電子マネー

日本でも海外でも1枚で「ピッ」が可能なSMBCデビット

三井住友カードが三井住友銀行と共同で発行する「SMBCデビット」が2017年夏に進化しました。日本国内の「iD」加盟店に加え、日本を含む世界71の国と地域における「Visa payWave」加盟店において、1枚で便利に利用可能です。

池谷 貴

執筆者:池谷 貴

電子マネーガイド

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国内ではコンビニやスーパーなどで利用可能

デビットカードの「SMBCデビット」は、審査不要で15歳から入会できます。同カードは200以上の国と地域のVisa加盟店やインターネットでの決済で利用できるほか、海外のATMで現地通貨による引き出しが可能で、外貨両替の手間を省くことができます。つまり、国内でも海外でも便利に1枚で利用できるという売りがあるのです。

その利用は、コンビニエンスストアが圧倒的に多く、スーパーマーケット、ECサイト、家電量販店などが次いでいるとのこと。コンビニエンスストアやスーパーマーケットは「iD」との親和性が高く、かざすだけで便利なサービスは役立つことでしょう。
「SMBCデビット」の券面デザインは、同行のキャラクター「ミドすけ」をあしらったもののほか、女性には和柄の「なでしこ」が人気とのこと(三井住友銀行/三井住友カード)

「SMBCデビット」の券面デザインは、同行のキャラクター「ミドすけ」をあしらったもののほか、女性には和柄の「なでしこ」が人気とのこと(三井住友銀行/三井住友カード)



日本でも増える「Visa payWave」加盟店

それに加え、SMBCデビットにはVisaの機能を活用し、海外でも便利に利用できる特徴があります。通常の決済に加え、海外の「Visa payWave」加盟店でタッチして利用することも可能です。台湾、香港、シンガポール、オーストラリアなどで普及が先行しており、Apple Payの普及などに伴い米国でも年々加盟店が増えています。そういった地域において、タッチするだけで支払いが可能です。

「Visa payWave」の特徴として、クレジット・デビット・プリペイドのそれぞれに対応可能ということ。つまり、SMBCデビットの場合は通常のデビットカードの取り引き同様に処理されます。電子マネーのように、事前にチャージする動作は必要なく、口座に残高があれば利用できます。

それに加え、日本でもマクドナルド、関西国際空港、函館朝市ひろばなどで利用が可能となっており、大手コンビニエンスストアでも導入が噂されています。2020年に向け、国内でも導入が加速していくことは間違いないでしょう。

なお、三井住友銀行では、「SMBCデビット」と同時に、自社開発のスマートフォンアプリ「SMBCネットワークアプリ」をリリース。このアプリを使うと、銀行の入出金明細と同時に、「SMBCデビット」の利用明細が加盟店名まで表示される機能を搭載しています。非接触決済による小額取引から、デビットによる高額な取引まで把握可能となり、1枚のカードで世界中で利用でき、家計簿管理も便利に行うことが可能となっています。
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