「彼氏を独り占めしたい」という女性の心理は、愛情が大きいから?
女性が彼氏を独り占めしたいと思う心理とは
女性なら、一度はそんなふうに思ったことがあるはず。しかし行動に移してしまう人は、それほど多くありません。
愛情を盾に相手を束縛しようとしてしまうのは、独占欲の強さが原因です。男性側も最初のうちは「僕のこと愛してくれているんだな」と勘違いしがちですが、そのうち自分が支配されているような気がして、うんざりしてしまうでしょう。
独占欲による束縛を許せば、エスカレートするのは時間の問題。度が過ぎる束縛は、モラハラ化しないとも限りません。
だけど厄介なのは、束縛している女性自身がそれらの行動を正当化してしまうこと。
「好きならば、相手のことを全て知りたいのは当たり前」「恋人なんだから、愛情を全部自分に向けてくれてもいいはず」本気でそう思っているなら恐ろしいこと。女性の独占欲は、愛情を狂気へと変えてしまうのです。
独占欲には2つの要素がある
会社の奴と帰りに一杯飲むだけで追及される。週末会えないと文句言われる。LINEの返事が遅いだけで問い詰められる。もう勘弁してよ……。
遠距離だったり歳が離れていたり、これまで経験したことのない「彼の愛情がわからない」状態が不安に結びつき、独占欲を芽生えさせてしまうのです。
対して、歴代の恋人全員に独占欲が沸いた女性は、性格面に要因があると考えられます。
性格(個性)のベースは、生い立ちが大きく影響します。
「一人っ子で欲しいものはなんでも独り占めできた」あるいは逆に「家庭環境が複雑で親の愛情を独占できなかった」といった経験から、独占欲が芽生えやすくなったのかもしれません。
性格的に独占欲の強いタイプは、恋人だけでなく全ての人間関係や物にまでも執着し、自分が最優先でないと気が済まないのです。
不安が独占欲を増大させる。コントロールするには努力が必要
「コレはわたしの!」「コレもわたしの!」子供のワガママと同じような独占欲を発揮してしまうのは、幼稚な証拠です。
もしあなた自身が恋人に対し強い独占欲を抱いているならば、その裏に潜む不安を洗い出してみましょう。
恋人が自分を一番愛していると信じられるならば、彼が他の女性と仲良くしたり、あなた以外の人と楽しく遊んでいても腹が立つことないはず。
自分以外の人を優先しようとしまいと彼の自由。彼の時間を独占できないからといって、あなたへの愛情が目減りしているわけではありません。
子供の頃、姉妹や友達におもちゃを取られ、泣いたり怒ったりしましたよね。独占欲をコントロールせず相手にぶつけてしまうこと、相手を自分の思い通りに支配したり束縛したりすることは、当時の子供と同じ。幼稚なレベルの自我なのです。
もう大人のあなたなら、恋人を完全には支配できないこともわかっているはず。
恋人を含めすべての他人は、あなたとは別の人間です。自分の思い通りにならなくて当たり前なのです。
恋人があなたの望むように歩み寄ってくれるのは、あなたを慕っているから。
相手が気持ちを傾けてくれる瞬間を素直に喜び、そばにいてくれることに感謝し、小さな幸せのひとつひとつを心から味わってみてください。
それらの積み重ねが信頼に繋がり、不安の解消へと導くのです。
愛情を向ける対象を増やし、思考と時間を分散させよう
小さな愛情も逃さず受け止める。彼以外のことにもっと意識を傾ける。彼にウンザリされてしまう前に、独占欲のコントロールを身につけましょう。
あなたが「彼のことを考える時間」に独占されてしまっているのと同じくらい、恋人にも自分のことだけ考えて欲しい……とエゴな要求をしているのかもしれません。
恋人に会っていない時間、頭の中が恋人で支配されないためには、意識を他のことに向けるためにも自分を忙しくするのが最良の方法。今以上に仕事に打ち込むもよし、ペットを買って愛情を向ける先を増やすもよし、きつめの運動で頭を空っぽにするのもお勧めです。
あなたの思考と時間を「彼以外のもの」に分散すれば、恋人を独占したい気持ちが薄まるだけでなく、あなた自身の生活に豊かさが生まれます。
いっそ恋人があなたに束縛されなくなって寂しいと感じるぐらい、エネルギーのベクトルを方向転換してみましょう。「追えば逃げる、逃げれば追う」が恋愛の定石ですよ。
<ガイドからお知らせ>
活動情報や告知は、公式サイト・Facebookファンページ・X(旧Twitter)をご覧ください。
【関連記事】