メルカリの使い方/メルカリの購入方法・買い方の流れ

メルカリで買った商品が「発送されない」ときの対処法!キャンセル方法や出品者へのペナルティなど

メルカリで商品を購入したのに、発送してもらえない! そんなときはどうすればいいのでしょうか。返金の可否や相手へのペナルティの有無、取引をキャンセルしたくない場合の対処法とあわせて解説します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

悩む女性の画像

メルカリで買った商品……楽しみにしているのに、なかなか発送されない!

メルカリで商品を購入したのになかなか発送されない……。そんなときはどうすればいいのでしょうか。最終手段は取引のキャンセルですが、キャンセルしたくない商品もありますよね。キャンセルした場合の返金や相手への評価、ペナルティの有無も気になるところ。

この記事では、メルカリで購入した商品がなかなか発送されない場合の対処法を解説します。
<目次>
  

メルカリで商品が発送されない!……まずは発送までの日数を確認

メルカリで欲しい商品が見つかって購入、その後で支払い手続きが済めば、あとは出品者の発送という流れになります。ユーザーの多くは、購入後に「はじめまして。購入しましたので、よろしくお願いいたします」といったコメントをして出品者とのコミュニケーションをはかります。メッセージのテンプレートや絵文字もあるので、これらを活用している人もいるでしょう。

ただし、コメントなどは必ずしなければならないわけではありません。出品者も、購入者からのコメントがなければ、特にメッセージを送らなくても大丈夫です。

ただし、出品者が「らくらくメルカリ便」の「宅急便コンパクト」や「宅急便」を使う場合には、配達時間帯の指定ができます。そのため出品者から希望があるかコメントで問い合わせがあるかもしれません。もし希望があれば、返事をしましょう。そして、出品者から連絡がなくても、配達日時の指定があれば、それを伝えておきます(「ゆうゆうメルカリ便」では配達日時の指定はできません)。

支払いが終わった後で出品者が発送手続きをしますが、なかなか発送してもらえないこともあります。ちょっと遅いなと思ったら、出品画面で発送までの日数を確認してみましょう。メルカリの場合、「1~2日で発送」「2~3日で発送」「4~7日で発送」の3つから選択でき、もし4~7日で設定されていたら最長で7日間発送までの猶予があることになります。

筆者も出品のときには4~7日で発送を選ぶことがありますが、これは余裕を持って取引をしたい気持ちがあるからです。たとえば、コンビニや郵便局が近くにあればいいのですが、そうでない場合には、わざわざ発送のために行くことになります。基本的には何かのついでに行くということになると思うので、日数に余裕を持たせるようにするのです。
 

出品者のコメントを再度チェック

購入者は一刻も早く商品を手に取りたいと思っているので、出品者のコメントを勘違いをしていたり、忘れてしまうこともあります。筆者身がそういう経験をしていて、以前バッグを購入したとき出品者から「1週間以内に発送します」とコメントがあり、解釈の仕方を間違えていたことがあります。

「1週間以内」という言葉がポイントだと思うのですが、購入者としては3日くらいかなと思っている反面、出品者からすれば7日後に発送すればいいという感じだったようです。そのため、筆者は「発送が遅いな」と感じてしまい、コメントを確認して納得したというわけです。もし発送が遅いと思ったら、もう一度コメントや商品説明を確認すると、注意点などが書いてあるかもしれません。
 

出品者のプロフィールもチェックしよう

出品者は自分の取引スタイルをプロフィールに書いていることが多々あります。そこには発送までの日数や、「週末のみ発送」など発送のタイミングが書かれていることも。プロフィールもしっかり確認しておきたいですね。
 

発送が遅いのはなぜ? 考えられる理由4つ

次は、発送が遅くなる理由を考えてみましょう。

■急な用事が入った
たとえば、数日間の出張が急に入って家を空けてしまう場合には、発送ができないこともあります。また、お葬式や入院など、予期せぬことが起きたときには、発送手続きができないと思います。以前筆者は、出品者がインフルエンザで寝込んでいて、発送が遅くなったこともありました。

でも、こういったことは後から理由がわかるので、発送されないままだと購入者は不安になります。そのため、自分が出品者の立場になったときには、コメントを通して事情を説明するようにしましょう。

■忘れている
メルカリをヘビーに使っているユーザーは、取引商品が多くなって、見落としが生じる可能性もあります。そのまま放置されてしまうので発送はされないままですが、購入者からのメッセージがあれば気づくはずです。

■商品にトラブルが発生した
購入された後で壊れてしまったとか、大きなダメージができてしまった場合、それを発送するわけにはいきません。理由を説明して購入者の了承を得れば、気持ちよくキャンセル扱いができるのですが、それをせずに無視してしまうユーザーもいます。最終的には購入者がキャンセル手続きをするので金銭的な問題は起きません。でも、やはり正直に説明するのがマナーだと思います。

■個人情報を得るための出品だった(わざと発送しない)
ほとんどの取引はルールにそった正式なものというのが前提ですが、相手の個人情報を得るために出品をするという話を聞いたことがあります。らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便は匿名配送が使えますが、それ以外であれば、購入者の住所や名前がわかるので、それを入手するのが目的なのです。

もともと商品は用意されていない可能性も高いので、そうなれば発送されることもありません。もし、その後で個人情報が漏れているような感じがしたら、メルカリ事務局に通報という意味合いで相談をするといいと思います。
 

発送したけれど、発送通知をしていない場合もある

出品者が商品を発送すると、「発送通知」をします。でもこれを忘れてしまうこともあるのです。そうすると購入者に発送の連絡が届かないので、不安になってしまいます。

でも商品はちゃんと発送されているので、数日後に商品は届きますが、出品者が発送通知をしないと受取評価ができません。そのため購入者から「発送通知をお願いします」と連絡をして、取引完了まで進むことになります。
 

発送されないとき、購入後にキャンセルする方法

発送までの日数を過ぎても発送されないときには、キャンセルをすることができます。発送までの日数を過ぎた翌日の0時に、取引画面の下の方にキャンセル申請フォームが表示されます。
 
「キャンセル」に関するメルカリの説明

購入者がキャンセルできるのは「発送までの日数」を過ぎた翌日の0時

 

発送しない出品者への評価はどうなる?

出品者が発送しないためのキャンセルなので、「悪い」の評価がつくのでは? と思うかもしれませんが、この場合は評価はつきません。メルカリの場合には、取引をしたことが前提になるので、それがないと判断されれば、評価はしないというスタンスだからです。
 

発送しない出品者にペナルティはある?

出品者が発送しないため取引がキャンセルになると、出品者に対して警告が送られます。1回目は警告ですみますが、何度も繰り返すと一定期間の利用制限というペナルティが課されます。

悪質な場合は無期限の利用制限となり、メルカリを利用できなくなります。何回キャンセルをするとペナルティを受けるのかは明確に記載されていませんから、出品者は油断することなく取引をしていったほうがいいでしょう。
 

購入者への返金のタイミングは?

キャンセルの依頼をして、メルカリ側が確認をしてくれれば、すぐに返金されます。売上金で支払えば売上金に戻り、ポイント支払いならポイントで戻ります。もともと購入代金はメルカリが一旦預かるという形になっているので、返金手続きは難しくありません。
 

どうしても欲しい商品…それでもキャンセルすべき?

ずっと探していて、ようやく見つけた物なのにキャンセルなんて……と思っても、出品者が発送をしてくれないとどうしようもありません。キャンセルの手続きをしないと、物は届いていないのにお金を払うことになるので、ここはしっかりとキャンセルをしておきましょう。

その上で、他に出品されていないか探してみるのも手でしょう。そのときに、検索キーワードを変えたりするのも有効かもしれません。たとえば「パナソニック」で検索していたのを「Panasonic」に変えるだけで、違う商品が表示されることもあります。またキーワード検索ではなくカテゴリ検索やブランドから検索をしても、探している商品が表示されるかもしれません。

また、場合によってはラクマやYahoo!フリマなど他のフリマアプリや、Yahoo!オークションで探すのもいいと思います。余程レアモノでない限り、メルカリと他のサービスを合わせれば、探している商品が見つかる可能性は高いのではないでしょうか。


【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます