給与の全国平均は男性540万円に対して女性296万円

給与所得者の平均給与は全国平均で436.4万円ですが、男女別に平均を確認してみると、かなり差のあることがわかります。男女の業種別平均給与を一覧にしてみました。
 
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給与所得者の業種別平均給与(男女別)


全業種平均では男性539.7万円に対し女性は295.5万円で、女性は男性の54.8%の水準、半分強と言ったところです。女性にとっては納得のいく水準ではないかもしれませんが、働き方や仕事内容等にいろいろと違いがあるのでしょう。この男女差は、実は業種によってかなり異なります。
 

給与の高い業種は男女共に「電気・ガス・熱供給・水道業」

全業種の中で平均給与が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、全体で824.2万円、男女別では男性871.4万円、女性616.4万円となっています。2番目に給与が高い「金融業・保険業」は627.0万円(男性808.8万円・女性417.2万円)、3番目は「情報通信業」の598.5万円(男性666.5万円・女性427.1万円)なので、「電気・ガス・熱供給・水道業」の水準が断トツで高いと言えます。

最も平均給与が低いのは「宿泊業・飲食サービス業」の259.6万円で、「電気・ガス・熱供給・水道業」との差は564.6万円もあります。男女別でも男女共に「電気・ガス・熱供給・水道業」が最も高く(男性871.4万円・女性616.4万円)、「宿泊業・飲食サービス業」が最も低く(男性364.5万円・女性174.2万円)なっています。
 
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電気・ガス・熱供給・水道業は女性にとって働きやすい環境が整っている?

男女の平均給与の差を業種別に計算してみると、男女差が最も小さいのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の70.7%で、全業種平均より15.9%も高くなっています。この業種は給与水準が高いだけでなく、女性が長く安定して働くことのできる環境も比較的整っているのでしょう。

女性の男性に対する給与水準が最も低い(差の大きい)業種は「宿泊業・飲食サービス業」の47.8%で、僅差で「卸売業・小売業」が47.9%となっています。この2業種は男性の半分にも届きません。女性の給与が低いのは、何らかの理由が当然あるはずです。同じ世帯の中で他に収入源があるとか、独身で高い給与の追求より、やりがいや都合の良さ等を求めるなら、特に問題はありませんが、そうでないなら、何らかの対策を講じた方がよいかもしれません。
 

給与別で見ると男性400超~500万円未満、女性100超~200万円未満がもっとも多い

もう一つ、給与所得者が給与別にどのように分布しているかを表にしてみました。5255万人の給与所得者を、100万円以下から100万円刻みで1000万円まで10階級、さらに1000万円超は500万円刻みで3階級と、2500万円超の全部で14階級に分け、さらに男女別でも載せておきました。
 
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給与所得者の給与階級別人数(男女別)


男女全体では300万円超~400万円以下に最も多く890.7万人います。次に多いのが200万円超~300万円以下の783.8万人、その次が400万円超~500万円以下の765.2万人となっています。平均値(平均給与)は436.4万円ですが、中央値はそれよりも低い額になっていそうです。2500万円超の給与所得者15.1万人や、2000万円超~2500万円以下の12.4万人が平均値をかなり上げているのでしょう。

男女別では、男性で人数が最も多いのは400万円超~500万円以下の531.9万人、女性は100万円超~200万円以下の525.8万人です。給与所得が1000万円超の人は男性で229.2万人、女性で26.9万人います。男性の方がかなり多いですが、女性は前年から23%も増えており、2500万円を超える女性も14,500人います。

生活の良し悪しや幸福度は必ずしも給与額に比例しませんが、高い給与と低い給与のどちらが良いかと聞かれたら、高い方と答えますよね!? あまり他の人のことは気にせず、納得できる給与をもらえるよう一生懸命働き、良い人生にしていきましょう!

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