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2017年冬ボーナス平均支給額ランキング(2ページ目)

2017年冬ボーナス平均支給ランキングをみてみましょう。一言に平均といっても、大企業、中小企業、業種別に事情は変わっています。気になる賞与事情はどうなっているでしょうか?2018年夏のボーナス平均支給額へのリンクも冒頭に追記しました。【2018年5月29日追記】

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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中小企業も含めた2017年冬ボーナス、全平均75万2189円。前年比0.04%増

中小企業も含めた東京都内1,000の民間労働組合を対象にし、すでに妥結している286組合のボーナス平均妥結状況。業種別に妥結平均額順に並べたもの。ただし、件数1件などの少ない社数での比較には注意が必要 (出典:東京都産業労働局雇用就業部労働環境課「2017年年末一時金妥結状況(加重平均)平成29年11月9日現在・第1報」より筆者編集) ※クリックで拡大

中小企業も含めた東京都内1,000の民間労働組合を対象にし、すでに妥結している286組合のボーナス平均妥結状況。業種別に妥結平均額順に並べたもの。ただし、件数1件などの少ない社数での比較には注意が必要 (出典:東京都産業労働局雇用就業部労働環境課「2017年年末一時金妥結状況(加重平均)平成29年11月9日現在・第1報」より筆者編集) ※クリックで拡大


表は、中小企業も含めた東京都内の民間労働組合の冬ボーナス妥結状況です。業種別に平均金額(左から3列目)の多い順に並べています。

全体の平均は75万2189円で前年比0.04%増となりました。大企業の調査は下げていました。中小企業を含めると、少し良い状況のようです。中小企業が上げに転じてきたようです。

建設は今年も増、生活関連サービスは13%アップ

業種別にみると、妥結金額のトップは教育、学習支援でなんと124万6583円。例年、この教育、学習支援がトップとなっています。ここは7組合の平均なのですが、企業規模にも関わらず高額支給になっています。

前年との比較をみてみると、生活関連サービス・娯楽が13.11%増と大幅アップになっています。また、建設業は7.07%増。建設業は前年同調査でも15.2% 増でした。驚異的に伸びているのがわかります。特に、東京都の調査ですから、東京オリンピック関連で人員不足などが影響しているのかもしれません。

金額でみると、トップの教育・学習支援は124万円でしたが、一番低かったのは生活関連サービス・娯楽で38万6330円。2社の平均ということで、注意深く見る必要がありますが、それでも3倍以上の差があることは事実。今回は13.11%増と大幅アップでした。次回は更にアップされてくると、全体の底上げになることでしょう。

2017年冬のボーナス状況でした。ここ数年上がっていたのに、ここで下げに転じてしまいました。2017年、多くの企業は好業績をあげています。次のボーナスはこれらを受けて、上げに転じてほしいものです。

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