親とお金についてや、将来のことを話してみよう
夏休みの帰省は親に自分の気持を伝える絶好のチャンス。逃さないようにしたいものです。誰しも自分の将来に不安を抱いているものです。とはいえ親となると、子どもに心配をかけまいとしてお金についてのことなど、肝心なことを話さないということが多々あります。
親の気持ちを引き出すには、まずは自分の考えを話していくことが必要です。今後、どこでどのように暮らしていくのか、どのようなキャリアアップをしていきたいのか、自分の子どもの進路などについても考えがあるのなら伝えておきましょう。
自分のことを話すのは、少しばかり気恥ずかしいところもあるかと思いますが、親は必ず耳を傾けてくれます。自分の今後や自分が子育てをしているときはどうだった等の話をしてくれることがありますので、お金のことを話しやすくなります。
お金の話をする場合、尋問ではなく質問する
子どもから親へお金の話をする場合、何が何でも考えを聞き出そうという思いが強く、尋問するように追い詰めてしまうケースが見受けられます。親子とはいえ、お金の話はデリケートな問題です。尋問するのではなく、質問することが大切なのです。今後のことやお金のこと等、考えを聞かせてくれと言われても、普段から考えていなければ答えるのは難しいのです。「今後もここで暮らしていくのか?」「普段の生活で困っていることはないか」「健康を維持するためにしていることは何か」等の質問をするとよいでしょう。
その他、答えやすいようにYESかNOの二択で答えられるような質問もよいですね。
くれぐれも自分の考えを押し付けないようにしましょう
老後にかかるお金や、片づけの費用など、具体的な数字を示す
たとえば、ゆとりある老後を送るために必要なひと月分の生活費は、35万円というアンケート結果もありますし、一軒家の荷物を整理する場合、最低でも30万円以上は必要というデータがあります。このように具体的な数字を示していくと、親としても自分の場合はどうだろうかと考えるきっかけになります。話をする場合には、あらかじめ自分が気になることのデータを準備しておくことをおすすめします。
離れて暮らしているからこそ、せっかく会えたのだからと一気に話を進めたい気持ちも分かりますが、お金の話はデリケート。親の様子を見ながら話し合いを進めていくことが大切です。一気に話をするのではなく、何回かに分けて考えて聞いていくことも必要なことです。
数回に分けて話をする場合には、お金のことよりも健康関連や緊急時の連絡先のすり合わせから行うと万全です。有意義な夏にするためにも、ご両親と向き合ってみてください。
【関連記事をチェック!】