海外旅行時に間違えやすいお金の管理……どうするのが正解?
海外旅行の際、日本円と訪問国の外貨、さらにUSドルなど少なくとも2~3種類の通貨を荷物に入れることになります。1つのお財布で複数の通貨を管理できるものを使用している方、通貨によってお財布を分けている方など、それぞれ工夫されていると思いますが、「いざお会計の時に、このコインはどの通貨か分からなくなってしまう」、「どのお財布がどの通貨をしまったか迷ってしまう」などの悩みもよく耳にします。
ここでは筆者が国際線キャビンアテンダント時代に試した様々な方法の中で、一番便利だったオススメの方法をご紹介いたします。
ポイント1:メインのお財布は1つに限定
まずオススメしたいポイントは、「メインのお財布は1つだけ、1通貨だけ」にすること。このお財布には最も使用することの多い訪問国の通貨、使用頻度の高いクレジットカード、海外で引き出せる銀行口座をお持ちの方はその銀行のキャッシュカードを入れておきましょう。
また、その時のレートを元に「1USドル=100円、10USドル=1000円」などメモを附箋に書いて入れておくと、お買い物の時にだいたいの価格イメージがつかみやすくて役立ちます。
このお財布は、長財布よりもコンパクトな2つ折りタイプがオススメです。
ポイント2:その他の通貨はチャック付きポリ袋で管理
メインの通貨以外の通貨(日本円や現地で使う可能性のある通貨)は、それぞれ小さめのジップロックなどのチャック付きポリ袋に入れて管理します。日本円の袋には日本円の他、空港までの往復で必要になるPASMOや運転免許証、銀行のキャッシュカードなどもひとまとめに収納します。そして旅先ではホテルの金庫に預けておくと安心です。
よく日本のお財布をそのまま持ち歩く人も見かけますが、万が一スリや置き引きにあった際に被害が大きくなってしまうので注意が必要です。
また、出張でよく同じ国に行かれる方や旅行好きの方は、現地のお店のポイントカードや乗り物の回数券などをお持ちの方も多いかと思います。それらも、その国の通貨と一緒にひとまとめにして保管しておくと、次の旅行でも忘れることがなく便利です。旅のパッキングの時もこのチャック付きポリ袋を鞄に入れるだけなので、とてもスムーズです。
通貨をスッキリ管理すると、買い物や会計のとき時にもたつくことなくとてもスムーズです。お金収納術を身に付けて、スマートな海外旅行を楽しんでくださいね!