カップル旅行で、なぜ「お風呂」が大切なのか?
カップルで泊まる「宿選び」に困ったときには、「お風呂」を比較することをおすすめします。デートを重ねれば食事の好みは分かる。ベッドがいいか、布団がいいか?も、は聞けば分かります。でも、素の自分を出さなければならない場所が「お風呂」。そこの選択がスムーズにいけばいくほど快適な滞在ができるはず。
ご夫婦でも「旅先でどのように過ごしいたいか?」となると個人によって異なるもの。毎日の生活の延長線が安心する旦那様、少し冒険することで二人の新たな楽しみを見つけたい奥様。「宿選び」に悩んだら、2人で「お風呂」を確認しましょう。
その1.客室露天風呂のスペックを確認せよ
カップルの宿といえば「客室露天風呂付き」の宿を選びたくなりますね。実は「客室露天風呂付き」の宿と一言でいっても、そのスペックは様々なのです。この場合、居間から適度な距離があり死角になる脱衣場やパウダールームが併設されていれば、落ち着いて身支度もできるのですが、目隠しもなく「いきなりテラスに浴槽」という宿もあり、これは交際期間まだ浅いカップルには勇気が入りますね。宿のホームページに間取りや画像があれば一目瞭然ですが、分からなければ宿へ電話をして聞いてみるのが良いでしょう。
その2.客室露天風呂は「浴槽の大きさ」をチェック!
次にチェックしてもらいたいのが浴槽の大きさ。1人しか入れない大きさなのか?2人で入れる大きさなのか? ここで違いがでてきます。「実は1人でゆっくり入りたい……」「2人で楽しみたい!」どちらかの希望によって選んでいくとよいでしょう。さすがに浴槽の寸法まで掲載している宿のホームページは少ないですが、写真を見れば想像もできるでしょう。もし、写真でも分かりにくければ、宿へ電話をして「何人で入れますか?」と聞いてしまうのが安心です。
客室露天風呂付き客室でカップルにおすすめの宿はこちら。千葉県房総 半島の内房にある「安房温泉 ビーチサイド温泉リゾート ゆうみ」です。
客室によって間取りが異なりますが、ホームページには図面が掲載されているので、イメージしやすいのです。そして何といっても暮れゆく東京湾を眺めながらの湯浴みは、カップルには最高です。
その3.「貸し切り風呂」の数は多い方が快適
客室露天風呂付きの宿の次にカップルに人気なのが「貸し切り風呂がある宿」。「客室に露天風呂は無いけれど、貸し切れますよ」というお宿です。貸し切り風呂は「赤ちゃん連れ」などに大変喜ばれますが、カップルの場合は、時間に余裕のある旅の時におすすめします。というのは、だいたいの貸し切り風呂には制限時間があります。洗い場やパウダールームがついていれば身支度はできますが、もたもたしているとアッという間に時間は過ぎてしまいます。二人交互にドライヤーでゆっくり髪を乾かす時間もないでしょう。ともすれば、その使い方でケンカになります。であれば、大浴場がある場合、化粧を落とし、髪を洗い、体を洗ってから貸し切り風呂へ向かうとよいでしょう。貸し切り風呂ならではの静かな環境や景色、湯の良さを堪能する余裕が生まれます。
貸し切り風呂も、館内に数か所あれば、余裕をもって楽しむことができます。例えば、島根県出雲市にある「いにしえの宿 佳雲(けいうん)」には、趣の異なる貸し切り風呂が5つもあり、洗い場やパウダールームも完備されています。これであれば、ケンカもすることなく仲良く湯めぐりできますね。
「いにしえの宿 佳雲」は、2017年7月にオープンした新しい温泉旅館なのですが、隣接する姉妹館「お宿 月夜のうさぎ」は、よりカジュアルで若いカップルにおすすめ。同じく貸し切り風呂を利用することができます。縁結びの神様として知られる出雲大社へ徒歩圏内という好立地ですので、カップルの旅先には覚えておいてもらいたい宿の一つです。
その4.最後は「湯上りの処」の確認を
どんなに仲の良いカップルでも旅先は非日常。些細なことでケンカをし、気まずい雰囲気になってしまうこともあります。最後には「せっかく旅にきたんだから」と仲直りすることになるのですが、少しだけ頭を冷やす必要があったりします。
同じ部屋にいづらくなった時、「ちょっとお風呂行ってくる。」が逃げ場になります。でも、あまり長湯もできないし……。「湯上り処」が、読み物が置いてあるライブラリーなっていたり、フリードリンクが置いてあるスペースであると、部屋に帰って「あら、遅かったわね?」と言われても、「明日の観光に役に立ちそうな本を読んでいたんだよ」と言い訳もたちそうです。いかがでしたでしょうか? カップルのための「宿選び」。今度の旅は、数ある宿から「お風呂」で選んでみると、より素敵なカップル旅行になるかもしれませんよ。