自制心が高い人ほど、お金が貯まる!?

マネーの世界では「自制心を高めると金持ちになれるぞ!」と言われています。自制心が注目されるようになったきっかけは、スタンフォード大学で行われた「マシュマロ実験」でした。この研究(1)では、「今の誘惑を我慢して、未来の大きなご褒美を待てる子どもほど成功した」という結果が得られました。
 
この傾向は大人になってからも続きます。テンプル大学による研究(2)では、「自制心の高い人ほど、金銭的にも成功を収めやすい!」というデータが得られています。
 
時間をかけずに自制心は鍛えられる?

どうすれば自制心を高めることができる?

 

てっとり早く自制心を高める方法

「人生はサイクルだ!」と考える思考テクニックや、「日記を書いてみる!」という習慣、「パズルゲームをやってみる!」といった遊びまで、自制心を高める方法はさまざまです。
 
とはいえ、これらのテクニックは実践しようと思うと、ある程度のトレーニングを要したり、時間がかかったりします。そこで今回は、時間をかけずにてっとり早く自制心を高めるテクニックをご紹介します。
 
これから紹介するのは、ノースウェスタン大学を筆頭とした研究(3)です。この研究では、118人の学生を集め、「自分の死」について考えるグループと、そうでないグループに分けてワークを行いました。ワークの後、学生達は自制心(遅延割引)にまつわる質問に回答しました。
 
調査の結果、「自分の死」について考えたグループは、そうでないグループと比べて自制心が高まったことが確認できました。研究者らによれば、「自分の死について考えることにより、未来のことを大切に思えるようになる」のが要因だろうとのこと。
 
関連する研究としては、「未来を近くに感じる言語を使う人はたくさん貯金しているぞ」などがあります。たしかに、刹那的に生きているだけでは、人生は上手くいきませんからね。納得の理由であります。
 

あなたは死ぬまでに、何をして生きていきたい?

ということで、てっとり早く自制心を高めたいなら、自分の死について考えてみよう!という話でした。
 
僕はイライラすると、ゲームなどを衝動買いしそうになります。そんなときは、「自分はこのままゲームでその場しのぎを続けて、死にたいだろうか? それとも、別に生き方はないだろうか?」と夢想して、衝動買いを抑えています(笑)。
 
他にも、「死について考えると、ストレスレベルが下がるぞ!」なんて研究(4)もあるみたいです。ストレス解消にも役立ちそうなテクニックなので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
 

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●参考文献
 
  1. 論文:Walter Mischel, Ebbe B. Ebbesen, and Antonette Raskoff Zeiss, 1972, 『Cognitive and Attentional Mechanisms in Delay of Gratification』, Journal of Personality and Social Psychology, 21(2), pp. 204-218
  2. 論文:William H. Hampton, Nima Asadi, and Ingrid R. Olson, 2018, 『Good Things for Those Who Wait: Predictive Modeling Highlights Importance of Delay Discounting for Income Attainment』, frontiers in Psychology, 9(1545), pp. 1-10
  3. 論文:Nicholas J. Kelley and Brandon J. Schmeichel, 2015, 『Thinking aboud Death Reduced Delay Discounting』, Plos ONE, 10(12)
  4. 書籍:鈴木祐, 『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』, 鉄人社
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