2000年代のSFアニメは名作揃い!おすすめ作品10選
日本発で世界的に評価の高いコンテンツの多くはSF作品でしょう。様々な科学技術の発展した世界観にはユートピアもあればディストピアもあります。今回は近年おすすめのSFアニメをロボット系の作品以外から選んでみました!<目次>
- 1.潜在犯を裁く『PSYCHO-PASS サイコパス』2012年
- 2.宇宙が職場のサラリーマン『プラネテス』2003年
- 3.過剰な健康社会に抗う者たち『ハーモニー』2015年
- 4.伝説的作品の渾身リメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』2012年
- 5.人気作家の原点『マルドゥック・スクランブル』2010年
- 6.先の読めないネゴシエーション『正解するカド』2017年
- 7.サイバーパンクの代名詞『BLAME!』2017年
- 8.メガネを通して見える異世界『電脳コイル』2007年
- 9.人気作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』2002年
- 10.傑作タイムリープドラマ『STEINS;GATE』2011年
1.潜在犯を裁く『PSYCHO-PASS サイコパス』2012年
『PSYCHO-PASS サイコパス』(画像はAmazonより)
深層心理状態の計測と数値化を可能にしたシビュラシステムによって管理される未来の日本が舞台となっており、SF作品の醍醐味でもあるユートピアとディストピアを表裏一体で描いたハズレ無しの世界観は1話目からグイグイと引き込まれていきます!劇中用語である犯罪係数が跳ね上がるようなハードな描写がお好みの方には是非ともおすすめです。
ノイタミナ YouTubeチャンネルより
2.宇宙が職場のサラリーマン『プラネテス』2003年
『プラネテス』(画像はAmazonより)
宇宙や月面で働くことが珍しくなくなった時代、宇宙企業で働くサラリーマンとしての設定が強調されたアニメ版の主人公たちの職業意識や目標、悲喜こもごもの日常といった人間味のあふれる作風はSF作品ながらも地に足の着いた語り口であり、自分自身の仕事に対する姿勢や人生観を見つめ直す機会にもなるような優れたアニメーション作品です。
3.過剰な健康社会に抗う者たち『ハーモニー』2015年
『ハーモニー』(画像はAmazonより)
アニメ版はアート系作品にも強いSTUDIO4℃が手描き調の3D描写、セルルック表現を織り交ぜて制作されています。完成されたゆえに無機質さを持つ日本、原色にあふれるバグダッド、荒涼としたチェチェンなど場面の移り変わりも見ごたえのある仕上がりです。完成された平和の行きつく先に興味がある方には是非とも観てほしい作品といえます。
ノイタミナ YouTubeチャンネルより
4.伝説的作品の渾身リメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』2012年
『宇宙戦艦ヤマト2199』(画像はAmazonより)
制作スタッフのこだわりも徹底しており、背景の多くを占める宇宙空間の描写なども「地球から目的地である大マゼラン銀河へ○○光年進んだ時にヤマトの後方に広がる天体」などといった考察をしたうえで描かれているとのこと。旧作のヤマトを観たことがある人も、そうでない人にもおすすめ出来る作品です。
BANDAI NAMCO Arts Channelより
5.人気作家の原点『マルドゥック・スクランブル』2010年
『マルドゥック・スクランブル』(画像はAmazonより)
サイバーパンク全開の世界観で描かれる個性的なキャラクターたちの生死をかけたバトルも強烈な印象ですが、カジノを舞台にしたブラックジャック勝負の濃密な駆け引きもこの作品には欠かせない見どころとなっています。
6.先の読めないネゴシエーション『正解するカド』2017年
『正解するカド』(画像はAmazonより)
異方からは無限に電力を取り出せたり、睡眠が必要なくなる装置など様々な技術が提供され始めますが、それによって引き起こされる世界の混乱を収拾するための様々なネゴシエーションが繰り広げられます。ストーリーの重厚さと先の読めない展開は人気の海外ドラマにも引けを取らない面白さだと思います。
正解するカド officialより
7.サイバーパンクの代名詞『BLAME!』2017年
『BLAME!』(画像はAmazonより)
原作では物語や各種設定の全てを明確にしているわけではなく、読者があれこれ想像する余地を残すことで考察が活性化し、人気となった経緯があります。Netflixと提携し全世界へ公開される作品となったことで、原作を可能な限り分かりやすくまとめ上げたストーリーには賛否もありますが、主人公である霧亥の持つ必殺の武器「重力子放射線射出装置」の映像化とその威力の描写は必見と言えるでしょう。
8.メガネを通して見える異世界『電脳コイル』2007年
『電脳コイル』(画像はAmazonより)
AR技術の発達によってメガネをかけると物質として存在するもの以外にも様々な情報が目に映るというギミックはシンプルで面白いものであり、近い将来は自分も体験できるようになりそうという期待も込めて楽しめる作品となっています。
9.人気作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』2002年
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(画像はAmazonより)
アニメ化をする上で、原作の持つ哲学要素と娯楽要素のバランスのまとめ方が絶妙であり、ストーリー、演出、音楽のどれをとっても最高レベルでまとめ上げられた作品と言えるでしょう。ハードな世界観ではありますが、思考戦車タチコマの愛らしさに癒されながらご視聴ください。
10.傑作タイムリープドラマ『STEINS;GATE』2011年
『STEINS;GATE』(画像はAmazonより)
ループもののゲームとアニメの相性は抜群であり、バッドエンドの連鎖からの脱却には確かなカタルシスが得られることでしょう!秋葉原や2000年代前半のインターネットシーンに詳しい方には思わずニヤリとしてしまうような要素も散りばめられていますよ。
SGTVanimeより
いかがでしたか?今回取り上げなかった90年代以前の作品にも名作は多数ありますので、いずれご紹介したいと思います!
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