ミニマリストが部屋を快適に保つためにしていることとは?
ガイドの自宅リビング。部屋の快適さを保つよう、心がけているルールがあります
「ミニマリスト」、この言葉が注目されはじめたのは、東日本大震災の後だと言われています。それまでモノにあふれた暮らしをしていた人たちが、地震などの天災を経験したことで「モノを減らそう」「暮らしを見直そう」と動き出したことがブームのきっかけです。
ミニマリストの部屋というと「モノの少なさ」をイメージしがちですが、実は一番の特徴は「暮らす人が主役である」という考え方です。私たちミニマリストにとって、「モノ」は脇役や手段に過ぎません。
いつでもその時々の暮らしに合わせて「モノ」を変化させることができるのが、ミニマリストの部屋の共通点。そんなところに共感される方が多いのもうなずけますね。
本日は、ミニマリストが部屋を快適に保つために意識している基本のルールを3つ、ご紹介します。
<ミニマリストの部屋を快適にする目次>
ミニマリストの部屋を快適にするルール1:家具を固定しない
まずは「家具を固定しない」というルールをご紹介します(※地震対策をしない、という意味ではありません)。たとえば、ベッドの代わりにマットレスを使用しているミニマリストが、大勢いらっしゃいます。 布団を毎朝畳むのが面倒ではないですか?と言われるのですが、上の写真のようにマットレスを立てて収納するなら、持ち上げなくても済みますよ。シーツを頻繁に洗い、布団の下の掃除を毎日する。衛生的に過ごそう!という意識が高まる点もメリットですね。
寝る場所を固定しないことで、部屋の使い方は無限大。リラックスしたり来客を招いたりと、何にでも使うことができます。
また、テレビを固定しない方も多いですね。ミニマリストの中には、テレビの代わりにプロジェクターで投影する、ノートパソコンを使ってテレビを観る、という方が多くいらっしゃいます。
これもすべて、その時々でどこでテレビを観るかを自由に変えられることが特徴です。
我が家ではテレビ専用の部屋を作っています。 これ、配置を少し変えるだけで部屋の印象が大きく変わりますよ。 さらに、年末年始など親族が集まるときはテレビをリビングに移動させます。テレビ自体はリビングテーブルの上に乗せているだけなので、移動時間はたったの5分!
ミニマリストの部屋を快適にするルール2:イベント雑貨を持たない
続いてミニマリストには「限定品を持たない」という考えがあります。その最たるものがイベント。ハロウィンやクリスマス、お正月といった季節のイベント専用の装飾品を持たない人が多いのです。では、どうやって部屋の中に季節感を出していくか?のアイデアをご紹介します。
■雑貨以外で季節感を出すアイデア1:季節の花を飾る 季節感を感じる一番のインテリアは花です。ぜひお花屋さんで季節のお花を選んでみてください。生花が苦手な方は、枝モノを選ぶと、お手入れも少なく長持ちすると思いますよ。例えばクリスマスをイメージしたスワッグをツリー代わりにするというのも手ですね。
■雑貨以外で季節感を出すアイデア2:絵本の表紙で演出する
例えばクリスマス前ならクリスマスに関する絵本。季節に合わせた絵本を図書館で借りてくるのはいかがでしょうか? 壁に立てかけるだけで立派なインテリアになりますよ。
■雑貨以外で季節感を出すアイデア3:子供の作品を飾る
子供たちが園や学校から持ち帰る作品。せっかくなので、それらを飾るのはいかがでしょうか。持って帰ってきた作品に、さらに家族で手を加えて季節感を演出するのも手ですね。そうすることで子供も満足し、記憶に残ること間違いナシです。
ミニマリストの部屋を快適にするルール3:1台2役の家具を選ぶ
ミニマリストは、1台で何通りもの使い方ができる家具を選ぶことを意識しています。我が家の例をご紹介します。■ベンチ
シンプルなベンチは、いろいろなモノとして使うことができます。他にどんな使い方をしようか?と考えるのも楽しいですね。 ■ラグ
我が家では、ラグは「ギャッベ」という、イランの遊牧民による手織り絨毯を使っています。夏は涼しく冬は暖かく、オールシーズン使えます。
■こたつ
こたつもデザイン性の高いモノを選べば、夏場のリビングテーブルとして大活躍! 冬はもちろんコタツとして使用。 このようにインテリアだけでも通年使える・もしくはさまざまな用途で使える家具がたくさん。ぜひ、家具選びを楽しんでくださいね。
ミニマリストが部屋を保つためにしていること・まとめ
お伝えしたポイントは、どれも我が家が実践している内容です。特に家具などのインテリアは、一度買うと長く使うモノ。あなたも、3つのポイントを意識したモノ選びをしてみませんか?部屋を快適に保つために、お役に立てれば光栄です。
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