ソフト選びのコツ(機能・サポート編)

フリーソフトは基本的に、お金という利益には直結しない、作者のサービス精神に基づいて提供されるもの。
しかしだからこそ、作者にとって「サービス精神」をキープするのは楽なことではないようです。なかにはバグ(不具合)を抱えたソフトを公開したまま、バージョンアップ開発を中断してしまうケースも。

そこでここでは、フリーソフト作者の気持ちをウラ読みするコツを紹介します。

フリーソフト作家の“開発動機”に着目

フリーソフトの6割は、作者が自分で使うために開発したものが多いとの調査結果があります(出典:オープンソース/フリーソフトウェア開発者オンライン調査日本版 FLOSS-JP

つまり、ユーザーの利便性や操作性に配慮して設計される製品版とは異なり、作者だけが使いやすい機能・操作方法を搭載しているソフトは少なくないということ。

総合ダウンロードサイトなどを見ると機能別にソフトが分類されていますが、同様の機能でも汎用性や使い勝手に大きな差があるのはそのためなのです。

作者によっては、公開後にユーザーからのフィードバックを受けて他人が使いやすいようにバージョンアップ開発を行うサービス精神のある人もいますが、「公開したので使いたいならどうぞ」といった投げやりなニュアンスを感じたら、よほど自分の目的に合致していない限り手を出さないほうが無難かもしれません。

作者がどれだけ、「サービスの提供者」としてのスタンスを維持しているかは、以下のような点に注意すればある程度、推し量ることが可能です。

  • ソフトの公開後、新しいバージョンが公開されているか
  • 公式サイトがある場合、そのサイトは頻繁に更新されているか
これらが行われていないなら、作者はそのソフトに対して「完成品だからこれ以上手の加えようがない」と思っているか、「まだ機能改善の余地はあるものの、なんらかの事情で愛着を失ってしまった」かです。後者の場合、代替ソフトの目星がつくのであれば手を出さないほうが無難かもしれません。


ユーザーとしての視点だけでなく、「つくる側」の視点をもってソフト選びをしてみるのもフリーソフトユーザーにとって大切なことではないでしょうか。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。