その2:理想とは違う行動をするのが、普通
自分にとって当たり前のことでも、相手にとっては常識ではないことも
でも、パートナーは、あなたのためだけに存在しているわけではないので、彼(彼女)には彼(彼女)の人生があるし、やりたいこともあるので、あなたの思い通りに動いてくれるなんてことは、まずありません。
「恋人なのだから、これくらいしてくれて当たり前」なんて、自分勝手な常識を持てば持つほど、相手がその通りにならないと幻滅してしまいがちです。そんなときは、相手に不平不満をぶつけるのではなく、自分の要望を素直に相手に伝えることが重要です。なぜなら、相手にとっては「当然ではない」ことだから、やっていないことも多いからです。
またお願いごとをしたところで、それを叶えてくれるかどうかは、残念ながら、相手の心の余裕や器の大きさにもよります。ただ、あまりに無理をさせすぎてしまうと、彼(彼女)はあなたと一緒にいることが窮屈になってしまい、別れを決断するようになってしまうこともあるでしょう。
だからこそ、自分が要望を伝えるときは、「相手はどうしたいのか?」もきちんと聞き、折り合いを付けていくことが大事なんですよね。
結局、恋人同士や夫婦であっても、時としてビジネスと同じように、“話し合いという名の交渉事”をすることがあります。交渉というのは、自分だけが優位に立てるように持っていくと、うまくいきません。相手の要望にも応えつつ、自分にもメリットがあるようにwin-winにもっていくことが、成功の近道だったりします。
自分の意を通そうと対立してしまったら、関係は悪化するばかり。それこそ、あなたがパートナーの心情をきちんと汲むことで、相手にとってあなたは「敵対する相手」ではなく、「味方」になるもの。そうすると、あなたの意向をきちんと聞いてくれるようになるものなんですよね。
正しい、正しくない、なんてことは、立場や見え方によって変わってくることが多いのだから、そんなことよりもお互いが気持ちよくいられることの方が大事なのです。
相手が自分の理想とは違う行動をしたときは、冷静に「相手がどうしてそんなことをするのか」を理解しつつ、上手に自分の要望をお願いできるといいですね。
3つ目も多くの人ができていないことです。次のページをご覧下さい。