お金が貯まる人には共通する特徴がある
日頃、講演や相談に来られるお客様や、仕事でお付き合いしている人たちと話していると、お金が貯まる人には共通の特徴があります。みなさんは、それに当てはまるでしょうか?
お金が貯まる度チェックテスト
簡単な「お金が貯まる度チェックテスト」をご用意しましたので、ぜひチェックしてみてください。□ ATMの時間外手数料は払っていない
□ 部屋、クローゼット、机の上、財布の中身などが整理整頓されている
□ 自分のお金を何にどれくらい使っているか把握している
□ 給料が入ったらまず貯蓄をしている
□ 生活口座と貯蓄口座を分けている
□ 購入している保険、投資信託などの金融商品の仕組みを説明できる
□ 自分は有言実行タイプだ
いかがでしたでしょうか?
当てはまる項目が多ければ多いほど、「お金が貯まりやすい人」といえます。
お金が貯まる人の共通特徴(1) 費目別の支出を把握している
お金が貯まる人は、自分のお金を何にどれくらい使っているか、「支出」を常に把握しています。何にどれくらいのお金を使っているのかということがわかれば、無駄遣いしているかどうかが見えてきます。無駄をなくせば、その分を貯蓄に回すことができるのです。
「無駄遣い」という言葉を見たり聞いたりすると、比較的大きな買い物をイメージする人が多いですが、小さな無駄遣いを減らすことも大切です。毎日のカフェ代、コンビニでのちょこちょこ買い、コンビニのATM手数料など少額でも積み重なると大きな金額に。
また、支出の分析は無駄をなくすだけではなく、予算管理する際にも役立ちます。理想は1カ月分のレシートやクレジットカード明細などで自分の支出傾向を確認することですが、1週間分のレシートだけでも自分の支出傾向が見えてくるものです。費目別に毎月予算を設定し、その予算内で消化することを習慣化すると着実に無駄遣いはなくなるでしょう。
お金が貯まる人の共通特徴(2) 貯蓄口座を設け、先取り貯蓄
お金が貯まる人は、生活口座と貯蓄口座を分け、その貯蓄口座には給料が入ったら真っ先に貯蓄しています。正確には、真っ先に貯蓄できる仕組みを活用しています。貯蓄口座を生活口座と分けることは、誤って貯蓄額を使うなんてことはなくなりますし、いくら貯まっているのか「見える化」することができます。貯蓄額が見えることは、貯蓄のモチベーションを保つことにもつながります。
給料が入ったら真っ先に貯蓄することを「先取り貯蓄」と言いますが、お金が貯まらない人の多くは、余ったお金を貯蓄に回す「成り行き貯蓄」スタイルです。貯蓄を増やすためには、先取り貯蓄が鉄則であり、その先取り貯蓄も自動的に行う仕組みを活用すれば、確実にお金が貯まります。
自動的に先取り貯蓄する仕組みは、「財形貯蓄」「社内預金」「積立定期預金」「投信積立」「iDeCo」などがあります。2018年から始まった「つみたてNISA」の活用もよいでしょう。
お金が貯まる人の共通特徴(3) 金融商品の仕組みを理解し実践
お金が貯まる人は、貯蓄制度の利用や金融商品を購入するときに、自分自身で仕組みを理解し、メリット、デメリット、注意点を把握してから利用・購入しています。しっかりとお金が貯まる人は、金融機関や友人に勧められた金融商品を鵜呑みにせず、自分の中で理解・判断してから購入しています。
お金が貯まる人に共通する特徴の中で、何よりも重要なところが、「実行」「実践」していることです。思っているだけでは何も状況は変わりませんし、知っているだけでも何も変わりません。
何事も行動することではじめて、道が開けてきます。もし今回、「自分は有言実行タイプだ」にチェックが付かなかった人は、有言実行することから始めてみましょう。それだけでも人生が変わってくると思います。