自粛生活による思わぬ出費で、家計がピンチ!?
新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの生活は大きく変わりました。自粛生活により、食費や水道光熱費が一時的に増えたという家庭も多いでしょう。また、テレワークに切り替わったことにより、パソコンや周辺機器を揃えたり、おうち時間を充実させるために、ゲームや書籍にお金を費やしたという方もいるでしょう。気付いたら思いのほかお金を使ってしまっていて、家計がピンチということになっていませんか?
普段からクレジットカード払いを利用している人は特に要注意です。クレジットカードは15日締めの翌月10日払いといったケースが多く、使い過ぎを実感するのは多くの場合、使った翌月になってから。そのため今はお財布に現金が残っていても、クレジットカードの引き落とし後に銀行の残高が思いのほか減っていて、その後は少ない家計の中からやりくりしなければならない可能性が高くなるのです。
クレジットカードの利用金額を事前に確認しておき、支払い日が来るまでは財布のヒモをギュッと引き締めて、この1か月で家計の立て直しを行いましょう。
クレジットカード分を考慮して「いくら使えるか」算出する
今月の給料が入金されたら、次の給料日までにいくら使えるかを算出します。まずは住居費や水道光熱費、保険料などの固定費、洗剤やトイレットペーパーなどの生活に必要な雑費分を差し引きます。この際にクレジットカードの支払額も考慮することが大切です。これらを引いた額が1か月に使える生活費になります。生活費は1週間ごとに予算を立てて、その金額内で収めるようにしましょう。この間クレジットカードで支払った分は、支払いを先送りにしているだけなので、この1か月で家計を立て直すためにも、今月使った分にカウントして予算から差し引いておくことが肝心です。
直近での赤字家計立て直しに効き目があるのは「食費」の節約です。継続的な家計見直しではムリがあっても、1か月間の辛抱だと思えばそれほどのストレスは感じないはずです。この間は食材の買いすぎはセーブして、使い切りを意識した自炊を心がけましょう。会社員で昼食時に外食することが多い人は、お弁当持参で出費を抑えましょう。
また、ペットボトルを買うときは、コンビニではなくスーパーやドラッグストアで買うことを習慣づければ、支出を抑えられます。自宅で作ったお茶を入れた水筒を持って行けば、さらに節約になります。
大きな買い物をする際には必ず予算を決める
今後も自粛生活がしばらく続きそうです。自宅で快適に生活する環境を整えるために、大きな買い物をする機会もあるでしょう。大きな買い物をする際には、あらかじめ「臨時支出」として予算取りしておくことを習慣づけましょう。例えば家電や家具の買い替えなどで、家計が苦しくなってしまう多くの原因は、臨時支出を生活費の中から支出しているからです。住宅や車の修理費、家電・家具の買い替え費、冠婚葬祭費などは、毎月の生活費とは別に事前に予算を決めておいて、その予算内で使うようにしましょう。
臨時支出分は、いつ発生するかわからない突発的な支出ですが、手取り月収の半分程度を目安に確保しておくと安心です。使ってしまわないように、生活費をプールしている銀行口座とは分けて管理しておけば、思わぬ出費で家計を圧迫することを避けることができます。
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