名作SFアニメ おすすめ10選!

日本発で世界的に評価の高いコンテンツの多くはSF作品でしょう。様々な科学技術の発展した世界観にはユートピアもあればディストピアもあります。今回は近年おすすめのSFアニメをロボット系の作品以外から選んでみました!
 
おすすめSF作品画像ハーモニー

おすすめSF作品『ハーモニー』(画像はAmazonより:http://amzn.asia/d/eyFuof2)


<INDEX>
1.銃が潜在犯を裁く時代『PSYCHO-PASS サイコパス』
2.宇宙が職場のサラリーマン『プラネテス』
3.過剰な健康社会に抗う者たち『ハーモニー』
4.伝説的作品の渾身リメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』
5.人気作家の原点『マルドゥック・スクランブル』
6.先の読めないネゴシエーション『正解するカド』
7.サイバーパンクの代名詞『BLAME!』
8.メガネを通して見える異世界『電脳コイル』
9.人気作品のテレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
10.傑作タイムリープドラマ『STEINS;GATE』

 

1.銃が潜在犯を裁く時代『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012年)

 
『PSYCHO-PASS サイコパス』

『PSYCHO-PASS サイコパス』(画像はAmazonより)


『踊る大捜査線』で知られる本広克行監督がアニメ業界へ参入し、メインの脚本家には『魔法少女まどか☆マギカ』で知られる虚淵玄さんが加わったことから生まれたのが硬派でダークなSF刑事ドラマ『PSYCHO-PASS サイコパス』です。
深層心理状態の計測と数値化を可能にしたシビュラシステムによって管理される未来の日本が舞台となっており、SF作品の醍醐味でもあるユートピアとディストピアを表裏一体で描いたハズレ無しの世界観は1話目からグイグイと引き込まれていきます!劇中用語である犯罪係数が跳ね上がるようなハードな描写がお好みの方には是非ともおすすめです。


ノイタミナ YouTubeチャンネルより

 

2.宇宙が職場のサラリーマン『プラネテス』(2003年)

 
『プラネテス』

   『プラネテス』(画像はAmazonより)


『プラネテス』は幸村誠さんの漫画を原作としたアニメです。漫画版は全4巻と短いながらも類まれなる面白さであり、全26話で展開されるアニメ化にあたっては各種設定に大幅な改編と肉付けがなされています。原作ファンの反感を買いそうな決定ではありますが、アニメはアニメで大きな反響を得ることとなり、優秀なSF作品に贈られる「星雲賞」を漫画とアニメの両メディアで受賞した数少ない作品となりました。
宇宙や月面で働くことが珍しくなくなった時代、宇宙企業で働くサラリーマンとしての設定が強調されたアニメ版の主人公たちの職業意識や目標、悲喜こもごもの日常といった人間味のあふれる作風はSF作品ながらも地に足の着いた語り口であり、自分自身の仕事に対する姿勢や人生観を見つめ直す機会にもなるような優れたアニメーション作品です。

 

3.過剰な健康社会に抗う者たち『ハーモニー』(2015年)

『ハーモニー』

『ハーモニー』(画像はAmazonより)


34歳という若さでこの世を去ったSF小説家、伊藤計劃さんの遺作である小説を原作とした劇場用アニメが『ハーモニー』です。作者が病床の淵で描いたのは、世界の大半が健康監視システムにより自殺も出来ないほどに手厚い医療社会が実現されたユートピアと、それに反抗する女性たちでした。その繊細な死生観をもって、故人として初めて日本SF大賞を受賞することとなった傑作となっています。
アニメ版はアート系作品にも強いSTUDIO4℃が手描き調の3D描写、セルルック表現を織り交ぜて制作されています。完成されたゆえに無機質さを持つ日本、原色にあふれるバグダッド、荒涼としたチェチェンなど場面の移り変わりも見ごたえのある仕上がりです。完成された平和の行きつく先に興味がある方には是非とも観てほしい作品といえます。


ノイタミナ YouTubeチャンネルより

 

4.伝説的作品の渾身リメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012年)

『宇宙戦艦ヤマト2199』

『宇宙戦艦ヤマト2199』(画像はAmazonより)


テレビアニメを社会現象とした記念碑的作品ともいえる『宇宙戦艦ヤマト』。そのリメイク作品が『宇宙戦艦ヤマト2199』です。伝説ともいえる作品のリメイクにあたり様々な考証がなされ、各種設定やドラマは重厚かつリアリティーも伴ったものとなり、見ごたえ抜群の傑作となっています!
制作スタッフのこだわりも徹底しており、背景の多くを占める宇宙空間の描写なども「地球から目的地である大マゼラン銀河へ○○光年進んだ時にヤマトの後方に広がる天体」などといった考察をしたうえで描かれているとのこと。旧作のヤマトを観たことがある人も、そうでない人にもおすすめ出来る作品です。


BANDAI NAMCO Arts Channelより

 

5.人気作家の原点『マルドゥック・スクランブル』(2010年)

『マルドゥック・スクランブル』

『マルドゥック・スクランブル』(画像はAmazonより)


今や『光圀伝』や『天地明察』などといった歴史小説での活躍が目覚ましい作家の冲方 丁さんですが、その本質はSF作家でありアニメ分野においても『蒼穹のファフナー』、『攻殻機動隊ARISE』、『PSYCHO-PASS サイコパス 2』といった名だたるタイトルでシリーズ構成を担当しています。この『マルドゥック・スクランブル』は冲方さんの出世作である原作小説を劇場用アニメ三部作としたものです。
サイバーパンク全開の世界観で描かれる個性的なキャラクターたちの生死をかけたバトルも強烈な印象ですが、カジノを舞台にしたブラックジャック勝負の濃密な駆け引きもこの作品には欠かせない見どころとなっています。
 

6.先の読めないネゴシエーション『正解するカド』(2017年)

『正解するカド』

『正解するカド』(画像はAmazonより)


東映アニメーションがテレビシリーズとしては初めてセルルック3D表現をメインに制作した作品が『正解するカド』です。日本政府と宇宙の外から来たという「異方存在」とのファーストコンタクトを描くSF作品で、過去には『メッセージ』や『コンタクト』といった類似作品がありましたが学者や研究者が主人公ではなく、外務省の交渉官というところがポイントです。
異方からは無限に電力を取り出せたり、睡眠が必要なくなる装置など様々な技術が提供され始めますが、それによって引き起こされる世界の混乱を収拾するための様々なネゴシエーションが繰り広げられます。ストーリーの重厚さと先の読めない展開は人気の海外ドラマにも引けを取らない面白さだと思います。


正解するカド officialより

 

7.サイバーパンクの代名詞『BLAME!』(2017年)

『BLAME!』

   『BLAME!』(画像はAmazonより)


サイバーパンク好きなら知らぬ人はいないという弐瓶勉さんによる漫画『BLAME!』を原作とした劇場用アニメです。過去には何度もアニメ化の企画がありましたが、なかなか実現せず、本作は一部の世界観を共有している『シドニアの騎士』のアニメ化を手掛けた制作会社ポリゴンピクチュアズにより3DCG作品として発表されました。
原作では物語や各種設定の全てを明確にしているわけではなく、読者があれこれ想像する余地を残すことで考察が活性化し、人気となった経緯があります。Netflixと提携し全世界へ公開される作品となったことで、原作を可能な限り分かりやすくまとめ上げたストーリーには賛否もありますが、主人公である霧亥の持つ必殺の武器「重力子放射線射出装置」の映像化とその威力の描写は必見と言えるでしょう。

 

8.メガネを通して見える異世界『電脳コイル』(2007年)

『電脳コイル』

『電脳コイル』(画像はAmazonより)


スーパーアニメーターとして名高い磯光雄さんが初監督を務めたことでも有名なオリジナルアニメーション『電脳コイル』は数々の賞を受賞したジュブナイルSFの傑作です。電脳メガネというウェアラブルコンピュータが普及した現代日本で、メガネを通して見える電脳世界にまつわる様々なミステリーに子供たちが挑んでいきます。
AR技術の発達によってメガネをかけると物質として存在するもの以外にも様々な情報が目に映るというギミックはシンプルで面白いものであり、近い将来は自分も体験できるようになりそうという期待も込めて楽しめる作品となっています。

 

9.人気作品のテレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(2002年)

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(画像はAmazonより)


ハリウッドで実写映画化もされた士郎正宗さんの人気漫画『攻殻機動隊』は数々の有名クリエイターに影響を与えた作品ですが、アニメには複数のタイトルがあります。この『STAND ALONE COMPLEX』は全26話のテレビシリーズとなっており、1話完結のストーリーとシーズン全体にまたがる長編ストーリーを織り交ぜた構成となっています。
アニメ化をする上で、原作の持つ哲学要素と娯楽要素のバランスのまとめ方が絶妙であり、ストーリー、演出、音楽のどれをとっても最高レベルでまとめ上げられた作品と言えるでしょう。ハードな世界観ではありますが、思考戦車タチコマの愛らしさに癒されながらご視聴ください。

 

10.傑作タイムリープドラマ『STEINS;GATE』(2011年)

『STEINS;GATE』

   『STEINS;GATE』(画像はAmazonより)


『STEINS;GATE』は科学アドベンチャーシリーズと銘打って制作された同名ゲームを原作としたアニメです。過去へとメールを送るタイムマシンを完成させてしまったことにより、バタフライ効果を用いて現在の改変を繰り返した結果、回避できなくなってしまった大きな惨劇を解決するためにタイムリープで何度も時間をループすることとなる主人公の姿が描かれます。
ループもののゲームとアニメの相性は抜群であり、バッドエンドの連鎖からの脱却には確かなカタルシスが得られることでしょう!秋葉原や2000年代前半のインターネットシーンに詳しい方には思わずニヤリとしてしまうような要素も散りばめられていますよ。


SGTVanimeより

いかがでしたか?今回取り上げなかった90年代以前の作品にも名作は多数ありますので、いずれご紹介したいと思います!

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