「大人の色気」は、単なるセクシーさとは違う
「大人の色気」とは、上品さが漂うもの。単に肌を露出するような「セクシーさ」は、一歩間違えれば下品になりかねません
色気とセクシーさは、まったく異なるもの。
セクシーさを出すならば、女性らしい体のラインを強調したり、肌を露出気味にしたり、セクシーなメイクを施すだけでOKです。しかし安易なセクシーさは下品になりがち。
特にアラフォー以上になると「若さ」との相乗効果(健康的なセクシーさ)が狙えないため、セクシーさを強調するほど「場末感」が出てしまいます。それでは逆効果。
大人の色気とは、わかりやすいセクシーさではなく、ほんのりにじみ出てくる色っぽさ。
極論ですが、「喪服を着た未亡人」は大人の色気の集大成です。哀しみの中、気丈に振る舞う大人の女は、1ミリも肌を露出していない着物姿であっても、残酷なほど色っぽさが漂います。そんな大人の色気は、若いうちには出すことのできないものです。
「油断」と「上品さ」を備えるのが、大人な女性の色気
襟から覗く白いうなじ。他を隠しつつ、わずかに見せる女っぽさこそが「大人の色気」なのです
たとえば、仕事中にさりげなく疲れた目を押さえる仕草。たとえば、料理中に小皿で味見をするときの唇。たとえば、長い髪を無造作にアップでまとめたときのうなじ。たとえば、考えごとをしているときの表情。
これらの共通点は「油断している」こと。ふだんキリッとしている大人の女性ほど、ふと油断したときに見せる「素の姿」が妙に色っぽく映るのです。
だからといって、油断しまくっただらしない姿には、1ミリも色気は感じません。姿勢良く、きちんと足を閉じているなど、全体的には緊張感を保っている大人の女性が不意に見せる「油断しているパーツ」に、大人の男性は色気を感じるのです。
しぐさや表情は意識して出すことは難しいもの。もう少しわかりやすい大人の色気としては、「香り」が挙げられます。
男性に不評なコスメ独特の粉っぽい香りを避け、無香料のものをセレクトする。体臭がしないよう充分なケアをする。タバコや外から付着する悪臭が残らないよう、髪や服の消臭を心がける。
マイナスイメージになりかねない匂いを防ぐ心遣いは、大人の女性ならでは。それは、プラスの色気を出そうと意識するよりもずっと大切なこと。
イヤな匂いを徹底的に排除した上で、自分のイメージに合う種類のトワレをほんのりと。柔軟剤でもOKですが、安っぽい香りは避けてください。トワレのつけ過ぎも厳禁です。
すれ違ったり接近しなければわからないくらいの淡く上品な香り。それは大人の女性をより色っぽく演出します。
すべてにおいて「出し過ぎない」のが色気につながる
大人のステキな女性は、ほんのりと色っぽいもの。「大人の色気」は、男性のほうが気づきやすいかもしれません
着物姿のように、体を隠した衣服ほど「抜いた襟から覗くうなじ」や「不意に見えたくるぶし」にドキッとしてしまうのは、まさにセクシーではなく色気の部類。
リサーチした男性の中には「蚊に刺されて赤くなったふくらはぎ」や「ストッキングが伝染したことに気づかないままの美しい立ち姿」などマニアックな意見もありました。肌見せにしても油断にしても、出し過ぎれば「だらしない」印象になるだけ。「一見、隙がなさそうに見える」状態でなければ、色気にはつながりません。
大人の色気を身につけたいと思うならば、逆に「隙をなるべく見せない」立ち居振る舞いを意識して。リラックスした姿を見せるのは、気を許している男性の前だけでいいのです。
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