ミリオンセラー図鑑の読者の声から生まれた『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』
小学館の子ども図鑑プレNEOは、『きせつの図鑑』『ふしぎの図鑑』など1巻1テーマで楽しく学べる、小学校受験を目指すご家庭にも大人気の図鑑シリーズ、累計150万部のミリオンセラーです。『心やさしく賢い子に育つみじかいおはなし366』
そのプレNEOを「読み聞かせに使っています」「読み聞かせの本にしてほしい」という数多くの読者のお便りから誕生したのが、『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』。366日分のおはなしが日付順に並んでいる、1日1話形式のいわば「読み聞かせのできる図鑑」です。
図鑑編集10年の実感で考え抜いた、ジャンルとビジュアル
『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』が目指したのは、何が出てくるかわからない「宝箱」。その根底にあるのは、「子どもの興味の芽はどこでどう育つかわからない」という子どもへの理解と、「きょうだいなど年齢の違う子が長年読むことを考えた」という深い配慮でした。おはなしは、プレNEOシリーズ10冊から内容を厳選し、読み聞かせ用にしたものです。たとえば、『せいかつの図鑑』からは「せっけんのはじまり」、『にっぽんの図鑑』からは「縁起のよい食べ物」などが収録されています。
ジャンルは幅広く、なんと20ほどもあります。物語・昔話はもちろん、歌や詩、神話、伝記、生活の知恵や常識、自然科学に関することなど、どれも、子どもの「なぜ?」に答えられるおはなしばかりです。また、英語学習が幼児からスタートして興味が広がっている「せかい」のおはなしも入っています。
子どもも大人も、自分で選ぶ本はどうしてもジャンルが偏ってしまいがちですが、これほどジャンルが豊富であれば、飽きっぽい子も、興味や好みの違うきょうだいも、その日の気分にぴったりしたものを選ぶことができますね。
また、関わったアーティストは70名以上。イラストレーター・クラフト作家・版画家などが手がけた多種多様なビジュアルは、子どもの心をとらえます。
たとえば絵本を選ぶとき、意外と見落としがちなのが、子どものイラストの好みです。同じ物語でも、絵が変われば印象も変わるもの。絵本に関心を示さなかった子が、好きな傾向の絵の絵本を見せたらよく聞くようになることもあります。
これだけ多くのイラストが収められているこの本であれば、きっと好きなイラストを見つけられますね。
2歳から小学生まで、長く読める工夫
『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』は、個人差はありますが、2歳くらいから読んであげることができます。小学生なら朝の読書や音読の宿題にもおすすめです。一部の例外を除き、漢字は、小学校6年生までに学習するものが使われ、全てにふりがなが付いています。子どもが「自分で読みたい」「もっと知りたい」と思ったその気持ちを逃しません。
そして、その気持ちを持続させてくれるのが、「おはなし大好きカレンダー」です。
「おはなし大好きなないろシール」を貼ることで、達成感が味わえます。これは、読み聞かせを続けるのにもピッタリ。妹に毎晩読んであげているというお兄ちゃんもいるそうですよ。
読者のお子さんは、ひと月を同じ色味で揃えたり、家族など身近な人の誕生日を見つけてそのページを読んでみたり、自由にカレンダーを楽しんでいるとのこと。
カレンダーにシールを貼ったところ。 毎日きちんと貼らないと気が済まなくて、「お母さん、3日分くらいたまってる!」と涙目になってしまった年長さんもいるそうです
さらに、おじいちゃん・おばあちゃんには、お孫さんが泊まりに来たときの共通の話題・コミュニケ―ションツールとしてもおすすめです。
贈りたくなる秘密は、銀色のカバーと大人へのエール
クリスマスや入学・進級のプレゼントにも人気の『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』。カバーは、ひときわ目立つ銀色をしています。これは、子どもには「印象の想い出」が大切だと考えているから。「銀ピカの分厚い本」というインプットが、いつか「本を読んだ」「本が好き」という擦り込みに役立つと信じて、印象に残りやすいシルバーにしたのだそう。
日本で唯一の方法で銀印刷できる印刷会社に頼み、「挿絵が生きてキラキラ感が素敵に見えるよう、何度も校正を繰り返した自慢のカバー」なのです
また、巻頭の「お話の世界にようこそ!」は、子どもではなく、大人にあてられたメッセージです。「子どもを落ち着かせる魔法。それは、子どもをそばで見まもるおとなのやさしい声です」― 決して押しつけがましくなく、早期教育の重要性を訴えるのでもなく、本を通じて子どもと過ごすひと時の喜びをそっと教えてくれます。
また、その後に続く「読み聞かせのヒント」は、ぶつかりやすい疑問を押さえた、具体的で、とても分かりやすい説明です。
プレNEOとセットで使おう!
『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』の読者は、プレNEOシリーズを既に愛読している方も多いことでしょう。この本を読んで、図鑑に興味が湧いたという方もいらっしゃいますよね。「小学館の子ども図鑑プレNEO」
そこで、編集部に、プレNEOシリーズと一緒に使うコツを教えてもらいました。
「この本を、興味のタネとして活用してみてください。たとえば、12月21日の冬至の話に興味を持ったら『きせつの図鑑』、1月22日のカレーのはじまりの話を読んで食べものの由来に関心を寄せたら『せいかつの図鑑』、というように図鑑導入のきっかけづくりに役立ててほしいです。子どもの興味がどこにあるのかを知る、試験紙的な役割も果たせます」
初めの1冊に、どんな図鑑、どんな絵本を読んだらいいのかと悩む方は少なくありません。そんなときに、数多くのおはなしが収められた『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』で、好きなジャンルやお話を見つけてみてはいかがでしょうか?
子どもと大人、両方にうれしい『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』
数ある1日1話形式の読み聞かせ本の中でも、図鑑読者の声から生まれたというユニークな背景を持つ『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』。この本には、知識だけではなく、実際に子育てを経験し、多くの読者とのやりとりをしてきた編集スタッフから読者への思いがたっぷりつまっています。子どもを楽しませ知的好奇心を刺激しながらも、大人の読み聞かせの悩みにも応えてくれる、タイトルの「やさしさ」と「賢さ」に納得の1冊です。
■こちらから試し読みできます
■期間限定! 高山みなみさん読み聞かせ音声をこちらから視聴できます
2018年2月末まで、読者特典として読み聞かせ音声が、1ヶ月1話全12話、用意されています。声は、声優・高山みなみさん(「名探偵コナン」江戸川コナン役・「魔女の宅急便」キキ役など)。「子どもに寝てほしい」「音声があるとうれしい」というママの声に応えて作成されました。そのうち、1話が視聴できます。
『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』編集者おすすめの本
※以下、コメントも編集者によります。■「ちっちゃなプレNEO」シリーズ誕生(2018年2月~)
2・3・4歳の新シリーズが生まれます。『おでかけのえずかん』『せいかつのえずかん』『ぎょうじのえずかん』が最初にラインナップ。発達心理学の先生と作った、「えほん」「ずかん」「育児の手引き」が1つになった類を見ないシリーズですので、ご期待ください。
■たんけん絵本シリーズ『種子島 ロケット打ち上げ』
『東京駅』『羽田空港』に続く新刊です。最大80cmにもなるページいっぱいに描かれたロケット打ち上げの瞬間ページは圧巻。打ち上げまでの経緯や宇宙科学の一端が知れる1冊。大人が読んでも楽しいです(パパが好きかも)。
■プレNEO図鑑シリーズ
全10冊で累計150万部! 現代っ子に足りないとされる「体験する」「考える」を根幹にしたシリーズです。生活の中で楽しく遊びながら学ぶ……。ユニークな切り口で、多くのメディアで取り上げられています。
(ガイド記事→ 「幼児向け図鑑の選び方!人気3シリーズを徹底比較」)