そもそも結婚式にテーマは必要なの?
素敵な結婚式にするために、テーマは必要なんです!
とはいえ、結婚式にはある程度の人数が集まります。大人数で上記のことを行おうとすると、散漫な印象になり、なんのための会なのか分からなくなってしまう可能性が……。それに、ふたりのためにせっかく集まってくれたのですから、できればゲストには「来てよかった」「楽しかった」という気持ちで帰って欲しいもの。
そのために必要なのが結婚式のテーマです。結婚式のテーマというとなんだか堅苦しい感じがしますが、つまりは、結婚式でふたりがゲストに伝えたいこと、結婚式でふたりが表現したいことです。テーマを確定し、それに添ってアイテムや演出、プログラムなどを決めることで、結婚式に1本筋が通り、ゲストにも「素敵な式だったね」と喜んでもらえる結婚式になるのです。
どうやってテーマを決めればいい?
結婚式のテーマを決めるときに最も大切なのは何でしょうか? それはふたりらしさです。ふたりの結婚式なのだから、ふたりらしさがなかったら、ゲストは寂しく思うし、退屈してしまうはず。では、ふたりらしいテーマを作るにはどうすればいいのでしょうか? 考え方としては、以下の3つがあります。<結婚式でゲストに伝えたいことからテーマを決める>
まずは結婚式でゲストに何を伝えたいか、考えてみてください。ゲストの顔を一人一人思い浮かべ、その人との関わりや思い出を振り返ってみるといいでしょう。たとえば、周りの人たちの支えがあって結婚に至ったふたりなら「ゲストへの感謝」がテーマになるかもしれませんし、いままで周りの人たちに心配をかけてきたというふたりなら「新生活への決意」がテーマになるかもしれませんね。
<ふたりの趣味、好きなもの、思い出からコンセプトを決める>
結婚式のテーマはふたりらしいものを!
<結婚式の雰囲気からコンセプトを決める>
また、どんな雰囲気の結婚式にしたいか、ゲストにどんな気持ちになって欲しいか、というところから、テーマを導き出してもいいと思います。共通の友人が多く、気取らない雰囲気での結婚式をと考えるなら「同窓会」をテーマに、お世話になった方々をしっかりおもてなしし、気持ちよく過ごして欲しいと考えるのなら「カンフォート(心地よさ)」をテーマにしてみるというのはどうでしょう?
いずれにせよ、大切なのは「ふたりらしさ」です。ゲストに喜んでもらえる結婚式になるよう、ふたりでじっくり話し合って結婚式のテーマを決めるといいでしょう。
テーマからどうやって結婚式を作り上げるの?
テーマが決まったら、いよいよ実際に結婚式を作り上げていきます。以下に、テーマから結婚式を作り上げるプロセスをご紹介します。テーマを決めて素敵な結婚式に!
「映画」というテーマを表現するために、ふたりは結婚式を映画上映会に見立てました。披露宴会場は映画館に、ふたりは映画館のオーナー、ゲストは上映会に招かれたお客様と設定します。そして、上映=ゲストに披露するのはふたりのいままでの歩みとしました。
結婚式を映画上映会と見立てたので、招待状はチケット風に。ふたりのプロフィールは映画のパンフレットのように作っても楽しいでしょう。ウェルカムスペースではポップコーンマシーンやジューススタンドを用意して、映画館の雰囲気に。
披露宴のオープニングは映画の予告編を模した映像を流して。プロフィール映像も短編映画のように作ります。また、料理はふたりの好きな映画をモチーフにして作ってもらうのも楽しいでしょう。ふたりのお色直し衣裳は、好きな映画のヒーロー・ヒロインにちなんだものでも。
このように、ひとつのテーマをもとに結婚式を作り上げることで、ふたりとも映画が好きで、それをきっかけに心を通い合わせていったことがゲストにも伝わりますし、テーマがあることでより個性的でワクワクとした内容になり、ゲストも大いに楽しめる結婚式になるのです。
さあ、素敵な結婚式を作り上げるために、まずは結婚式のテーマ決めから始めましょう!