「平成」という時代は、新しいカフェ文化の時代。インターネットが主流の個人主義のようでありながら、人がいるところにみんなが集まった時代です。
コンビニでも淹れたてのおいしいコーヒーが飲めるようになった平成のカフェ文化をけん引したのは、やはり「スターバックスコーヒー」だと思います。今回は、スターバックスコーヒーのなかでも私が特に思い入れがあり、イチオシのコーヒー豆「カフェべロナ」をご紹介します。
コーヒー文化を日常化させたスターバックス
街のいろいろなところで見かける緑のセイレン(ギリシャ神話に登場する人魚)のロゴに、就業前の一杯を求めタンブラー片手に列をなすビジネスマン。スターバックスは街の風景を変えました。日本1号店が銀座にオープンしてから間もなく24年、現在は国内に1400以上の店舗があります。デザイン性のある店舗が次々にオープンしたり環境に配慮したシステムを模索したり、常に新しい時代を見据えて変化しながらも、カウンターで手渡しするスタイルやフレンドリーなコミュニケーションなど、大切なところは変わらないまま。コーヒーをおいしくするのは心地良い空間、それが平成のカフェ文化なのです。
私がパートナー(スタッフの呼称)として働いていたのは500店舗目のオープンで盛りあがったころですが、仕事が終わって飲むスターバックスの「カフェベロナ」は本当においしかった。今も「カフェベロナ」を飲むたびに、あのころと変わらない風景が世界中に広がっていることを感じ、感慨深くなります。
ほっと一息つきたいときは「カフェベロナ」を飲みたくなる
ペーパーフィルターをセットして、コーヒースプーンで豆をすくい 、お湯を注ぐ。これもコーヒーの楽しみですが、「カフェベロナ」はコーヒーメーカーでもハンドドリップでも美味しく淹れられます。コーヒーを飲むときくらい、淹れる時間も楽しまなくちゃとハンドドリップを心がけてはいるものの、家族全員分を淹れるときはコーヒーメーカーになりがち。それでも、どちらもちゃんとおいしいのです。
煎りの深いイタリアンローストの甘さと深さに、しっとり感と重厚感のあるインドネシアのコーヒー豆や軽やかさのあるラテンアメリカのコーヒー豆が加わった「カフェベロナ」。ごくごく飲むのではなく、しっかり味わう。ブレンドの良さが生きたコーヒーです。
「チョコレートを使ったデザートと合うコーヒーを作りましょう」と開発されたコーヒー豆なので、チョコレートスイーツとの相性はバツグン。ちなみに和菓子党の私は、京都の「阿闍梨餅(あじゃりもち)」や仙太郎の「ぼた餅」といったあんこ系とのペアリングに目がありません。
新しい時代がはじまり、いろいろなことがスタートする季節。ほっと一息つきたいとき、新しい友だちと一緒に過ごしたいとき、「カフェベロナ」を飲んでみてください。「令和」への改元を前に、「カフェベロナ」を飲みながら「平成」を振り返ってみるのもいいかもしれません。きっと、おいしい時間にしてくれます。
DATA
スターバックスコーヒー|カフェベロナ
内容量:140g(中細挽き)
※スターバックスの店舗で販売されているものは豆の状態になります