給料も少なく、賞与、退職金もなく、お金のやりくりについて不安
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、正社員で働く49歳独身女性。両親をなくし給料や賞与・退職金もなくこの先の生活が心配とのこと。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください(相談は無料です)★マネープランクリニック編集部では貯蓄達人からのメッセージを募集中です★
貯金1500万円だけしかないのですが、この先足りますか?
■相談者
マロンさん(仮名)
女性/会社員/49歳
埼玉県/持ち家(一戸建て)
■家族構成
一人暮らし
■相談内容(原文まま)
正社員として働いていますが、給料も少なく、賞与、退職金もなく、独身のためこの先お金のやりくりについて不安で仕方がありません。毎日お金のことばかり考えてしまい、なかなか生活を楽しむこともできなくなりました。貯金が1600万円とありますが、両親は既に他界しており、2/3は相続にて得たものです。家も両親が遺してくれた土地に家を建てました。辛うじて月3万円の貯金ができておりますが、本当はそれもキツいです。もう少し楽に貯蓄できる術を教えてください。他に支出として、デパートの友の会月1万円があります。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)収支について
収支の差額ですが、貯金はしておりません。固定資産税支払いがあり、賞与がないため、そちらから捻出しています。また500円貯金をしており、月に5000円程度貯まっております。
(2)住居費について
5年前に新築を一括で支払いました。固定資産税は、15万3800円。自宅の修繕費は将来的には必要と思われ、300万円程度を想定しております。
(3)加入保険について
①本人/ガン生命保険終身タイプ60歳払い済み(三大疾患保険金200万円、死亡保障200万円、高度障害保険200万円)=毎月の保険料6600円
②本人/終身タイプ(主契約日額5000円、女性入院特約60日型日額5000円、手術特約10万円、先進医療特約1000万円)=毎月の保険料2465円
③本人/県民共済(年払い。入院5000円、手術5万円、死亡400万円)=毎月の保険料3000円
④本人/個人年金保険(2030年9月まで払い込み、60歳年金開始年金支払い額毎年55万400円。死亡時に所定の死亡給付金が支払われる)=毎月の保険料1万円
⑤火災保険(住まいの保険。建物1500万円、家財700万円、高額貴金属100万円
地震保険。建物750万円、家財350万円)=毎月の保険料6780円
(4)お勤め先について
65歳まで再雇用あり。しかし、派遣就労型正社員のため、派遣先がなければ再雇用は難しいと考えます。また、転職の希望も持っているが、年齢的に厳しいと思っています。
(5)年金について
116万9144円/年 65歳から受給開始の場合
■FP深野康彦の3つのアドバイス
アドバイス1 60歳で今の仕事が継続できなくても大きな心配はいりません
アドバイス2 保険が多いので整理すれば支出がさらに減らせます
アドバイス3 月3万円の貯金を守っていけば大きな心配はいりません
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