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au初のGSM搭載「W62S」を使ってみた(2ページ目)

au初のGSM対応モデルとなるのがW62S(ソニー・エリクソン)だ。ガイドも早速、手に入れてアメリカで試してみたので、そのインプレッションを紹介したい

石川 温

執筆者:石川 温

携帯電話・スマートフォンガイド

ネットワークは手動で切り替えを

まずはGSMに切り替える必要がある
海外に渡航した場合、そのままの状態では現地の電波を掴んでくれない。「グローバルアシスタントメニュー」の「エリア設定」を国内から「海外(GSM)」に変更することで、現地のネットワークに接続するようになっている。このあたりは、知らずに海外に行くとちょっとあわてるので注意が必要だ(実際、ガイドがそうだった。905iシリーズなどは、自動的にネットワークを掴んでくれるので)。

ネットワークを掴んでくれさえすれば、あとは国内で使うのと何ら変わらない。
音声通話はもちろんのこと、メールの送受信やEZウェブのアクセスも何ら問題ない。あんまり普通に使えるので、使いすぎには注意したいところだ(国内と違って、音声、パケット料金ともかなり高額になる)。

メールの使いすぎを防止するため、W62Sでは海外渡航時にはメールを全文受信しない設定に切り替わるようになっている。メールの受信通知を受け取った後、手動で全文を受信する流れとなる(これは自動受信に切り替えることもできる)

海外から他の国に発信した場合、簡単に国番号をつけてダイヤルすることも可能だ。アドレス帳から呼び出して電話をする場合も、頭に国番号をつけられるので、かなり便利といえるだろう。

ただし、ローミング先エリアによっては、発信者番号が表示されず、誰からの電話かわからなかったり、留守番電話が入っていても、通知画面からすぐにセンターにアクセスして聞くということができないのはやや不便に感じた。海外から留守番電話を聞くには、auが設定している遠隔操作用の電話番号に発信する必要があるようだ。

海外対応モデルということもあって、外国語コミュニケーションソフト「TalkManFlash」や、海外のことを学べる「まちうけ文庫」、各地の時刻が同時にわかる「ツインプラネットクロック」、通貨をすぐに確認できる「グローバル電卓」、そのほかにも「モバイル辞書」なども装備。海外によく渡航するユーザーにとっては便利な機能が盛りだくさんだ。

特にツインプラネットクロックとグローバル電卓は、ガイドが実際に海外に行ったときにはかなり便利だと感じたものだ。

ただし、W62Sは、ワンセグ非対応モデルで、さらにauの新しいプラットフォーム「KCP+」にも対応していないので、海外対応以外の機能は少なめだ。

とはいえ、コンパクトで携帯性に優れ、デザイン性の高いモデルを探しているユーザーには最適な機種に仕上がっている。auで国際ローミング端末を待ち望んでいたユーザー以外にもおすすめできる機種となっている。

au w62s
シルバー×レザー、ブラック×ローズ、ホワイト×ライムの3色がある
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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