宇宙・天体

12月・1月は連続でスーパームーン! 見頃はいつ?

2017年12月4日と2018年1月2日は満月です。どちらの満月も各年最大で、俗にいう「スーパームーン」です。スーパームーンの解説と、空を見上げるタイミング(見頃)をご紹介します。

執筆者:景山 えりか

2017年最後と2018年最初の満月はスーパームーンで2ヵ月連続!

12月4日(月)の満月は、2017年のうちで最も大きく見える満月です。次にめぐってくる1月2日(火)の満月は、2018年最大の満月。どちらの月も、俗にいう「スーパームーン」です。

スーパームーンとは、一般的に「月が地球に最接近したとき(の前後)に生じる満月」をさします。なぜ「一般的」という表現になるかというと、スーパームーンは天文学の用語ではなく、学術的な定義が存在しないからです。ある満月がスーパームーンと呼ばれるときの、月と地球の距離の値は定められていません。そのため、さまざまな解釈をすることができます。
 

スーパームーン

今年最後と、来年最初の満月がスーパームーン。未来が明るく照らされているようで縁起がいい感じがします


ガイド(筆者)が執筆した記事「人気上昇中!『スーパームーン』の魅力とは」では、月が地球に近づくのと、満月のタイミングが一致するのは「満月14回ごと」と紹介しました。「満月14回ごと」とは、あるスーパームーンの次にめぐってくる満月を1回目と数えたら、14回目の満月が次のスーパームーンになるということです。

前回のスーパームーンを例に、次のスーパームーンがいつになるか数えてみましょう。

2016年11月14日(前回のスーパームーン)
1回目:2016年12月14日(普通の満月)
2回目:2017年1月12日(普通の満月)
3回目:2017年2月11日(普通の満月)


14回目:2018年1月2日(次のスーパームーン)

このように「満月14回ごと」の考え方を採用すると、2017年はスーパームーンがない年になります。事実、インターネット上では、2017年にはスーパームーンがないといっているメディアや個人ブログが存在します。

それでは、冒頭に登場した2つの満月について、月と地球の距離に注目してみましょう。

2017年最大の満月のときの月と地球の距離は約35万8000km、2018年最大の満月のときは約35万7000kmです。その差、およそ1000km。宇宙の広さを考えれば、1000kmの差は小さいものです。また、どちらの月も、その年のうちでもっとも地球に近づいたタイミングで生じる満月であることには違いありません。

そこで、ガイドとしては、一人でも多くの人に空を見上げる機会をつくりたいので、2ヵ月連続でスーパームーンになると提案させていただきます! なお、過去にはNASAが、3ヵ月連続でスーパームーンになると伝えたことがあるので、今回のケースも2ヵ月連続でスーパームーンだといえるでしょう。


2017年、2018年のスーパームーンの見頃は?

月相図(月の満ち欠けのマーク)が載っているカレンダーや手帳を見ると、満月のマークは2017年12月4日と2018年1月2日についています。しかし、月はつねに動いているので、1日の中でも位置を少しずつ変えています。そのため、満月になる瞬間と地球に最接近する瞬間を時刻で示すことができます。

【2017年12月4日】
満月になる時刻:0時47分
月没の時刻:6時41分(東京)
月の出の時刻:17時19分(東京)
地球に最接近する時刻:17時46分

【2018年1月2日】
月没の時刻:6時30分(東京)
地球に最接近する時刻:6時49分
満月になる時刻:11時24分
月の出の時刻:17時00分(東京)

満月は、夕方(日没の頃)に東の空から昇ってきて、深夜に南の空を通り、翌日の明け方(日の出の頃)に西へ沈みます。

日の出や日没の時間が地域によって少しずつ違うように、月が昇ってくる時間(月の出の時刻)と月が沈む時間(月没の時刻)も観察場所によって違いがあります。一方、満月になる時刻と地球に最接近する時刻は宇宙規模で考えるので、日本のどこにいても同じです。

スーパームーンとは満月のことなので、空を見上げるときには満月になる時刻を意識するといいでしょう。

スーパームーン2017、2018

こんなふうに迫力のある満月が見られるかも?


それでは、当日の月の動きを考えながら、スーパームーンの見頃がいつになるかみてみます。

2017年12月は、日付が4日に変わって間もなく満月を迎えるので、空を見上げるなら午前0時過ぎがベストといえそうです。すでに月は空高く昇っているので、迷うことなく見つけられるはずですよ。また、17時19分頃に月が昇りはじめた直後の17時46分に地球最接近となるので、その時間に東の低空を見ると、地球に一番近づいた状態の月を見ることができます。

2018年1月2日は、月が地球に最接近したあとに、満月を迎えます。その時刻は日中ですから、空を見上げても月はもちろん見えません。そこで満月になる前の時間帯に注目しましょう。

当日の月没は6時30分頃。ですから明け方に西の低空を見るのがオススメです。そうすれば刻々と満ちていく途中の月をとらえることができます。さらに、地球に最接近する時刻にも近いので、月の大きさを実感できるかもしれません。寒い時期で朝がツライですが、日の出間近の清々しい空気の中でうっすらと輝く月はとても美しいので、ぜひ見てほしいと思います。

月は、都心のように外灯やネオンサインの影響で明るくなった夜空でも見ることができ、誰でもすぐに見つけられる天体です。スーパームーンをきっかけに、多くの人が空を見上げてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。まだ出会っていない誰かや遠く離れた誰かと、同じ時間帯に、同じものを見る。そんな体験ができるのも、月ならではのような気がします。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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