新しい年は、心地よいスタートダッシュを決めたいものです。年明け早々、「投資で大損して、大事なお金が吹き飛ばされてしまった……」なんてことには、なりたくないものです。
 
そこで今回は、新年の資産運用を上手くいかせるためにも、科学的根拠に裏付けされた「株式投資」のコツをご紹介しましょう。
 
失敗しない株選び

年明けの株式市場ではどんな株が狙い目?

 

「1月効果」と「小型株効果」 

年明けの株式市場は、「小型株が上がりやすい!」という傾向が確認されています。経済学者らの研究(1)によると、「1月は小型株が値上がりしやすい傾向がある」のだとか。
 
この現象は、「1月効果(January Effect)」とも呼ばれ、米国株市場では少なくとも70年以上に亘って効果が確認されています。また、日本株市場について個人的に調べてみても、直近20年は「1月に小型株が値上がりしやすい」傾向が確認できました。
 
ちなみに、経済学者のケネス・フレンチ教授のデータ・ライブラリ(2)を参照したところ、年前半は小型株が上がりやすい!なんて傾向も見つかりましたので、1月だけでなく、半年間くらいは、小型株に投資することで利益を出せると期待できそうです
 

どこからが「小型」なのか?

ちなみに、「小型株を買う」ことは、「大型株を買う」こと以上に利益につながりやすいことが、経済学者らの間では広く知られています。学者のロルフ・バンズの研究(3)によれば、「小型株は、大型株よりもリスク調整後リターンが高い傾向がある!」のだとか。
 
つまり、「小型株はリスクの大きさの割に、大きなリターンが得やすい」ということです。この現象は「小型株効果(Size Effect)」と呼ばれ、ぼくら投資家が利益を出すために使える、有効性の高い指標の1つとして知られています。
 
「小型株を買うと利益になりやすい!」という話をすると、「小型株って、どこからが『小型』なの?」と疑問が湧いてくるでしょう。僕が使っている目安としては、「時価総額が1000億円未満」あたりが有効だと思います。
 

まとめ 

「新年、良いスタートダッシュを切りたい!」という方は、本記事でご紹介した「1月効果」と「小型株効果」が、役に立つかもしれません。覚えておいて損はない法則だと思いますので、ぜひ、研究を深めてみてください。
 
ちなみに、「年明け以前に、年末年始にも利益を出したい!」という方は、年末に利益につながりそうな投資法についてもご紹介したことがあります。本記事を併せてお読みいただいて、年末から年明けにかけて、上手にお金を増やしたいものですな。

 
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【参考文献】
  1. 論文:Michael S. Rozeff and William R. Kinney Jr., 1976, "Capital market seasonality: The case of stock returns", Journal of Financial Economics, 3(4), pp. 379-402
  2. ウェブサイト:Kenneth R. French, "Data Library", 2018年12月16日時点
  3. 論文:Rolf W. Banz, 1981, "The relationship between return and market value of common stocks", Journal of Financial Economics, 9(1), pp. 3-18


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