フォースを感じる!? 『スター・ウォーズ』の舞台になった世界のスポット

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

『エピソード8/最後のジェダイ』

日本にもファンが多いSF映画の金字塔『スター・ウォーズ』シリーズ。主役だけではなく、C-3PO、R2-D2、チューバッカ、ダース・ベイダー……と個性的なキャラクターたちも魅力的! “フォース”という特殊な力やライトセーバーというアイテムなど、ファンを魅了するポイントをあげ始めるときりがない作品ですが、今回はその「ロケ地」に注目。広大な宇宙が舞台の作品ですが、一体どこで撮影されたのでしょうか?

1.スケリッグ・マイケル/アイルランド 

エピソード7、エピソード8
岩と僅かな緑で構成されているundefinedPhoto by chb1848

岩と僅かな緑で構成されている Photo by chb1848

主人公のルーク・スカイウォーカーが『エピソード7/フォースの覚醒』の終盤に身を隠すシーンや、日本でも2017年12月15日より公開が開始された最新作『エピソード8/最後のジェダイ』の撮影に使われた島です。

遠くから見てもわかる鋭い岩肌と断崖絶壁の孤島で、アイルランド南西部のケリー州の沖合16キロメートルに浮かぶ面積0.18キロ平方メートルほどの小さな島ですが、見どころはたくさんあります。
石を積み上げて作られた建物undefinedPhoto byundefinedhighlander411

石を積み上げて作られた建物 Photo by highlander411

600段あまりの石段を登ると島の山頂に到着します。山には6世紀から8世紀の間にケルト人によって建てられたと言われる石造りの修道院が今も残っています。しかし近年では観光客の増加による遺跡の損傷が進み、渡航が制限されるようになり、上陸できる時期が限られていることもあって訪れるのが難しくなっているスポットです。
珍しい海鳥、パフィンundefinedPhoto byundefinedMaureen

珍しい海鳥、パフィン Photo by Maureen

スケリッグ・マイケルの隣にはスモール・スケリッグという一回り小さい孤島があります。その別名は「海鳥の島」。スモール・スケリッグには夏になるとおびただしい数の海鳥が産卵のために巣を作ります。その中にパフィンという海鳥も産卵に訪れます。このパフィンは人間を怖がらず、愛嬌のある姿でこちらを魅了します。
ポーグに似ている……?

エピソード8に登場する可愛らしい新キャラ、ポーグはスター・ウォーズ版パフィン?


■スケリッグ・マイケル(Skellig Michael)
住所:アイルランド南西部の島々
アクセス:夏の期間のみ船で上陸可能。Portmageeからローカル船に乗る必要がある。スケリッグ・マイケルまでの道のりは常に波が高く、天候が安定しないため上陸できない場合も多いので注意。
営業時間:3月から10月まで。通常10時から16時まで(夏場は19時まで)
問い合わせ先:+353 (0)66 9476306
参考情報:スケリッグ・マイケル公式サイト

2.ウィッペンデルの森/イギリス 

エピソード1
一面を覆うブルーベルundefinedPhoto by Renzo Borgatti

一面を覆うブルーベル Photo by Renzo Borgatti

こちらはイギリス南部にあるウィッペンデルの森です。『エピソード1/ファントム・メナス』では、ジャー・ジャー・ビンクスがクワイ=ガン・ジンとオビ・ワンに出会ったシーンに使用されました。

この青い花はブルーベルと呼ばれ、毎年4月から5月頃に開花の時期を迎えます。一面にびっしりと生えているブルーベルは天然の青色の絨毯のようです。
鈴なりに咲くブルーベルundefinedPhoto by sophie

鈴なりに咲くブルーベル Photo by sophie

美しいからと言ってイギリスではブルーベルの球根や種を持ち帰ることは法律で禁止されているので注意が必要です。この森には他にブナやオーク、アッシュ、チェリー、サンザシ、ヘーゼル、ホーリーなど多様な木々が群生していることからキツツキ、スズメタカ、フクロウ、コウモリ、シカといった野生の動物も生息しており、休日は都会を離れて自然を楽しみたい家族連れで賑わっています。

■ウィッペンデルの森(Whippendell Woods)
住所:Cassiobury Park Ave, Watford WD18 7LB 
アクセス:地下鉄ワトフォード駅から歩いて5分に位置する入り口、カッショベリー・パークから森林へ入ることが可能。
参考情報:カッショベリー・パーク公式サイト


3.パズルウッドの森/イギリス

エピソード5、エピソード7
Photo by Kathryn Yengel

Photo by Kathryn Yengel

パズルウッドの森では『フォースの覚醒』でレイやカイロ・レンが激戦を繰り広げるシーンが撮影されました。また、『エピソード5/帝国の逆襲』でヨーダが隠居生活をしているシーンもここで撮影されたと言われています。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインのレイ

『フォースの覚醒』のヒロインのレイ

苔むした岩が点在し、ねじれた木々が生い茂る様子は古代の森に迷い込んだようです。地下にある鍾乳窟が侵食されて複雑に形成されたために起伏の激しい形状になっています。パズルウッドの森へのアクセスは比較的容易で海外からの観光客も訪れやすい人気のスポット。イギリス西部のウェールズとイングランドの境のあたりにあり、列車とバスを乗り継いでいけます。

パズルウッドの森がある敷地内にはコテージがあり宿泊が可能です。他にもカフェや動物たちと触れ合える場所もあるため、子供たちも飽きることなく楽しく過ごせます。宿泊は週末のみで2018年は2月から受付開始とのことなので、事前に公式サイトで確認する必要があります。

■パズルウッド(Pazzlewood)
住所:Perrygrove Road, Coleford, GL16 8QB
営業時間:10:00~17:00
アクセス:Paddington駅から列車でSwindon駅へ。乗り換えてGloucester駅下車。さらにローカルバスに乗り換え。
定休日不定休(公式サイトで要確認)
料金:大人 6.5ポンド、子供(16歳以下)5.3ポンド、(2歳以下)無料。
問い合わせ先:+44 1594-833187
参考情報:パズルウッド公式サイト

4.カゼルタ宮殿/イタリア

エピソード1、エピソード2
Photo by Gianfranco Vitolo

Photo by Gianfranco Vitolo

カゼルタ宮殿は18世紀頃に建設され、現在は世界遺産に登録されています。アミダラ女王の宮殿として『ファントム・メナス』、『エピソード2/クローンの攻撃』で撮影に使用されました。大階段や広間の内装は映画にでてくる宮殿そのままでスター・ウォーズの世界を一番近く感じられる場所です。
美しい庭から見えるカゼルタ宮殿undefinedPhoto by Massimo Frasson

美しい庭から見えるカゼルタ宮殿 Photo by Massimo Frasson

スター・ウォーズのロケ地であることと駅やバス停がそばにありアクセスが良いことも相まって、見どころが多いイタリアの中でも1、2位を争う人気の観光スポットになっています。

■カゼルタ宮殿(Reggia di Caserta)
住所:Viale Douhet, 2/a, 81100 Caserta CE, Italy
営業時間:8:30~19:00
アクセス:Roma Terminiから8319Foggia行きのバスで1時間。Casertaで下車、徒歩15分など
定休日:火曜日
料金:宮殿+庭 12ユーロ、宮殿のみ 9ユーロ
問い合わせ先:+39 0823 277468
参考情報:カゼルタ宮殿 公式サイト

5.バルビアネッロ邸/イタリア 

エピソード2
Photo by davharuk

Photo by davharuk

『クローンの攻撃』のアナキンとパドメの二人だけの結婚式の撮影に使用されました。北イタリアの自然保護区にあり、優雅な佇まいと美しい自然に囲まれその姿に一層目を引かれます。内部の見学も可能ですが事前予約が必要です。
テラスから望む湖undefinedPhoto by Navin75

テラスから望む湖 Photo by Navin75

作中のアナキンとパドメがキスを交わすシーンはこのテラスで撮影されたそうです。実はバルビアネッロ邸では一般人も結婚式を挙げることが可能で、以前ノルウェーのカップルがスター・ウォーズのシーンを真似て実際に結婚式を挙げたことで知名度が大きく上昇しました。

■バルビアネッロ邸(Villa del balbianello)
住所:Via Comoedia, 5, 22016 Lenno Como, イタリア
営業時間:10:00~18:00
アクセス:Lenno船着き場から徒歩もしくは水上タクシー(往復7ユーロ)
コモ市からLennoまでの船は公共機関(サイト)をご参照ください。
問い合わせ先:+39 0344 56110
定休日:月曜・水曜休館(冬期は閉館するため公式サイトにて確認が必要)
入場料:庭園+邸宅 13ユーロ(要予約)庭園のみ7ユーロ。
参考情報:バルビアネッロ公式サイト

6.マトマタ/チュニジア

エピソード1~4
岩に内部をくり抜いて作られた住居undefinedPhoto by Dennis Jarvis

岩に内部をくり抜いて作られた住居 Photo by Dennis Jarvis

スター・ウォーズといえばチュニジアというほど、チュニジアでは重要なシーンの多くが撮影されています。特にマトマタという街では主人公のルークの家があり、ロケ当時の状態がそのまま残っていることから連日ファンや観光客で賑わっています。
岩でできたいくつもの家が連なる集合住宅undefinedPhoto byundefinedPhil_Heck

岩でできたいくつもの家が連なる集合住宅 Photo by Phil_Heck

ちなみにルークの家として撮影に使用されたのはマトマタ南部にあるシティ・ドリスというホテルで実際に宿泊できるんです。しかし設備が乏しく、泊まるには覚悟が必要なようです。

■ホテル・シディ・ドリス(Hotel Sidi Driss)
住所:Matama Ancienne, Matmata 6070, Tunisia
アクセス:南部の都市・ガベスから車で1時間
定休日:年中無休
料金:1泊10$前後(朝食付き) ※観光地として需要が高まり値上げの傾向あり
補足:宿泊中もひっきりなしに観光客が来るため落ち着けない。冷暖房設備がないので夜が寒く昼は暑い。

7.スペイン広場/スペイン

エピソード2
歴史を感じさせる佇まいundefinedPhoto by Emilio

歴史を感じさせる佇まい Photo by Emilio

後にルークの妻になるパドメ、元老院議長パルパティーン、ジャー・ジャー・ビンクスなどの故郷ナブーの首都シード王宮でのやり取りや暗殺者に狙われたパドメの護衛に駆けつけたシーンはこのスペイン広場で撮影されました。
スペイン広場の全景undefinedPhoto byundefinedFederica Chioni

スペイン広場の全景 Photo by Federica Chioni

スペイン広場は1929年に万博博覧会の会場とするために建設されました。今も万博当時の内装や調度品が展示されており、スペインや世界の歴史を感じることができます。ファンの方ならお気づきかもしれませんが、作中ではスペイン広場は円形になっていますが本来の姿は半円形です。これはジョージ・ルーカス監督がデジタル処理で完璧な円形に変化させていたためです。

■スペイン広場(Plaza de España)
住所:Av de Isabel la Católica, 41004 Sevilla, Spain
アクセス:バス30号線、31号線Avda. Portugal (Ciudad de Ronda) バス停から徒歩2分。
メトロL1号線Prado de San Sebastián 駅より徒歩3分。
国鉄(RENFE)C1号線、C4号線San Bernardo 駅より徒歩5分。







■今回、『スター・ウォーズ』のロケ地を紹介してくれたのは……
酒井 彩さん
マルチ拠点フリーランサー、Webライターとして活動中。世界中を拠点として旅をしながら暮らしている。

【出典】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。