夏はどうしてもお金がかかると決めつけてないか

先日、とある雑誌のお金の特集で「お金を使っても貯まる夏にする!」という表紙のキャッチコピーをみかけました。発想の逆転をいつも提案している本連載としては一本取られたなと思いました。
 
お金をできるだけかけない方法

花火大会や夏祭りをネットで検索して、いろいろ出かけてみる




確かに、夏はお金がかかるシーズンです。
独身層においては夏のバカンスや買い物の誘惑がありますし、ファミリー層においては夏休みのお出かけや食費等がのしかかります。子どもが来年受験の場合、夏合宿に行かせると予備校から驚きの請求がやってきます。

夏の出費をゼロにすることはできません。独身層であればこの長期休暇を取るチャンスを有意義に使いたいでしょうし、ファミリー層なら子どもが家にいる時間も長く、また親も休みを取りやすい時期に記憶に残るイベントを何か考えたいところです。

しかし、お金をできるだけかけない方法はいくつかあります。ちょっと考えてみましょう。
 

ヒント1:旅行に行くならハイシーズンをずらしてでかける

おでかけタイミングをずらすだけで費用負担が下がることもあります。つまりお盆を避ける、ということです。

ホテルや民宿に宿泊をするならお盆は避けたほうがいいでしょう。交通費も含めてお盆明けの旅行費用は値下がりする可能性が大です。

お盆は会社にいて、お盆明けから9月に夏休みを取る会社員はよくいますが、あれはかなりお得な方法といえます。子どもがいる場合は夏休みの宿題を早めにやらせて、8月最終週などを狙ってみるといいでしょう。
 

ヒント2:お金がかかる施設を極力避けてみる

おでかけにあたって、「無料の施設」「低料金の娯楽施設」を回りまくる、というのもいい手だと思います。

わが家では先日、気まぐれに本郷三丁目までバスの旅をして、東大構内を散歩してきましたが、三四郎池周辺をぐるりと歩くだけでも子どもは大喜びでした。

公的な施設はけっこう使い出があって、費用が低かったり、子どもは無料であることが多いものです。上野の国立科学博物館はなんと高校生まで入館料無料です(本館のみ。特別展は別料金。今年は香川照之さんがポスターの「昆虫」展です)。

また、企業が用意しているミュージアムもねらい目で数百円程度で入館できたり、無料(ないし実費負担程度)の学習体験講座など提供していることもあるので、子どもの自由研究にも役立ったりします。

ただし、テレビ局のイベントなどは無料と思っていると金食い虫だったりするので、要注意です。
 

ヒント3:図書館、公民館、児童館も見逃せない

子どもの年齢に応じて、図書館、公民館、児童館などを活用するのも手です。市区町村の提供する施設というのも見逃されがちですが、近隣にいくつかあって子どもが利用できるようになっています。

こうした施設は、子どもがひとりで行くには勇気がいりますが、一緒、親が連れて行って利用方法を教えてあげると、それ以降はひとりで通うようになったりするので、子どもの世界を広げる「きっかけ作り」にもなります。

この暑さのなか、外で遊ばせるのは心配だが家にこもっているのもどうかと思う場合、クーラーの効いた図書館などはオススメです。
 

ヒント4:友人宅を訪問し合う

シングル層もファミリー層も、「ホームパーティ」をこぢんまりとやるのは、お店で飲食するよりリーズナブルになるイベントのひとつです。

最近会っていない友人や家族のところを訪問したり、逆に誘ってみることで、前日準備と当日というベントが2日分生まれます。

旅行ばかりが夏イベントではありません。また夜に美味しい店をはしごするだけが交友関係ではないのです。
 

お金をかけるが、無制限にかけない夏にする

冒頭紹介した雑誌を私は読んでいませんが(読んでコラムを書いたらパクリになっちゃいますしね)、お金をかけつつ、掛けるお金の金額を抑え、かつ満足度を高める工夫をしてみるのは、頭のひねりどころです。

たとえば、花火大会や夏祭りをネットで検索して、いろいろ出かけてみるのもいいかもしれません。浴衣があるならこの季節しか着ないですから、何度着てみてもいいでしょう。

「かけた金額と満足度は比例しない」というのはマネープランにおいては重要な真実です。お金は控えめに、満足度は高い使い道をぜひ考えてみてください。
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