日常系アニメのおすすめ作品を紹介!
おすすめ日常系アニメを紹介!(「WORKING!!」画像はAmazonより:amzn.asia/6YWFMQ2)
映像作品にはアクション、コメディ、ミステリー、ラブロマンスなど多彩なジャンルがありますが、「日常系」と呼ばれるジャンルは日本のテレビアニメーション独自のジャンルと言えます。大きな事件が起こらないため、肩の力を抜いて観れることから「空気系」と呼ばれたり、美少女キャラクターが中心の萌え四コマ漫画を原作とすることも多いことから「癒し系」とも呼ばれています。
今回はリラックスタイムにうってつけの日常系アニメを選んでみました。
<INDEX>
1. 日常系アニメの原典的存在『あずまんが大王』
2. ヒットチャートも席巻した女子高生の部活もの『けいおん!』
3. 田舎の情景に癒される『のんのんびより』
4. 新生活に合わせて観たい『ひだまりスケッチ』
5. 得意科目で難問解決!?『人生相談テレビアニメーション「人生」』
6. 外では完璧、家ではグータラ『干物妹!うまるちゃん』
7. 男子たるもの愛すべきバカであれ『男子高校生の日常』
8. 北国のファミレス内の恋模様『WORKING!!』
9. ゆるければ、ゆるされる『ゆるゆり』
10. ちょっと変わった職場が舞台の日常系『デンキ街の本屋さん』
11. 東北県民必見の日常系!?『くまみこ』
12. かわいいとは何たるかを追求する『ご注文はうさぎですか?』
13. ちょっとシュールなギャグ満載のコメディ『日常』
1.日常系アニメの原典的存在『あずまんが大王』
『あずまんが大王』(画像はAmazonより:
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)
日常系アニメの草分け的存在と言われるのが、あずまきよひこさんの漫画を原作としたアニメ、『あずまんが大王』です。10歳にして高校入学を果たした天才少女のちよちゃんを中心に、女子高生たちの和気あいあいとした3年間が描かれます。
ちよちゃんはバラエティー番組でも人気者となった声優、金田朋子さんの当たり役となっており、観て楽しい、聴いて楽しいナイスキャラです!
あどけない少女を主人公に据え、周囲を年上の女の子で囲むというフォーマットは現在でも定番化されていますが、『あずまんが大王』においてすでに完成を迎えていたかのような安定感のある面白さとなっています。
2.ヒットチャートも席巻した女子高生の部活もの『けいおん!』
『けいおん!』(画像はAmazonより:
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かきふらいさんによる漫画をアニメーション化したのは、キャラクターへ丁寧な芝居を付けることで人気の高い京都アニメーションです。部活をテーマにするからといって、高みを目指すというわけではないのも日常系ならでは。軽音部だからといって演奏シーンがメインではなく、放課後のお茶会がメインというマイペースな3年間の部活動が描かれます。
オープニングやエンディングの格好いい楽曲とは裏腹に、劇中では『ごはんはおかず』などキャラクターたちの等身大の実力で表現されたコミカルな楽曲が披露されるのですが、そこにも不思議な魅力があります。バンド活動といえば「武道館を目指す」というのが昔ながらの目標ですが、最終的に自分たちにとっての武道館を見出す物語も、部活を楽しみ抜いた3年間のまとめとして非常に味わい深く一見の価値ありです!
3.田舎の情景に癒される『のんのんびより』
『のんのんびより』(画像はAmazonより:
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あっとさんによる漫画を原作としたアニメで、小学校と中学校が併設の上に全校生徒が5人という田舎の学校を舞台に、田舎に住んでいるという自覚が芽生えつつある小学1年生の「れんちょん」と、都会から引っ越してきた小学5年生の「ほたるん」の交流を中心としたちょっとスローな日常が描かれます。
『田中くんはいつもけだるげ』や『サクラダリセット』など、低温な主人公の扱いに定評のある川面真也監督の出世作となっており、れんちょんの無表情ながらも豊かな感性が微笑ましくなること請け合いです。
画面に広がる里山の美術背景は繊細かつ情緒に満ちており、眺めているだけでもちょっとした癒し効果があると思います。
4.新生活に合わせて観たい『ひだまりスケッチ』
『ひだまりスケッチ』(画像はAmazonより:
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『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案も担当する蒼樹うめさんの漫画を原作としたアニメで、監督もまどマギの新房昭之さんが担当されています。しかしながら、まど☆マギのヒットで蒼樹うめさんのデザインや新房監督を知った人も、警戒することなく観れる日常系アニメですのでご安心ください。
美術科のある高校に通うため、学校の目の前のアパート「ひだまり荘」にて一人暮らしを始める主人公ゆのと、同じ学校に通う住人たちの生活が描かれます。柔らかなタッチで描かれたキャラクター達の可愛らしさが際立ちますが、高校からの一人暮らしというシチュエーションの期待と不安が入り混じった心理描写が丁寧に描かれており、一人暮らしの経験のある方は当時を懐かしく思えることでしょう。
5.得意科目で難問解決!?『人生相談テレビアニメーション「人生」』
『人生相談テレビアニメーション「人生」』(画像はAmazonより:
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タイトルは仰々しいですがその実体は高校の第二新聞部を舞台とした作品です。川岸殴魚さんによるライトノベルを原作としたアニメで、廃部の危機を脱するために立ち上げたお悩み相談コーナーに寄せられる難問に対して、相談役に抜擢された文系、理系、体育会系、芸術系という各教科に特化された女の子たちが回答していきます。
問答、実践、結果発表という物語の構成はシンプルな仕上がりになっているのですが、日常系の作品はキャラクターの性格を振り切ったものにするだけでとても面白くなるということを体現した良作です。自分好みの考えをする回答者を見つけるのも面白いですよ。
6.外では完璧、家ではグータラ『干物妹!うまるちゃん』
『干物妹!うまるちゃん』(画像はAmazonより:
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サンカクヘッドさんによる漫画を原作としたアニメで、学校では才色兼備の完璧女子高生、自宅に帰ればお兄ちゃんに頼りきってどこまでもグータラに過ごす干物妹(ひもうと)と化してしまう『うまるちゃん』の日常生活が描かれます。
干物妹と化したうまるちゃんは二頭身になるなど外見まで著しく変化してしまい、知人でも同一人物と気が付かないほど。そのギミックを利用し、自宅の内外で別々の交友関係を築くうまるちゃんの二重生活が楽しい作品です。
日頃からオンとオフとを使い分けている人には共感できることも多いはずなので特におすすめできます。
7.男子たるもの愛すべきバカであれ『男子高校生の日常』
『男子高校生の日常』(画像はAmazonより:
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『男子高校生の日常』はその名の通り日常系の中では少数派の男子キャラクターがメインの作品です。山内泰延さんの漫画を原作とし、アニメの監督は恐れ知らずのパロディ演出を敢行しアニメ版『銀魂』を成功に導いた高松信司さんが担当しています。
美少女が多い日常系作品に一石を投じるべく創作された経緯があり、一貫して男子高校生たちのバカバカしい日常を描いています。女性キャラは必要最小限にするだけでなく、総じてザンネンな要素の多い設定とする徹底ぶりです。
男ばかりが集まった時のバカな行為の数々は男性であれば思い当たる節があるはず!女性であればおおらかな心で視聴していただければと思います……。
第1話無料配信
http://www.danshinichijyo.net/streaming/
8.北国のファミレス内の恋模様『WORKING!!』
『WORKING!!』(画像はAmazonより:
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高津カリノさんの漫画を原作としたアニメで、北海道にある架空のファミレス「ワグナリア」で働く若者たちの日常を描いた作品です。日常系の中でもラブコメ要素が強めの内容となっていますが、恋愛ベタな登場人物たちの一向に進展しない恋模様が日常系らしさを際立たせています。
ファミレスの中での出来事がメインになっているため、シチュエーションコメディのようなエピソードが多く、アメリカのテレビドラマ『フレンズ』などが好きな人にもおすすめできます!
9.ゆるければ、ゆるされる『ゆるゆり』
『ゆるゆり』(画像はAmazonより:
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)
女の子同士が仲良くじゃれ合う姿が描かれるのも日常系アニメではよくある光景ですが、女の子同士でも特別な感情を抱いてしまうことが多いのも日常系ならでは。なもりさんの漫画を原作とした『ゆるゆり』は、タイトルの通り、ゆるい百合ものです。
独占欲や片思いの連鎖といった定番の要素が含まれつつも、中学生である主人公たちの感情表現は可愛らしいと思えるレベルとなっていますので、百合が苦手な人でも楽しめます。主人公なのに空気な存在、あかりちゃんのスタッフからの弄られぶりが徹底しており、コメディとしても安定感もある作品です。
10.ちょっと変わった職場が舞台の日常系『デンキ街の本屋さん』
『デンキ街の本屋さん』(画像はAmazonより:
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日常系作品の中には主人公たちが社会人に設定されているものも多くあります。『デンキ街の本屋さん』は職場系の日常作品で、日本のとある電気街にあるコミックショップを舞台とし、アクが強い職場の日常が描かれます。
水あさとさんの漫画を原作とし、アニメーション制作を担当したのは『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』で有名なシンエイ動画です。現代的な萌えキャラのイメージがない制作会社でしたが、キャラクターは驚くほど可愛らしく、スムーズに原作のアニメーション化を達成していることから、老舗の制作会社の力量がうかがえる作品にもなっています!
11.東北県民必見の日常系!?『くまみこ』
『くまみこ』(画像はAmazonより:
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吉元ますめさんによる漫画を原作としたアニメで、東北の山奥でクマを奉った神社の巫女として暮らす中学生のマチと、人間の言葉を話せるクマのナツとのコメディ色が強いスローライフが描かれます。
田舎コンプレックスが強く都会に強いあこがれを抱いているものの、世間知らずで機械音痴なマチに対して、地元を愛し、世間の流行やインターネットにも精通したナツの対照的なやりとりが楽しい作品です。
都会への進学を許してもらうため、ナツから出される無理難題(?)に挑むマチの姿は、ガイドを含め、同じく田舎の出身と自覚のある方であればツッコミを入れながら楽しめるはずです。
12.かわいいとは何たるかを追求する『ご注文はうさぎですか?』
『くまみこ』(画像はAmazonより:
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)
キャッチコピーを「すべてが、かわいい。」としているだけあって、とにかくキャラクターを可愛く表現することに余念が無いのが『ご注文はうさぎですか?』です。Koiさんの漫画を原作としたアニメで、数ある萌え四コマ原作の日常系作品の中でも、とりわけ美少女の作画に力がこもった人気作となっています。
主人公たちが各々の喫茶店の経営に頑張る姿が可愛らしい作品ですが、純粋にキャラクター作画が優れているだけでなく、小洒落た喫茶店、ヨーロッパをモチーフにしたファンタジックな街並み、必要最低限の男性キャラなど、美少女を引き立てるための画面作りに余念がありません。単なる萌えアニメと侮ることは決して出来ない、作り手の確固たる美意識が感じ取れる作品です。
13.ちょっとシュールなギャグ満載のコメディ『日常』
『日常』(画像はAmazonより:
http://amzn.asia/8Gp1lSK
)
直球なタイトルに反して、日常系アニメの紹介に入れるべきか悩んだのがこの『日常』という作品。変わった登場人物ばかりが繰り広げる、不思議な日常は観る人を虜にして止みません。
あらゐけいいちさんによる漫画をアニメ化したのは京都アニメーション!!ヒャダインさんの楽曲に乗せた緩急自在のオープニングは何度も繰り返して観たくなる完成度の高さです。小さなネタから大きなネタまで、笑いのツボをおさえた演出が堪能できる作品に仕上がっています。
いかがでしたか? 今回は現実世界をベースにした作品を中心に選んでみましたが、またの機会には一風変わった日常系作品もご紹介したいと思います!