メルカリの使い方/メルカリの基本情報・ルール

メルカリの評価の使い方!見方やコメント例

メルカリはお互いに評価をすることで取引が完了し、出品者に売上金が入ります。また、取引相手を判断するときに必ずチェックされるため、評価はとても重要なポイントです。今回の記事では、メルカリの評価の使い方やコメントの例文、評価で「ふつう」「悪い」がつくケース、評価の変更や削除はできる?コメントなしの評価への対象は?など、評価について詳しくみていきたいと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリの取引上の指標である「評価」とは

相手の評価が良ければ、安心して取引ができる

相手の評価が良ければ、安心して取引ができる

直接会って取引をすることがないメルカリでは、相手がどんな人なのかとても気になります。特に購入者の立場になると、商品に問題がないか?ちゃんと送ってくれるのか?など、心配事はつきません。そのため、購入者は出品者の人柄とか取引態度を必ず確認します。何を使うのかというと、「評価」です。

メルカリにおける評価は、「良い」「普通」「悪い」の3つの段階にわかれています。メルカリの場合には、まずは購入者が出品者の評価をします。商品が無事に届き、中身を確認して問題がなければ、「良い」の評価になるでしょう。これを受取評価といい、これには出品者の評価だけではなく、商品が無事に届いたこと、問題がないことを伝えるという意味も含まれていて、取引上とても重要な作業になってきます。

まずは購入者が商品を受け取ったタイミングで、出品者を評価する

まずは購入者が商品を受け取ったタイミングで、出品者を評価する



購入者から出品者への評価がされると、次は出品者が購入者を評価します。同じように「良い」「普通」「悪い」の3つから選びますが、支払いや受取評価が遅いなどトラブルがなければ、「良い」の評価になると思います。両者の評価が終わった時点で取引が完了することになり、出品者に売上金が入ります。

評価は、取引を終わらせるための作業とも言えるのですが、それ以前に、相手の取引態度を他のユーザーに知らせるという役割もあります。何か問題があれば、それを踏まえて評価することで、同じようなトラブルを防ぐこともできるでしょう。そのため、評価は正直に行うのが鉄則になってきます。

出品者や購入者のチェックにはコメントの確認も忘れずに

評価自体は、3つから選ぶという形になっていますが、コメントを書くこともできます。むしろ、3段階の評価よりもコメントの内容の方が重要といえます。理由は、相手や商品のことが具体的にわかるからです。たとえば、私はメルカリでよくみかんを買うのですが、当然ながら出品者の評価を見ています。でも、ただ評価を見るのではなくコメントを読むのです。「甘くて美味しかったです」「小粒ですが、甘味がありました」というプラス評価がある一方で「腐ったみかんが5個入っていました」「3Lのみかんばかりでした」という辛口の評価もあります。それを読んで、自分が買おうとしているみかんは大丈夫かどうかを判断するのです。

これは同じ商品を出品しているユーザーから購入するかどうかを決める判断材料になるわけですが、商品が違っていても同じです。「思った以上にキレイな状態でした」「発送が早くて助かりました」といった評価が多ければ、取引も問題なく行われると思います。

評価のコメントの例文

評価のコメントは、定型文があるととても便利です。「とてもスムーズなお取引でした。ありがとうございます」「気持ちのいいお取引をさせていただきました。ありがとうございます」といったシンプルなコメントで問題ありません。

購入者の場合には、商品について何かコメントがあると、出品者も嬉しく思うはずです。「とてもキレイな状態でした。」「思った通りのお品で、気に入りました」「大切に使わせていただきます」というポジティブなコメントがオススメです。

「普通」「悪い」の評価がつくケース

メルカリのルールや社会のマナーを守っていれば、ほとんどの場合には「良い」の評価がつきます。でも相手によっては「普通」「悪い」の評価がつけられてしまうことも。これは、ユーザーの感覚的な部分も関係してきます。自分では常識的な範囲で取引をしたと思っていても、相手にとってはそう受け止めることができないケースもあるからです。

たとえば、商品のダメージです。出品者が感じるダメージの度合いと、購入者のそれとは大きく違ってくる可能性は否定できません。そうなると、「良い」の評価がもらえないこともあります。

出品者の住所を書かずに発送したときでも、「悪い」の評価をつけられてしまうことがあります。匿名配送意外であれば、発送時に出品者の住所や氏名を書くのはメルカリのルールになっているのですが、これを守らないと購入者が不快に感じてしまうことがあるのです。「自分は個人情報を伝えているのに……」という気持ちです。また、支払いまで時間がかかってしまう購入者、発送までの日数をオーバーしてしまう出品者にも、相手から「悪い」の評価を付けられることもあります。

誠実に対応すれば評価は下がらない

出品者がミスをしたら、必ず「悪い」「普通」の評価がつくかというと、そうではありません。大切なのは、誠実な対応なのです。発送までの日数を超えてしまったり、支払いが遅くなっても、それに対して相手に連絡をしたりすれば、悪い評価はつかないと思います。

なぜ、マイナスの評価がつくのかというと、相手が不安になったり、不快な思いをしたからです。この理由としては、連絡が途絶えるということも挙げられるので、逆に考えれば、こまめに連絡をしていれば、相手は不安にならないということです。発送が遅くなるならば「すみません。発送が少し遅くなります」とメッセージを送れば、購入者は不安にならないでしょう。顔が見えない取引だからこそ、相手を不安にさせないことが評価を下げないポイントといえそうです。

評価は変更できる?報復評価の可能性は?

メルカリは、購入者が受取評価をした後、出品者が購入者を評価した段階で取引が完了します。そしてこの時点で、お互いの評価を確認することができます。これがヤフオク!との違いです。ヤフオク!は相手から自分への評価を確認した後で、相手を評価するので、報復評価もできてしまいます。つまり、相手が自分にマイナス評価をつけたから、自分も同じことをするということです。こういった報復評価は相手とのトラブルのもとになるので、メルカリではこのシステムを使っていません。

また、一度評価をしてしまうと、基本的には評価の変更はできないことになっています。ただ、どうしても変更をしてもらいたいときには、相手に確認をとり、合意を得た場合は事務局が返納をしてくれます。このときには、相手にマイナス評価の理由を尋ねるわけですが、けんか腰では合意を得られないでしょう。そのため、相手に不快な思いをさせないような言葉遣いが必要です。

もし相手の合意が得られたら、メルカリ事務局に問い合わせをします。ただし、プラスの評価からマイナス評価への変更、返品や交換などの条件をつけた評価の変更はできません。また、評価コメントの削除や編集もできないようになっています。
基本的に評価の変更はできないので慎重に。

基本的に評価の変更はできないので慎重に。

評価の変更については、基本的には両者の合意が必要になるのですが、メルカリの公式Q&Aサービスメルカリボックスを見ると、そうでないケースもあるようです。評価を付けた方からの問い合わせであれば、合意がなくても評価が変更になることもあります。これは、あくまで評価をした側が相手の評価をプラスに変えるわけで、これに対して評価をされた方が拒否することはないからだと思います。

逆に、マイナス評価をされた方からの依頼であれば、評価をした方の確認が必要になるので、この場合は合意をした後での問い合わせという流れになるのだと思います。

評価に関するトラブル

相手にマイナス評価をした場合、その人が納得しないと、取引画面から何度も連絡がくるというトラブルが起きることがあります。匿名配送でない場合には自分の個人情報も知られているので、不安に感じるユーザーがいるのは事実でしょう。あまりにひどい場合には、メルカリ事務局に連絡をしてみるのも手です。もちろん、今後取引をしないためにも、相手をブロックするのも忘れずに。

「良い」の評価でもコメントなしの理由

相手からの評価が「良い」の場合でも、特にコメントがないこともあります。その理由として考えられるのは3つです。1つはコメントを書き込むのを忘れてしまったということ。あるいは、後から入力ができると勘違いをしている可能性も否定できません。このケースは、特に悪気があるわけではありません。2つ目は、操作ミスです。本当はコメントを書こうと思っていたのに、スマホの操作を誤った結果、コメントなしでの評価になってしまうこともあるかもしれません。ただこれについては、評価の前に確認画面が出てくるので、余程のことがない限りミスは起きないかなと思います。3つ目は、コメントは必要ないと思っている場合です。「良い」の評価をつけるのだから、コメントがなくても相手に伝わし、問題にならないだろうと考えている可能性もあります。もともと、コメントは必須ではないので、面倒さを感じるユーザーがいるのは事実です。評価された方も、良いの評価であれば特に問題にせずに、そのままにしておいた方が無難かもしれません。

マイナス評価なのにコメントがないときの対処法

一方、「普通」や「悪い」の評価を受けたけれど、コメントに何も書かれていない場合はどうすればいいのでしょうか。特にマイナスの評価を付けるということは、取引上何らかの問題があったことなので、その理由は知りたいところです。コメントに何もないときには、メッセージで相手に質問をしてみることも可能です。「私としては誠実に対応したと思うのですが、何か問題がありましたでしょうか?」という内容で相手に聞いてみましょう。ここでの注意点は、決して感情的にならずに、冷静に対応することです。こちらがけんか腰になっていたら、相手もかまえてしまいます。そうすると、なぜマイナス評価になったのか、本当の理由がわからないままになることもあるので、大人の対応が求められます。

マイナス評価があるユーザー。取引は大丈夫?

取引しようとしている相手にマイナス評価があったとしても、それほど不安になることはないと思います。先ほども書いたように、マイナス評価は相手との感覚のずれによってつけられてしまうこともあるので、クレーマーのようなユーザーであれば評価も辛口になってきます。大切なのは、なぜマイナス評価がついてしまったのかという点です。コメントに理由が書いてあるので、それを見て状況を把握してみましょう。中には、マイナス評価をつけられた方には全く問題がないこともあるので、ただマイナス評価の数を見るのではなくて、裏側をしっかり確認してから取引をするかどうかを決めるといいと思います。

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