで理由を聞くと、

  • PCの動作が重くなるのが嫌
  • PCの中身も整理整頓しておかないと気が済まない(ある意味、潔癖性?)


……という回答に分かれました。

たくさんのソフトをインストールしていても、起動していなければPC自体の動作が重くなるかどうかにはさほど影響はないように思うのですが、初心者の場合はバックグラウンドで自動的に起動され常駐するソフトを知らずに使っていることもあり、やたら動作がモタつくというストレスを生む現状はたしかにあるようです。

もう1つの、整理整頓志向(というのか)については、普段からスケジュール管理や時間活用に積極的なビジネスパーソンに多く見られました。特に、ノートPCに対してその志向を強くもっている人が多数でしたね。さらに、複数台のPCを所有する人は、たとえば「ノートPCはレポート作成専用」などと用途を決めて、その用途にそぐわないソフトをわざわざすべてアンインストールするという人もいました。

たしかに、集中してレポートを作成する場合にメディアプレイヤーで音楽も聴けてブラウザでWebが見られる……という環境があると、ふらっとそちらに逃げてしまいそうですよね。

自分自身を律する意味で、PCごとにインストールするソフトを意識的に選んでいるということでしょうか。ちなみにこのサイトでも、使わないフリーソフトはアンインストールすべきだとアドバイスしています。
⇒参考:ガイド記事「フリーソフトを「捨てる」技術


次のページでは、第3位から第1位を発表します!!