「ドイツのオーガニックショップには魅力的なものがいっぱい。カーディもその色揃えの美しさに思わず手に取った」と佐藤さん
アラフォーになると、気になってくる白髪。美しいグレイヘアならそのままでもいいと思うかもしれませんが、あちこちに散っていると、どうしても染めたくなってしまいます。
ひと口に白髪染めと言っても、タイプはいろいろ。美容院で染めるか、自宅で行うか、化学染毛剤か、ナチュラル系か……。
私が使っているKhadi(カーディ)ナチュラルプロダクトの「植物性ヘアカラーヘナ」は、ダメージを与えずにしっかり白髪を染めてくれます。自然由来のヘナにありがちな「色のバリエーションが少ない」というデメリットもカバーする、優秀なアイテムです。
思い切ってヘナに挑戦! 傷まないどころかツヤツヤに
左が袋を開封した状態の粉。50℃のお湯を加え、右のようなペーストにして使う。柔らかい方が塗布しやすい
白髪はいったん染め出すと、ずっと続けなければならず、次第に髪の傷みが気になるようになってきます。
私自身も、3年ほど前「白髪は染まっても、髪にツヤがなくなる」という負のループに悩んでいました。それで情報収集し、思い切って切り替えた染め方が「ヘナ染め」です。
ヘナとは、インドなどに自生する、ミソハギ科シコウカ(指甲花)という植物の葉っぱを粉状にしたもの。自然由来の成分で髪を染められます。
実際に自分で染めてみると、まず実感したのがツヤ感です。髪がしっとりと潤って見え、それだけで少し若返るような気がしました。繰り返すほど色が安定し、よりよい使用感になるようです。
ヘナの不器用さを克服したカーディ
左が染める前の状態、右が染めた後。今回私が使ったのは、ミディアムブラウンという色。白髪にオレンジ系の色味が入り、キラッと目立つのが軽減されている
ただ、ヘナ染めを始めてみると、万能ではないな、イマイチだなと思う部分もありました。スーパーなどで売られている化学染毛剤と比べると明らかですが、色のバラエティーが少ないのです。
基本的にヘナ染めは、オレンジに染まるヘナと、藍色に染まるインディゴという葉っぱがミックスされています。市販の商品だと「ヘナ40%+インディゴ60%」「ヘナ30%+インディゴ70%」のように、配合の割合がざっくりしていて、自分の髪にぴったりのものを選ぶのがなかなか難しい! 美容院でヘナ染めをすれば、絶妙な調整をお任せできるのでしょうが、素人にはなかなか習得しづらい技術です。
そんな矢先、ドイツに引っ越してたまたま知ったのが、Khadi(カーディ)というブランドのヘナ。近所のオーガニックショップに陳列されていて、その色揃えが美しく、何だろうと思って手に取ったのがきっかけでした。
カーディのシリーズは、トーンの違うブラウンがたくさんあり、イメージ的には日本の化学染毛剤なみ。公式ホームページにあるカラーチャートを見ていただくと分かりますが「○○ブラウン」とつくものだけで6種類。これだけあれば、自分に合う色が見つかるはずと思わせてくれるラインナップなのです。
自宅で染めても失敗が少なく、コスパもいい
インドやアジアをイメージするヘナですが、いろいろな髪色の人がいるドイツ発のブランドということで、その色幅が広がったのかな……と勝手に想像しています。従来の「赤っぽくなりすぎた!」「黒々しちゃった!」のような不器用さがないことがカーディの魅力。白髪の染まり具合よし、色のセンスよし、しかも髪にツヤが出る! これこそ、日本で求められているヘナなのではないかなと思っています。
自分でできるかな? と抵抗がある方もいると思いますが、100%を求めなければ、コストパフォーマンスと仕上がり、両方に満足できると思います。ちなみに、私は毎回、大さじ2杯ほど残しておき、3週間くらい経ったら、リタッチとして使うという賢い節約(?)もしています。
自宅で染める自信がない方は、日本の美容室でも取り扱いがあるようです。ヘナにご興味のある方、ヘアカラーのダメージが気になっている方は、ぜひお試しくださいね。
DATA
Khadi(カーディ)ナチュラルプロダクト 植物性ヘアカラーヘナ
内容量:100g/500g