2018年春ドラマを一挙紹介! ガイドのおすすめは?

2018年春ドラマ(4月新ドラマ)

長澤まさみの約11年ぶり月9主演にも期待が高まる(写真:AP/アフロ)

年度初めの4月はドラマ枠の変更など大きな動きがありがちですが、2018年はテレビ東京が月曜22時にビジネスマン向けの新枠をつくったぐらい。その分、ドラマの内容面で挑戦的なものが目立ちます。それでは民放各系列とNHK、各チャンネルごとにおすすめの1作品を中心に主な春ドラマを紹介しましょう。


得意パターンで攻める日本テレビ

水曜22時『正義のセ』吉高由里子、安田顕、三浦翔平、広瀬アリス、生瀬勝久
木曜23時59分『ラブリラン』中村アン、古川雄輝、佐津川愛美、大谷亮介
土曜22時『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』菜々緒、佐藤勝利(Sexy Zone)、木村佳乃
日曜22時30分『崖っぷちホテル!』岩田剛典、戸田恵梨香、浜辺美波、渡辺いっけい

注目は『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』。時間帯が21時から22時に変わった1年前から、主演は亀梨和也、錦戸亮、櫻井翔、山田涼介とジャニーズ俳優が続きましたが、ここにきて悪女役を得意とする菜々緒が主演。とんでもない手法で会社の問題を解決する人事コンサルタントが主人公で『ハケンの品格』『家政婦のミタ』など日テレの得意パターン。社長・船越英一郎、会長・西田敏行と大物も揃えています。


(日テレ公式チャンネルより)

正義のセ』は『東京タラレバ娘』スタッフによる阿川佐和子原作の検事ドラマ。ヒロインは「不器用だけど一生懸命」なキャラとはいえ吉高由里子、エリートである検事役が説得力あるかどうかがポイント。

崖っぷちホテル』はやる気・実力ともにない老舗ホテルを、超絶ラフな若い客(岩田)が変えていくシチューションコメディ。この枠らしい変わったドラマで、うまく転べばおもしろくなりそうです。

読売テレビ制作の『ラブリラン』は幼馴染(大谷)に15年片思いしているこじらせ女子のさやか(中村)。しかし3ヶ月間記憶喪失になり、気がつくと知らない男(古川)と同棲、見た目もおしゃれに大変身していた……という、謎を秘めたラブコメです。


キャスト変更がうまく転ぶか? テレビ朝日

水曜21時『特捜9 警視庁捜査一課特別捜査班』井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中越典子、原沙知絵、寺尾聰
木曜20時『警視庁・捜査一課長シーズン3』内藤剛志、安達祐実、塙宣之(ナイツ)、金田明夫
木曜21時『未解決の女 警視庁文書捜査官』波瑠、鈴木京香、沢村一樹、遠藤憲一
金曜23時15分『家政婦のミタゾノ』松岡昌宏、剛力彩芽、椿鬼奴、内藤理沙、余貴美子
土曜23時15分『おっさんずラブ』田中圭、吉田鋼太郎、林遣都、内田理央


(テレビ朝日公式チャンネルより)

渡瀬恒彦さんが亡くなってどうするのか心配された『9係』シリーズ。一度解散し新たな部署・特別捜査班に全員招集という設定でタイトル一新。班長は宗方(寺尾)、倫子(中越)と結婚した浅輪(井ノ原)が主任に。監察医の早瀬川(原)まで元のメンバーのまま。さらに新人刑事の新藤(山田)が加わります。

シーズン3の『警視庁・捜査一課長』は斉藤由貴がスキャンダルの影響か登場せず、代わって安達祐実演じる谷中萌奈佳が登場。内藤・安達は『家なき子』親子役以来の共演です。そして一課長の運転担当刑事役はこれまで鈴木裕樹、田中圭と二枚目路線でしたが、今回はナイツ塙とガラッと変えてきました。

木曜21時『未解決の女 警視庁文書捜査官』も刑事もの。舞台となる特命捜査対策室第6係は文書解読係。そんな部署に配属された熱血刑事(波瑠)と、元からいる文字フェチ刑事(鈴木)が未解決事件を文書から解決していきます。脚本は『あさが来た』の大森美香で、波瑠と再びコンビを組むというのも注目。

家政婦のミタゾノ』は前作で清水富美加だった同僚家政婦は剛力彩芽に。そして『おっさんずラブ』。モテない春田(田中)だが尊敬する上司の黒澤(吉田)に「告白」される。さらにイケメン後輩の牧(林)もゲイで三角関係に?というおっさんの恋愛ドラマです。


バリエーション豊富なTBS

火曜22時『花のち晴れ~花男Next Season~』杉咲花、平野紫耀(King&Prince)、中川大志、濱田龍臣、飯豊まりえ
金曜22時『あなたには帰る家がある』中谷美紀、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、木村多江
日曜21時『ブラックペアン』二宮和也、竹内涼真、葵わかな、内野聖陽

TBSの看板ドラマ枠日曜劇場『ブラックペアン』は『半沢直樹』『陸王』チームの新作。『チーム・バチスタ』シリーズ海堂尊の小説が原作で、この路線では初めての病院もの。「オペ室の悪魔」と呼ばれる天才外科医・渡海(二宮)が、外科医の腕を不要にする最新医療機器の導入をめぐる陰謀と戦います。


(TBS公式チャンネルより)

花のち晴れ ~花男Next Season~』はそのサブタイトルが示すように『花より男子』の10年後。隠れ庶民の江戸川音(杉咲)と「第2の道明寺司」を演じているが実はヘタレの神楽木晴(平野)が中心。まだ名前の知られていない若手が多く、誰がブレイクするのかも見もの。

あなたには帰る家がある』は山本文緒の小説が原作。二組の夫婦(中谷・玉木、ユースケ・木村)の出会いから禁断の恋が生まれ、夫婦の絆が崩れていくのを描く「大人ドラマ」です。


深夜ドラマ以外も注目 テレビ東京

月曜22時『ヘッドハンター』江口洋介、小池栄子、杉本哲太
金曜20時『執事 西園寺の名推理』上川隆也、八千草薫
金曜24時12分『孤独のグルメSeason7』松重豊
金曜24時52分『宮本から君へ』池松壮亮、柄本時生、星田英利、華村あすか、古舘寛治

深夜ドラマが主力のテレ東ですが、「ドラマBiz」と題した月曜22時枠が新登場。キャストは『ガイアの夜明け』案内人の江口洋介、『カンブリア宮殿』レギュラーの小池栄子、『ガイアの夜明け』ナレーターの杉本哲太と並べてビジネスマンを狙います。脚本は経済ドラマの名作『ハゲタカ』を担当した林宏司と、内容も期待できます。


(テレビ東京公式チャンネルより)

金曜20時『執事 西園寺の名推理』は西園寺家の奥様(八千草)に仕えるパーフェクトな執事(上川)がその能力を活かして殺人事件を解決する事件もの。

深夜ドラマは二つ。一つはテレ東のエース的存在の『孤独のグルメ』。そして90年代名作コミックが原作の『宮本から君へ』。文具メーカーの新入社員で恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)の成長を描きます。


視聴率不振から変われるのか? フジテレビ

月曜21時『コンフィデンスマンJP』長澤まさみ、東出昌大、小日向文世
火曜21時『シグナル 長期未解決事件捜査班』坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子、渡部篤郎
木曜22時『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』ディーン・フジオカ、大倉忠義、山本美月、新井浩文、高橋克典
土曜23時40分『いつまでも白い羽根』新川優愛、伊藤沙莉、酒井美紀、さとうほなみ

コンフィデンスマンJP』の脚本は『リーガル・ハイ』『デート~恋とはどんなものかしら~』の古沢良太。これだけで十分に期待。「コンフィデンス」は「信用」で、三人の主人公は詐欺師。このパターンは、古くは『スティング』、新しくは『オーシャンズ11』など人気ですが、日本の連ドラではあまりヒット作はありません。かろうじてコミック原作の『クロサギ』ぐらい。凝りに凝った古沢脚本との組み合せは期待大です。


(フジテレビ公式チャンネルより)

シグナル 長期未解決事件捜査班』は過去におこった未解決事件を現在の刑事(坂口)と事件当時の時間軸にいる刑事(北村)が無線機を通して交信し、協力して事件を解決する異色の刑事もの。

モンテ・クリスト伯』はいわゆる『巌窟王』を現代の日本を舞台に翻案。海外発でブレイクしたディーン・フジオカに合うのか合わないのか? 『いつまでも白い羽根』は看護学校が舞台。大学入試に失敗して仕方なく通っている木崎瑠美(新川)が、個性的な仲間や患者たちと向き合い看護師になる姿を描きます。


朝ドラ中心に攻めるNHK

月~土8時『半分、青い。』永野芽郁、佐藤健、滝藤賢一、松雪泰子
金曜22時『デイジー・ラック』佐々木希、夏菜、中川翔子、徳永えり
土曜20時15分『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』神木隆之介、田辺誠一、岸井ゆきの、南果歩

NHKの看板・連続テレビ小説は『半分、青い。』。脚本は『ロングバケーション』など90年代に恋愛ドラマの女王とよばれた北川悦吏子。恋愛ドラマだけじゃなく『世にも奇妙な物語』の名作『ズンドコベロンチョ』や近年では出身地・岐阜を舞台にしたスペシャルドラマなどを担当。『半分、青い。』も舞台は岐阜、どんな朝ドラになるでしょうか。

デイジー・ラック』は『逃げるは恥だが役に立つ』と同じ海野つなみのコミックが原作。幼なじみのアラサー女子4人が中心のドラマ。主演の佐々木希は収録前に妊娠が発表されて話題になりました。それを活かせるでしょうか。

やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』は導入が試行されているスクールロイヤー、学校を担当する弁護士がテーマでモンスターペアレントなど学校のさまざまな問題をあつかいます。主演の神木隆之介は『桐島、部活やめるってよ』『バクマン。』『君の名は。』など作品が次々とヒットしていましたが、昨年は主演の『3月のライオン』がコケるなどイマイチ。再び盛り返すことができるでしょうか。


朝ドラと日曜劇場はやはり強し! 脚本家陣にも注目

最後にまとめ。視聴率的には近年高視聴率定番の朝ドラ『半分、青い。』と日曜劇場『ブラックペアン』が二強でしょう。

内容では月曜の二作、『コンフィデンスマンJP』と『ヘッドハンター』が楽しみです。古沢良太に林宏司、それに『半分、青い。』の北川悦吏子と脚本家の腕が勝負になるところも春ドラマの特徴です。

あと注目は『特捜9 警視庁捜査一課特別捜査班』。昨年の『9係』最終シリーズは渡瀬恒彦さんが亡くなった直後ということで注目を集め視聴率も好調でした。体制が変わり今後もシリーズが続くのか、今回の内容次第です。




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