日本古来の暦「七十二候」を
感じられる住まい

「今回の商品は2017年4月に発売した『The Forest BF』をリニューアルしたものです。テーマは、日本の四季に寄り添い、豊かな暮らし方を提案する設計プランにあります」と話すのは、住友林業 住宅・建築事業本部 営業推進部 営業戦略グループ 次長の池田成男さん。家事の時短や子育てを支援する家など、さまざまな住まいづくりに携わってきました(以下コメントはすべて池田さん)。

「2018年は当社設立70周年の節目の年でした。そこで記念商品を開発するにあたり、住まいの快適性や機能性、木の家の風合い、ビッグフレーム構法の設計自由度、耐久性など当社の強みを担保しつつ、原点に回帰してブランドを再構築してみよう、となったのです」

そして立ち上がったコンセプトが「日本の細やかな四季の移ろいを愉しめる家」だったとのこと。
住友林業 The Forest BF

四季の移ろいを愉しめる家が「The Forest BF」のコンセプト 
 

「かつての日本の住まいは、四季の移り変わりに上手に適応しつつ、普段の暮らしに加えて、季節ごとの行事や冠婚葬祭などを行う場としても機能していました。そこで着目したのが、日本の暦である『二十四節気(にじゅうしせっき。春分、立夏、夏至、立秋、秋分など)』を3区分した『七十二候(しちじゅうにこう)』です」

『七十二候』は二十四節気を5~6日ごとに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせる、より繊細な暦のこと。短い言葉で季節ごとの事象を情緒たっぷりに表します。この細やかな季節の移ろいを住まいに取り入れる住まい提案が、リニューアルした『The Forest BF』の真骨頂です」
 

繊細な季節のワンシーンを切り取る
多彩な設計プランとは

では、春夏秋冬それぞれの七十二候から代表的な設計プランの例を見てみましょう。

●春 草木萌動(そうもくめばえいずる) 第六候 2/28~3/4頃
やわらぐ陽光の下で土も潤いはじめ、草木が芽吹き出す 
住友林業 The Forest BF

リビングダイニングの大きな窓から春の兆しが感じられる


「窓の外の景色が、どう見えるのかを考えて窓の位置などを設計しています。ご自身の敷地の庭だけでなく、『借景』といって周りの景色も上手く取り入れることも。当社の家づくりでは、庭作りの担当者も専属で付きますので、季節ごとに目を楽しませてくれるような植栽、樹木を植える相談もしていただけます。野菜や季節の草花を植え、お子さんと一緒に育てても良いですね」

●夏 温風至(あつかぜいたる) 第三十一候 7/7~7/11頃
青い空、熱気を帯びた風とともに本格的な夏が到来
住友林業 The Forest BF

オリジナルのウッドデッキはキッズデザイン賞2018を受賞している


「ウッドデッキをリビングの延長のくつろぎ空間として提案しています。リビングとの段差がなく、小さいお子さんも安全です。暑い日はプールを出してもいいですね。また、深い軒や ひさし は暑い日差し や雨から住まいを守る上、洗濯物干し場などにも活用できます。なお、このウッドデッキはオリジナルで、105角(105㎜×105㎜)の国産無垢材(杉)を使用しています。デッキ面にビスが見えない安全な仕上げで、本物の木ならではの木目や色合いの美しさを感じられます」

●秋 草露白(くさつゆしろし) 第四十三候 9/7~9/11頃
草に降りた露が白く光って見える
住友林業 The Forest BF

室内のリビングはもちろん、デッキも月見の特等席に


「秋のさわやかな青空を眺めたり、夜の涼しくなってきた風にあたりながらお月見するなど、情緒ある日本の秋を楽しめる開口部を設けています。バルコニーの壁の高さを調整し、周囲からの視線を遮ってプライバシーを守りつつ、室内から空を眺めることができます」

●冬 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる) 第六十六候 12/31~1/4頃
凍り付いた地面の下で、春を待つ麦が目を出し始める
住友林業 The Forest BF

和室とリビングを繋げた空間は、様々な場面で活躍


「年末やお正月は家族や親せきなど人が集う季節。段差を利用して床座と椅子座の空間を繋いで、楽しい時間を創ります。室内の格子の間仕切り建具などは和の風情で落ち着いた時間を演出。気配を感じながらも時には視線を遮るほどよい距離感があります」
 

木と異素材のマッチング
アクセントカラーも活かした内装

まずは木の魅力を際立たせる内装デザイン。床、壁、天井、梁、椅子、障子など各部位に適した樹種をセレクト。例えば床材では、オーク、チーク、マホガニー、ウォルナット、メイプルなど人気の樹種に加えて、国産材シリーズのヤマザクラ、オニグルミ、カバ、ニレが追加されています。トータルで国産材8樹種を含む15樹種から、お好みの木で部屋を彩ることができます。
住友林業 The Forest BF

天井を木で仕上げることで、上品で落ち着いた空間を演出し、住まい全体に温もりが広がります。部分使いや全面貼りなど、お好みに合わせて自在にアレンジできます。

 
住友林業 The Forest BF

構造に使われる梁をインテリアのように現すことで、空間に木目の美しい表情とアクセントを生み出します。吹き抜けなどの高い天井空間に梁を現すことも可能です。

 
住友林業 The Forest BF

古来より日本の住まいにとり入れられてきた格子。風や光が自在に通り抜け、空間をやさしく仕切ります。その機能性と洗練されたデザインが、和モダンの薫る居住空間をつくります。


「さらに建具(ドア)は、今回新たに白黒2色を追加しました。既存の木調の建具9色と合わせ全11色のカラーバリエーションがあります。お客様の要望に合わせつつ、圧倒的な木質感のある室内空間をつくることができます。
 
住友林業 The Forest BF

建具:黒い壁と黒い建具の組み合わせで、落ち着いた空間をつくります

 
住友林業 The Forest BF

クロス:どんなインテリアとも相性の良いシックなグレーの壁

 
住友林業 The Forest BF

和紙:伝統的な色合いの和紙を壁に施し、空間にアクセントを付けます


また、石やタイル、スチールなどの異素材をマッチングさせて木の魅力を際立たせたり、壁に色を塗ったアクセントカラーで好みのイメージをつくることも可能です」
住友林業 The Forest BF

木×塗り壁:土をふんだんに使い、自然味あふれる荒々しさの中にやわらかで温かみのある雰囲気を醸成。 オリジナリティ豊かな壁に仕上げていきます。

 
住友林業 The Forest BF

木×吹付・タイル(壁):エレガントな意匠の吹付の壁と、デザイン性の高い大理石調タイルの壁が木材の魅力を引き出しています。また、漆喰や珪藻土の塗り壁も木材を美しく引き立てます。

 
住友林業 The Forest BF

木×スチール:シンプルでスタイリッシュなスチールの手すり。階段のステップなどに木材を使用することで、スチールと木のもつ素材の温かさや素朴さを相互に引き立てます。

 

日本の伝統家屋の「軒、 ひさし 」が
モダンな外観フォルムを形成

次は外観です。住友林業ならではの設計自由度の高さを活かし、四季を取り入れやすいデザイン、工夫が施されています。

「例えば日本の伝統家屋に見られる、日差しや雨雪から住まいを守る軒と ひさし を多く取り入れています。軒は、機能面で優れているだけでなく、軒先の水平ラインを揃えるとスタイリッシュな外観フォルムをつくることができます。
 
住友林業 The Forest BF

シャープで奥行きの深い ひさし を窓のすぐ上に配して軽量感と風格を兼ね備えた外観に

 
住友林業 The Forest BF

地面から斜めに立ち上げた外壁とゆるやかな屋根形状が特徴

 
住友林業 The Forest BF

格子のスクリーンで採光量を維持しながらプライバシーにも配慮


なお『The Forest BF』は、内装、外観とも他の住友林業の一戸建て同様、一棟ずつ設計担当者が付き、お客様それぞれのライフスタイルに応じた間取りや設計プランなどカスタマイズをすることが可能です。お子さんが小さな共働き家族はもちろん、中・高校生と成長した時、独立してご夫婦だけになっても、長く快適に住み続けられる住まいをご提案します」

「The Forest BF」の詳しい情報を載せたカタログは、全国のモデルハウスや支店、ウェブサイトで入手可能です。ぜひご覧ください。

<関連サイト>
The Forest BF
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