さまざまなお弁当を食べてきましたが、この料理店のお弁当は、おかずがぎっちり詰まっているという点で特別感があります。本当に隙間なく詰めてあるので、食べ応えはたっぷり。もちろん、味も文句なしです。
体にも環境にもよいもの・こだわりがぎっしり
こだわりのおかずのなかでも「亀戸大根たまり漬け」と辛味ソースの「亀辛麹(かめからこうじ)」は秘伝の味。どの弁当にも添えられています。特に、亀辛麹は玉子焼きや鶏つくねに付けて食べるとおいしい「やみつきソース」です。定番商品の「武蔵野」は1296円(税込)で、おかずが約20種類も詰まっているので、コスパ面でも上々です。トレイ、表面フィルムは植物性原材料のパッケージを使用しています。献立が月替わりの「すみだ川あさり飯」は六角形の箱入り1383円(税込)で「亀戸升本」一番人気のお弁当とのこと。どれも割烹職人が手づくりしているそうです。
どれから食べようかと悩みながら食べるのが至福のとき
献立を見ると、ほとんどのおかずが漢字とひらがなで書かれていて、割烹料理店の歴史が感じられます。「花祭り」「ふるさと」「両国」といった商品名にも、江戸の情緒が漂います。和風のおかずが中心だけに、蓋を開けると、何だか懐かしい気持ちに。花見や紅葉狩りといった、日本ムードのお出かけにぴったりです。内容量もしっかりあるので、忙しい日の「和風ディナー」にも役立つお弁当です。
実はファッション展示会やショーが続く時期には、キッチンに立つ気になりにくく、「升本頼み」になることも。疲れた体には、和食の滋味が優しく感じられ、ホッと落ち着くのも、下町のお弁当ならではです。
DATA
亀戸升本 本店
住所:東京都江東区亀戸4-18-9
定休:毎月第3月曜日
※1月、8月、12月を除く
※月曜祝日の場合、翌日火曜が定休
交通:JR総武線亀戸駅徒歩7分/東武亀戸線亀戸駅徒歩7分