相続・離婚、交通事故などで弁護士に相談したい時は

法律事務所・弁護士の選び方

法律事務所・弁護士の選び方

交通事故や離婚、相続などは、誰もが直面しうる事態です。こういったときに弁護士に相談したいとお考えになる方も多いでしょう。いざ弁護士に相談しようと思った時、どうすればいいのでしょうか。

弁護士の探し方・選び方や相談方法についてご説明します。

弁護士の探し方はいくつもある

■1.法テラス
法テラスとは、国が設立した法的トラブル解決のための総合案内所です。法テラスのメリットは3回まで無料相談ができ、依頼する場合も法テラスを使うことで弁護士費用を抑えられます。特に破産を考えている方や低所得で弁護士費用に不安がある方には、法テラスがおすすめです。

ただし、法テラスを利用するには所得制限があり、一定の収入を越えていると利用できません。家族の人数や案件次第にはなりますが、おおむね月収30万円以上の方は利用が難しいといえます。また、法テラスからの依頼を取り扱わない弁護士もいます。弁護士費用に不安がある方はまず法テラスを選択肢に入れましょう。

■2.市役所や弁護士会開催の法律相談
市役所や都道府県の弁護士会では、定期的に法律相談会を開催しています。相談には予約が必要です。無料も場合もありますが、有料のケースが多いようです(費用については後述)。

メリットは気軽に相談ができることで、「弁護士に依頼するほどではないが、聞きたいことがある」という場合に便利です。

デメリットとしては、弁護士を選ぶことができません。弁護士は当番制の場合が多く、当日相談会場に行ってみなければ誰にあたるかはわかりません。さらに相談時間は決まっており、延長も難しいでしょう。開催日も決まっているので多忙な方には向きません。時間に余裕があり、少しだけ聞きたい時におすすめです。

■3.直接法律事務所に問い合わせ
直接法律事務所を探すこともできます。最近はインターネットで法律事務所を検索して探す方が大半でしょう。インターネットで探す場合には、「〇〇市(地名) 弁護士 交通事故(相談内容)」といったワード検索をすることが一般的でしょう。

または弁護士検索サイトを利用しましょう。弁護士ドットコムが最大手で登録弁護士も多いです。全弁護士が登録しているわけではありませんので注意が必要です。また、最終的には面談で判断した方が良く、ネット上の印象だけで決めることはおすすめできません。

ネットでの法律事務所・弁護士の選び方

いざネットで探してみると、たくさんの法律事務所が出てくるので、何を基準に選んだらいいかわからない、という方も多いと思います。

離婚、相続などの一般民事事件であれば、法律事務所の規模は特に気にする必要はありません。人数が多い方がいいのかな、と思いがちですが裁判は多数決をするわけではありませんので心配不要です。

実績も気になるでしょうが、公表している事務所は少ないです。扱った事件のことを公表すると、依頼者の秘密を公開することになりかねないためです。

また、テレビCMを多く流す法律事務所も増えてきましたが、こうした事務所は弁護士費用が高額である傾向があります。「有名だから安心」と決めるのではなく、実際に面会し、弁護士の人となりや費用をしっかり確認してから決めることをおすすめします。

最近では、弁護士が個人的にブログSNSをやっていることも多くあります。弁護士の人となりを知る材料になるでしょう。

特定の分野に精通する弁護士に相談するのがいいか、ということも気になると思います。貸金・離婚・相続・交通事故・不倫・労働等の一般的な係争であれば、基本的にどの弁護士でも対応可能です。

例外は医療事故外国人を扱う案件などの場合で、こうした案件は得意にしている法律事務所に依頼することが多くなります。

弁護士相談の費用・時間・具体的な方法

弁護士に相談するときのポイント

弁護士に相談するときのポイント

(1)相談料の相場

相談料は30分5,400円(税込み)とするところが多いようですが、初回相談料は無料にするところも見られます。相談料を安く済ませたい方は積極的に活用しましょう。

(2)具体的な相談のポイント
■関係書類はすべて持参
相談の場に行く時には、関連する書類をすべて持って行きましょう。自分で「必要ない」「関係ない」と決めつけず、すべて見せて証拠になるかを聞いてください。証拠になるかの判断はとても難しいので、弁護士の判断を仰ぐべきところです。

■質問や事実はメモして整理
相談前には、
・事実関係を時系列で整理
・聞きたい質問を箇条書きでメモ
・人物や組織の相関図
などを準備すると便利です。相談時間が限られているので、要点を絞って話すことで時間を有効活用できます。

よくあるのが、対立する相手の悪口を言い続けて時間切れになってしまうこと。気持ちはわかりますが、建設的に物事を進めるためにも感情を抑え、弁護士の質問には要点を絞って回答しましょう。

■不利なことも隠さず共有
ご自身にとって不利なこと、言いにくいことがあっても隠さず弁護士に話してください。弁護士には守秘義務が課されていますから、外に漏れることはありません。重要な事実は予め共有しておかないと、弁護士が判断を誤ってしまいます。

■相談時の見込みはあくまで「見込み」

法律相談では相談者の言い分しか聞けず、対立当事者の言い分がわかりません。弁護士は訴訟に勝てる見込みなどを答えますが、それはあくまでも「見込み」であることを承知おきください。

■依頼を検討するなら費用の確認も
依頼を検討している人は、遠慮せず弁護士費用も聞いてください。費用を聞いたからと言って、契約を強制されるようなことはありません。


以上が、法律相談するにあたっての弁護士の探し方や相談の仕方です。上記を参考によりよい法律相談ができることを願っています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。