いきなりですが、「Av-Comparatives」をご存知ですか?アンチウィルスソフトの検出力テストを行っている機関です。そのランキング(2008年2月4日版)で、ノートンなどの有償ウィルス対策ソフトを抑えて堂々の2位にランクインしたのが、Avira AntiVirです。
Avira AntiVirはウィルス対策ソフトを開発する企業で、その製品は総称して「AntiVir」と呼ばれます。
そのラインナップのうち、“個人で非営利の場合に限って”無料で使用できるバージョンが「AntiVir PersonalEdition Classic」です。
今回は、この「AntiVir PersonalEdition Classic」の魅力に迫ります。

=CONTENTS=
■「AntiVir PersonalEdition Classic」はこんなソフト
「AntiVir PersonalEdition Classic」導入ガイド

「AntiVir PersonalEdition Classic」はこんなソフト

「AntiVir PersonalEdition Classic」(以下、この記事ではWindows版の「AntiVir PersonalEdition Classic」を「AntiVir」と表示)は、常駐監視型のウィルス対策ソフトです。Windows版のほか、UNIX版も存在します。ドイツで開発され、言語表示はドイツ語または英語になっています。日本語化も不可能ではありません(この記事の2ページ目で紹介します)が、操作でよく目にする単語さえ覚えてしまえば特に不便は感じないでしょう。

「AntiVir」コントロールセンター
手動で起動したときに表示される、「AntiVir」のコントロールセンターウィンドウ。表示や操作法はシンプルなため、英語が苦手な人でもさほど不便は感じないはずだ

このソフトには、以下のような特徴・機能があります。

■リアルタイム検知機能

タスクトレイの常駐アイコン
赤い四角の、傘のアイコンがトレードマーク。ウィルス検知機能が有効なときは傘が開いており、無効に設定した場合は閉じて表示される
一度起動された「AntiVir」は、デスクトップ右下のタスクトレイに常駐し、ユーザーがファイルを読み書きした際に、それらのファイルをリアルタイムにウィルススキャンしています。異常がない限り、ユーザーは特に「AntiVir」のことを意識する必要はないでしょう。

異常が見つかると、

AntiVir Guard: Attention, Detection!

という警告が表示され、そのファイルをどう処理するか質問されます。明らかにウィルスであると分かる場合には「Delete(削除)」できますし、まだウィルスかどうか分からない場合には「隔離室」と呼ばれるフォルダにそのファイルを移動し、実行できないよう制御することもできます。

■ウィルス定義ファイルの更新頻度が高い

ウィルス対策ソフトは、パターンファイル(VDF)と呼ばれる、ウィルスを定義したリストを基に、監視するファイルがウィルスかどうかを判別します。
コンピュータウィルスは次々に新しいものが開発されてしまうのが現状ですので、パターンファイルの更新が頻繁であればあるほど、ウィルス対策ソフトとしての精度は高いといえます。

その点、「AntiVir」は、1日の間に何度もパターンファイルが自動的に更新されます。もちろん更新は無料です。

ただし、手動で更新処理を実施したときなどに広告ウィンドウ(内容は、Avira AntiVirの製品版の購入を勧めるものです)が表示される点はご承知置きを。(この広告表示を停止することはできません)

■ヒューリスティック検知機能を搭載

ヒューリスティックとは、「経験則」や「自己発見的学習」といった意味合いです。通常、ウィルス対策ソフトはウィルス定義ファイルに記載のないものを処理することはできませんが、「AntiVir」では、ヒューリスティック機能を設定することにより、まだウィルス定義がされていないが疑わしいもの(過去の経験則から見て、ウィルスである確率が高いと判断したファイル)を検知します。

このほか「AntiVir」の概要については、「AntiVir Tips & FAQs」のサイトに日本語で書かれていますので参考にどうぞ。

次のページでは、「AntiVir」の導入法~初期設定までを紹介します。