「平成」のスイーツブームから紐解く時代背景と今後(画像)(4ページ目)

平成12年、渋谷の東急百貨店東横店の地下1階に「東急フードショー」がオープン。「食」を「ファッション」として捉え直し、「エンターテインメント性」を意識した「食のテーマパーク」として、地下食品売り場をリニューアルした。

1987年にデパ地下のスイーツブランドとして誕生した「シーキューブ」でも、「ティラミス」が大人気となった。現在は「ティラミスL」として、生菓子を販売する店舗、又はオンラインショップで購入可能。
銀座の「ビゴの店 ドゥースフランス」にも、「カヌレ」を求める行列ができた。「ビゴ東京」代表取締役社長の藤森二郎氏は、「雑誌の取材を受けて、次はきっとこれが流行ると答えた」当時を記憶しているという。
平成18年、新宿に日本第1号店がオープンし話題となった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。看板商品「オリジナル・グレーズド®」を12個入りダズンボックスでまとめ買いする姿が目立った。
平成12年、渋谷の東急百貨店東横店の地下1階に「東急フードショー」がオープン。「食」を「ファッション」として捉え直し、「エンターテインメント性」を意識した「食のテーマパーク」として、地下食品売り場をリニューアルした。
東京にも平成19年に店舗がオープンし、ロールケーキブームを牽引した大阪発「モンシェール」の「堂島ロール」。現在でも銀座三越、日本橋三越本店で購入できる。
平成21年3月に「アンリ・シャルパンティエ」から発売された「シルキー・ロール」(現在は販売終了)。スポンジ生地と生クリームのシンプルな構成の中で、名前のとおり、絹のようになめらかで、ふんわり軽い口どけにこだわった。
「クラブハリエ」は1979年に誕生し、20年後、大阪の百貨店に「バームクーヘン」専門店「B-studio」を出店。平成13年、関東初出店となる「B-studio日本橋三越店」をオープン。平成のバウムクーヘンブームの先駆けとなった。
「株式会社BAKE」の「BAKE CHEESE TART」は、現在では日本国内のみならず海外にも複数店舗を展開。看板商品の「焼きたてチーズタルト」は、定番味以外に期間限定フレーバーも登場する。
平成16年、恵比寿にパティスリー「トシ・ヨロイヅカ」(現在はチョコレート専門店「Yoroizuka EC」としてリブランド)をオープンした鎧塚俊彦シェフ。スペシャリテの「クレーム・ピスターシュ」は現在も人気商品の1つ。
『BRUTUS』の表紙を飾った「パティスリー1904(デイズヌフソンキャトル)」の「しまなみレモンケーキ」は、平成30年2月1日より発売された日本郵便のグリーティング切手「スウィーツ」の図案にもなった。
株式会社グレープストーンが手掛ける皿盛りデザート専門店「銀座ぶどうの木」と、雑誌『Hanako』とのコラボで誕生した「喫茶店に恋して。」は、「喫茶と本」をテーマとした新たなスイーツブランド。第一弾商品として「ティラミスショコラサンド」を発売。
「株式会社ヨックモック」が平成31年3月に発表した新ブランド「わたしときどきCookie」は、「仕事や家事に一生懸命な女性の心をほっと満たし、いきいきとした暮らしをそっと支える」という「ウェルネス」を意識したコンセプト。4月1日より公式オンラインショップで第一弾商品「グラノーラ」クッキーと「いちじく」クッキーを販売開始した。
平成26年に誕生した日本発の「ビーントゥーバーチョコレート」ブランド「Minimal」でも、世界中から品質の高いカカオ豆を厳選して仕入れる中で、生産者との関係を強化。カカオ豆の発酵や乾燥によるチョコレートの味の違いを体験してもらい、共に品質の向上に取り組む。
平成10年、自由が丘にオープンしたパティスリー「モンサンクレール」に始まり、「自由が丘ロール屋」「ル ショコラ ドゥ アッシュ」「和楽紅屋」など複数のブランドを手掛け、平成のパティシエブームを牽引してきた辻口博啓シェフ。
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昭和64年、成田空港。年末年始を海外で過ごし帰国した人であふれかえる到着ロビー 写真:読売新聞/アフロ
スーツ、ワイシャツをはじめ、全フロアに紳士物が並ぶ、伊勢丹メンズ館 写真:読売新聞/アフロ
平成22年にハワイから日本初上陸をはたしたEggs ‘n Things(エッグスンシングス)。 写真:アフロ
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