ホテル

愛犬家のためのリゾートホテル「レジーナ旧軽井沢」

いまやペット大国でもある日本、どんな瞬間も愛犬と共に過ごしたいという飼い主の方は増えてきています。そんな飼い主の要望を満たす愛犬同伴型高級リゾートホテルとして、2017年11月11日、長野県旧軽井沢に「レジーナリゾート旧軽井沢」が開業しました。今回はその施設内容や食事、愛犬が利用できる設備や客室などの様子をご紹介します。

村上 実

執筆者:村上 実

ホテルガイド

愛犬同伴型高級ホテル「レジーナリゾート旧軽井沢」が開業!

インバンドゲストの急伸で空前のホテルブームになるなかで、愛犬同伴型ホテルがちょっと違った視点から話題を集めています。いまやペット大国でもある日本で、愛犬はやはり王道。愛犬同伴型高級リゾートホテルで、既に5軒の「レジーナリゾート」を展開している東京建物リゾート(株)から、2017年11月11日、長野県旧軽井沢に6番目の施設として開業したのが「レジーナリゾート旧軽井沢」です。

レジーナリゾート旧軽井沢

愛犬同伴型の高級リゾートホテルとしてオープンした「レジーナリゾート旧軽井沢」

今までのレジーナリゾート事業展開で培ってきた愛犬同伴ホテルのノウハウを集大成した進化系の愛犬同伴型リゾートホテルとして注目の同ホテルについて、よりゲストと愛犬の理想的な空間創りにチャレンジしている新施設の現状をフォーカスしてご紹介します。


打ちっぱなしコンクリートの独特な外観が特徴的

北陸新幹線「軽井沢駅」から国道18号線を旧軽井沢方面に車を走らせること10分、国道から1本別荘地帯に入った道に沿っていったところに「レジーナリゾート旧軽井沢」があります。コンクリート打ちっぱなしの瀟洒な外観で、敷地面積は約1000坪。駐車場は広く、30台までは収容可能とか。同ホテルの客室数は26室、愛犬同伴型ホテルの場合、100%ゲストは車での移動なので、駐車場の確保は絶対条件ですね。

打ちっぱなしのコンクリートでできた外観がおしゃれ

打ちっぱなしのコンクリートを使った外観がおしゃれ


建物に近づいてみると、外壁は単なるコンクリートの打ちっぱなしではなく、杉の文様が浮かびあがっている。「なるほど、なので独特の質感が感じられるのか」ということに。この技法は杉の木材を生コンクリートの段階で表面に張り付けるということで、単なる打ちっぱなしと比べると、その独特の風合いは見事に建物の内外で存在感を示してくれます。

進化する愛犬同伴型高級リゾートホテルとは

ゲストも座れるような配慮が嬉しいフロント

ゲストも座れるような配慮が嬉しいフロント

エントランスを抜けると、愛犬コーナー(足洗い場)、お土産コーナーと続き、シンプルながらセンスを窺わせるチェックインカウンターに導かれます。愛犬同伴型ホテルの場合、滞在時の詳細説明などが不可欠なので、どうしてもチェックインに時間を要します。なので、ゲスト側にも椅子が用意され、フロントスタッフ、ゲスト共に座った状態で落ち着いた雰囲気でのチェックインというシーンメイクが実現します。

バーでは愛犬と共にオリジナルカクテルを楽しむこともできる

バーでは愛犬と共にオリジナルカクテルを楽しむこともできる

チェックインを終えると、そのままロビーラウンジを兼ねたカフェスペースに。大きなガラス窓越にはチップ材を敷き詰めたドッグランがあります。ここで愛犬は、他の愛犬とのコミュニケーションをとるそうです。

ゲストは、カフェで供されるコーヒーやワインなどを楽しみながら、「レジーナリゾート旧軽井沢」での素敵な滞在をイメージします。なお、このドッグランの出入り口にはシャワースペースと足洗い場も設けられています。

ドッグランでは犬同士・飼い主同士で交流を深めたい

ドッグランでは犬同士・飼い主同士でそれぞれ交流を深めたい 写真:ソーシャルペットサービス「kippo

客室数26室のうち、1階は13室がプライベートドッグラン付、収容数は最大86名。2階にレストラン(懐石料理)、カフェ・バー、ショップ、ウッドチップドッグラン。


愛犬のためのサービスやセミナーも充実

特に、今回力を入れているのが愛犬のための様々なギミックの導入。「1日3分、プレイズタッチは家族が愛犬のためにできる究極の健康維持方法」という考え方を具現化したタッチケア「プレイズタッチ」、ディナー前の夕方17時からカフェ・バーを舞台に専任のトレーニーによって、全ゲストと愛犬が集い、イベント化しています。

ここでの愛犬同士の触れ合いはとても大切で、その後、ディナーの席でも愛犬同士が吠え合うというようなことがないよう、スキンシップを重ねるという独特の世界です。同社ではレジーナドッグクラブ会員特典として「プレイズタッチ公式セミナー」「シニアドッグホームケア通信講座」などの受講料割引などのサービスも行っています。

さて、リゾートホテル滞在の楽しみの一つ、ディナーは坂本尚彦調理長の手による懐石料理が供されます。このディナー時でも愛犬は同席可能で、食事も専用のメニューが用意されています。

ある日の朝食メニュー。ディナーは坂本尚彦調理長の手による懐石料理が楽しめる

ある日の朝食メニュー。ディナーは坂本尚彦調理長の手による懐石料理が楽しめる

アフターディナーは、また1階のカフェ・バーに戻って、全ゲストが集い、団欒を楽しみます。この頃になると愛犬同士も、大型犬、小型犬も犬種に関係なく仲良しになっている様子。

客室内の施設はほとんどが愛犬同伴が可能

客室内の施設はほとんどが愛犬同伴が可能

そしてゲストルームに。基本的には客室内の設備はすべて愛犬同伴を原則としているので、どの場所でもフリースペースに(ベッドと浴室は原則禁止)。就寝時は専用のゲージも設備されているので安心。1階の各部屋には専用のチップドッグランも完備しています。

ホテルの進化論ともリンクする愛犬同伴型高級リゾートホテルの存在感を最も身近に感じた今回のホテル体験は、これからの新たなホテルの世界のイメージを広げて頂いた気がします。


■レジーナリゾート旧軽井沢
所在地:〒389-5586長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1323番510
電話:0267-31-5586
公式ホームページ

2018年3月31日まで開業キャンペーン料金(2017年11月11日~2018年3月31日まで実施。税別)が下記の通り。

・モデレートルーム(40平方メートル)10室/22500円~(夕・朝食込み/以下同じ)
・スーペリアルーム(48平方メートル)8室/26100円~
・デラックスルーム(55平方メートル)6室/30600円~
・スイートルーム(85平方メートル)2室/48600円~


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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