起業という自由な働き方
昨今話題の働き方改革は、残業削減やリモートワークがメインですが、思い切って起業という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。自分でビジネスをやれば、もはや時間の使い方もは自由だし、収入も青天井の可能性がある。それに個人でネットを使ってやるなら、いつどこで仕事をしても、あるいはサボってもかまいません。
たとえば私は書籍を書く仕事もしていますが、納期に間に合いクオリティが担保されていれば、いつどんなペースで書いても自由です。この原稿も、赤ちゃんと一緒にベビーカーでカフェに来て書いています。
自分主導の働き方は楽しさも増す
時間はかかっても原価はかかりませんからコストもゼロ。厳密にはコーヒー代や電気代はかかるのですが、そんなのは無視できるほど小さい。それに、私にとって書くことは趣味のようなものですから、締め切りに追われてもまったくしんどくない。むしろ楽しいからやっていることです。
それでいて、たとえば書籍の単価が1400円なら、5万部も売れたら700万円の収入になる。10万部で1400万円、ミリオンなら1億4千万円!
もちろん、売れるかどうかは保証されていない、博打のような側面はあります。それに売れなければ、あっという間に執筆依頼が来なくなります。
だから私も作家を本業にはしていない。表現は適切ではないかもしれませんが、あくまでもアルバイト作家という位置づけです。それでも会社の給料のように上限を縛るものがありませんから、売れれば本当に青天井です。
「もらう」という請負仕事からの脱却
作家という仕事はちょっと特殊かもしれませんが、注意したいのは、請負仕事はやめたほうがいいということです。「誰かから仕事をいただく」というやり方は基本的に不自由で不安定です。たとえば大手企業から仕事をもらう、写真撮影を依頼される、デザインを依頼される、取材や原稿書きを依頼される、といった下請け業務が中心になると、自分でスケジュールを管理することができません。相手が決めた納期を守らなければならず、管理されていう状態になってしまうからです。
下請けフリーランスは、今まで勤め先で請け負っていた業務を、個人で請けるだけですから、仕事は会社から降ってくるか、発注元から直接降ってくるかの違いだけです。
また、見積もりを提示し、競合者と価格を比較され、値引き交渉も入るかもしれません。提案プレゼンも要求されるかもしれません。入金も、相手の支払い条件を飲まなければならないということもあるでしょう。
これではまったく自由ではないでしょう。
発想を変えて自らが働き方の中心に
そして発注主が依頼をやめれば、そこで仕事が途絶え、収入も途絶えてしまいます。「この会社との取引を打ち切られては困る」という状態になり、依頼主に依存する関係となり、不安定になります。そこで、そんな発想を変えるのです。自ら商品を創り、自ら価格設定し、自ら集客し、自分でできない部分は他のプロフェッショナルと組み、外注を利用し、商品・サービスを売っていくのです。自分でビジネスモデルを創ってローンチすれば、発注主も依頼主も不要ですから、仕事が減る、単価が下がるといった心配とは無縁ですになります。
さらに、単価も納期も資金回収時期も忙しさも自分自身でコントロールできます。無理に依頼を受けなくて良いので、見積書を出す必要もなければ、提案もプレゼンも値引き交渉も不要。そして軌道に乗れば外注スタッフに運営を任せればいいのですから、自由度はさらに広がっていきます。